臥龍山 1223m (16)  2016年2月19日
南面ルート  スノーシュー
(ナカノ谷左岸尾根〜山頂〜南西峰〜ナカノ谷右岸尾根)


床尾山付近から遠望する臥龍山南面
(望遠なので暗い画面でスミマセン;;)

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:15駐車場所…10:40ナカノ谷左岸尾根取り付き…11:03最初のコブ…12:00 1110m台ピーク…12:35臥龍山山頂13:20…13:30展望岩13:50…14:30 977mピーク…14:45 910m台ピーク…15:35林道…16:00駐車場所

コースタイム(歩行時間) 4時間40分
同行者
その他 入浴@温井スプリングス(宿泊)


登山靴のイラスト この冬は寒暖差の大きい妙な天候が続く上、週末になると悪天で雪山モードにならず、沿岸部の山ばかり歩いてきたけれど、雪の山に一度も行かないのも寂しいような気がする。そこで4年前に歩いた臥龍山の南面ルートをもう一度歩いてみようと思った。(4年前の記録に、当時のGPS軌跡を追加しています。)

小坂集落の除雪終点に車を停め、林道を歩き出す。誰も歩いていなくて気持ち良し。

サトリキ峠を越えて緩く下っていくと、左側に林道が分岐する。直進しロクロ谷を渡る。

続いてナカノ谷が見えてくる。写真に写っている尾根が林道に接しているところから山に取り付きます。

尾根の取り付きは緩いものの、すぐにかなりの急登となる。(写真は振り返ったところ。)

20分ほどで最初のコブ(尾根が合流している地点)にたどり着く。ようやく山頂部(南西ピーク)が見えました。ここから北東に向きを変える。

次の910m台ピークから見る山頂部。右側は山頂ではなく、その手前の1100m台ピークのようです。

910m台ピークでふたたび向きを変え、比較的傾斜の緩い尾根筋をたどっていく。高度が上がるとブナ林となる。

1110m台ピークの南側。ものすごくひろびろとして気持ちのいいブナ林。ここは天気のいいときに来てゆっくりしたいですね。

1100m台ピークには岩がある。前回は雪の下だったので、目印にはなりません。

1100m台ピークから緩く下り、登り返していくと、スギが目立ってくる。

スギ林を抜け、最後の登りを頑張っていると、右側に掛頭山が見え、上空がどんどん開けてくる。

山頂大岩。この岩の左後方から登ってきました。
今年は雪がとても少ないです。

山頂から見る掛頭山。

こちらは大佐山(左側の枝に隠れているところ)と大潰山。大潰山の右後方に白く見えるのは雲月山。

山頂から南西ピークに向かいます。少し前によほど大勢の人が登ったのだろう、山頂部にはやたらしっかりしたトレースがあり、利用させてもらった。

南西ピークの展望岩に到着。枝が突き出ていることからも、今冬の雪の少なさがわかる。ここでコーヒータイム。

展望岩からのパノラマ。
深入山、十方山、恐羅漢山などが一望できる。

下山開始。上部はだだっ広い斜面。積雪が少なく視線が低いせいか、前回ほど展望が良くないように感じる。右側(西側)の方が展望が良さそうに見えたので・・・、

ちょっと西へ移動。
十方山(左)と恐羅漢山。

恐羅漢山と聖湖。

深入山を眺める。

大箒山も見えます。

この後、谷をトラバースしつつ予定の尾根に戻る。

すると左側に、登路にとった尾根筋が見える。

977mピークを目指して下っていきます。途中には背の高いブナや・・・、

椅子になりそうなおもしろい形のブナが立っている。

だだっ広い977mピーク。コンパス必須。

標高900mを過ぎ、左側に比較的大きな尾根が分岐する地点まで下りてきた。地形図から読みとった現在位置から判断すると、ここは直進(右側の暗く見える方)でなければならないはず。それなのにコンパスは「こっちじゃ」と、左側の尾根を差している。

以前にも自分の感覚とコンパスが一致しないときがあり、その場合たいていコンパスを信じた方が正解だった。それで今回もコンパスの言うことを信じて左側の尾根を下っていった。

しかし、尾根の先端は見事にナカノ谷へと落ち込んでいた。引き返すのが面倒なので、「なんでだよ〜(- -;;」とコンパスに文句を言いつつ、右側の支沢筋を渡って隣の尾根に登り返す。これで正しい尾根に戻れたかと思いきや、この尾根もまたナカノ谷へと落ち込んでいた。

うんざりしてきたので、このままナカノ谷へ下りて谷ぞいに林道まで出ようかといったんは下りかけた(左写真)。しかし見下ろすと、本沢の右岸に支尾根がいくつも張りだしていて、谷底まで下りてしまうと無駄なアップダウンを強いられることになるのがわかる。

そこで下り掛けた場所からトラバースして、さらに小さな支尾根を越え、ようやく正しい尾根(左写真)に登り返した。

まったくどうしてコンパスが違う尾根を差していたのか、どう考えてもわからない。前回はずっと正しい尾根をたどって下山できたのだからなおさらだ。こういうとき、画面つきのGPSならすぐ間違いに気づいて修正できるのだろう。しかし地形でなく画面を見て歩くのはおもしろくないし、なりよりも尾根の合流や枝分かれといったポイントを見る目が養えないまま、漫然と山に登ることになると思う。

それはさておき、正しい尾根に戻ってからは、尾根の先端の最後のコブから東に向きを変え、急傾斜を下る。

そして問題なく林道に下りてきた。

朝のトレースに合流。

駐車場所に戻る途中、サトリキ峠の手前にて。

今日は下山時に想定外の苦戦を強いられ、すっかり汗をかいてしまった。しかし多くの人が歩いてトレースばっちりの北面ではなく、誰も登っていない南面を歩くのはやはり楽しかった。今夜はプチ逃避行で温井スプリングスに泊まります♪



@ 南西ピークの展望岩上でコーヒータイム。
A 展望を求めてやや西へ移動。
B 谷をトラバースしつつ、予定の尾根に戻る。

下の方の青い点線が予定していたルート。

4年前の軌跡とこの軌跡を並べたページ



<おまけ>
昨年末からの たたら熱は冷めやらず、温井スプリングスに
泊まった帰り道、加計の「川・森・文化・交流センター」にある
民俗資料館に寄り、「加計 隅屋鉄山絵巻」を見ました。
こちらをご覧ください。


リンクバー

inserted by FC2 system