蝶ガ岳〜涸沢
2009年4月28日〜5月1日


マウスポインタをのせると画像が変わります。
(1) 本谷橋から見上げる蝶ガ岳
(2) 蝶ガ岳から見る涸沢カール


山のイラスト 「行こうかな」と、漠然と思い描いていたルートが雑誌で紹介されていたりすると、考えていることが正しいと後押しされたような気がして、一気に計画が具体化することがある。今回の蝶ガ岳はまさにそんなケースだった。昨年の末頃から、次のゴールデンウィークは蝶ガ岳に行きたいな・・・、と思っていたところ、この春発売された『岳人』春山増刊号に、春の蝶ガ岳が載っていたのだ。

紹介されていたルートは、上高地から徳沢を経て長塀尾根を登り横尾へ下山するという、私が考えていた通りのものだった。これで俄然勇気づけられた計画部(=ツマ)。ついでに横尾から涸沢まで登って、話に聞く「ゴールデンウィークの涸沢カール」というものを見てみようという計画が出来上がった。

今年のゴールデンウィークは夫の会社も私の会社も11連休。いつ出発してもいいけれど、できるだけ人の少ない前半に動きたい。そこで最初は27日月曜日出発の予定で切符を買っていた。ところが、25〜26日の週末、日本列島を挟むように低気圧が発達し、山は雪になってしまった。出発前日の26日に小屋に電話をして様子を聞いてみると、以下のような返事が戻ってきた。

 − 蝶ガ岳ヒュッテ: 「いま吹雪いています。トレースはどこも現時点では確実に消えています。」
 − 涸沢小屋: 「昨晩から30〜40cmの積雪がありました。まだ降っています。
            登山道はステップを切っていましたが、天候が回復次第、スタッフが出て
            切り直すことになりそうです。」

この情報を得てネットで気象情報を確認すると、翌27日から天候は回復基調だが、山では午前中までは雪が残りそうだ。この時点で1日予定を延ばし、28日に出発することに決定して指定席を変更。

27日の朝、上高地のライブカメラを見ると、開山祭の日だというのに積雪があり、空はまだどんより。更に、涸沢は雪崩が多く入山制限が出ていることがわかった。ただ私たちが涸沢に入るのは30日になるので、その頃までには雪も落ち着いているだろう。

Nextボタン

リンクバー

inserted by FC2 system