阿弥陀山 837m  2008年12月28日


大森神社と阿弥陀山
Sさんの写真とほぼ同じアングルで撮りました。
違うのは、山肌に醜く傷をつけている林道。ぷんぷん(`ヘ´)

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:15駐車場所…11:00林道工事…11:40阿弥陀山東峰展望台12:30…12:45 891mピーク…12:50鉄塔13:00…13:05 891mピーク…13:15休憩13:35…14:20林道…14:30駐車場所

コースタイム(歩行時間) 2時間55分
同行者
その他 湯の山温泉館(入浴) 300円+ロッカー代50円/1人 


登山靴のイラスト 今年最後の山は雪の山にしようかと思っていたが、12月初旬の寒波の後はあまり寒くならず、雪があまり降っていない。それならいっそ雪のない明るい山を歩きたいと思って、ついこの前大峰山から眺めた阿弥陀山に行くことにした。数年前に麓にある大森神社の側を通ったとき、スカっと突き抜けて明るいそのたたずまいがとても魅力的に思えた。(実は台風で社叢がなぎ倒されてしまい裸になっているそうなのですが・・・。)ちょうどツマ実家に行く予定なので、下山後は大峰山の西の裾をぐるっと回って移動するのにも都合がいい。

『続ふるさとの山歩き』をはじめ、どの記録を見ても「わかりにくい」とある登山口。2.5万図があれば楽勝だと思っていたが、本当にわかりにくかった。しばらくウロウロして、ようやくこの標識を見つける。ここに駐車できます。

ここが登山口。黄色い矢印が歩いて来た方向。ガイドブックで紹介してあるのはオレンジの矢印。しかしこの道は枯れ草が邪魔をして、車では入れなかった。

沢筋を登り、左に沢を渡って給水タンクを過ぎると、突然急な登りとなり広い尾根に乗る。尾根の上も急な登り。

ひと登りで尾根からはずれ、右に谷を見るトラバース道となる。

右側の谷がだいぶ深くなったところで、左に進路を変え、ふたたび尾根に乗る。ここも急な登り。

植林帯が終わり、自然林に入る。写真で見る以上の傾斜。落ち葉の上に少しだけ雪が積もり、とても滑りやすい。立木につかまりながらようやく向こうの明るい場所に出てみると・・・、

無惨なまでの林道工事。この先の登山道はこの法面の上にあり、完璧に寸断されている。ふと思い出してみれば、登山口には「工事中につき通り抜けできません」と看板が立っていた。しかし気にも留めずに登ってきてしまった。いまさら引き返すのも癪なので、写真左手から法面の上に登り、急斜面をトラバースして(←おすすめしません;;)、なんとか登山道に戻る。

自然林の尾根道を、一切のつづら折れを排除して直登する登山道。もともと急な尾根が落ち葉と雪のミックスで覆われ、最高に滑りやすい。何かつかむものがないと体を持ち上げることができない。ものすごく時間をかけて少しずつ登っていくと、金属の固定ロープがあり、助かった。

上部から下を見下ろしたところ。尾根の下部が見えなくなっているのは、そこから下がとんでもない急傾斜だからです(笑)。

ようやく傾斜が緩むと、気持ちのいい日だまりの道となり、すぐに東峰の三角点(写真右手)と、山頂展望台が見えてくる。

展望台の上から見る大峰山〜西大峰山。こちら側から見ると秀峰ぶりがより際だって見える。

東郷山。

キレットがあることでわかる窓ガ山。

宮島です〜。(丸いのが弥山。)

NTTの中継塔がある891mピーク。ランチの後であそこへ行きます。

891mピークへの道。上の写真でわかる通り、登山道の周囲だけ自然林なので明るくて気持ちがいい。

鞍部から登り返していくと、標識のある分岐に出る。

ここにも登山口にあったのと同じ看板があった。あんな林道を造って、一体何をしようとしているのだろう。

中継塔ピークは展望もなく、つまらない。いったんは西峰へ行きかけたが、そこにも展望はないと言うし、地図を見るとけっこう距離があるので、小ピークを過ぎた鉄塔のところで中継塔ピークへ引き返す。そこから北東への分岐をとって下山することにした。しばらく緩い尾根を下りていくと、ジグザグのトラバース道となる。

鉄塔が見えた地点で休憩。こういう場所で飲むコーヒーは本当においしい(^-^)

休憩地点からはしばらく水平に歩く。

ふたたび下りとなった。日だまりが気持ちのいいこの場所の先で、植林帯に入る。

荒れ気味な植林帯の下り。この下山路には標識は一切ない。

下りはじめて二番めの鉄塔は直進。さらに植林帯を進み、やがて前方にコブが見えてくると、登山道は尾根の右側をトラバースするようになり、三番目の鉄塔(写真)に出る。一瞬の展望を楽しんで左折。

わずかにトラバースした後、ものすごい傾斜の植林帯の中を下る。途中で沢筋を渡り、ふたたび急下降。

下りてきた斜面を見上げるとこんな様子。登山道はいちおう小さなジグザグを刻んでいたが、半端な傾斜ではなかった。

大森黒谷線に下りる。車道を右へ行くと・・・、

すぐに車で登ってきた道(オレンジの矢印)に出あう。

続いて分岐を右に、急坂を登る。

愛車が見えてきた。今日は、雪と落ち葉に苦しめられる急坂と林道の法面登りでしごかれ、下りも転げ落ちそうな急傾斜。歩行時間の割には山というものをしっかり味わえた。こんな山は無事下りてきて車の姿が見えるとほっとする。

湯の山温泉館で汗を流して実家に行くと、暖かい年の瀬に猫もくつろぎまくっていた。(白黒のモモはこれでもちょっと緊張しています。クリの方は・・・、う〜ん救いがたいヤツ・笑。)


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