水田を隔てて眺める臥龍山
データ | |
行程 |
10:40駐車場…11:10菅原林道…11:30休憩11:40…12:15山頂13:15…13:55菅原林道…14:20駐車場 |
コースタイム(歩行時間) | 2時間30分(13,200歩) (臥龍山のみ) |
同行者 | 夫 |
その他 | いこいの村ひろしま(入浴) 500円/1人 |
土曜日に仲間と大万木山に行く予定だったのに雨になってしまった。翌日曜日、ブナの新緑に癒されたくて臥龍山に行くことにする。 | ||
いこいの村ひろしまの手前にある深命水。臥龍山に行くなら雪霊水でも、と思ったがアクセスの良さでこちらをいただくことに。 | ||
今日のコースはお手軽に聖湖からの往復。登山口は道路の側。 | ||
道路から少し入っただけで、そこはもう別世界。 | ||
菅原林道に出るところの目印はこのブナの木。 | ||
林道からふたたび山道に入る。どこを見ても本当に癒される。 |
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傾斜が緩むと山頂まであと少し。空は晴れているが風があり寒かった。 | ||
珍しく誰もいない山頂。ここぞとばかりに岩の上に乗ってしまうおのぼりさんな私たち。 ←ただの銅像風 吉田松陰風→ |
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下りは同じ道。下界では終わってしまったツツジがまだたくさん蕾をつけていた。 | ||
同じ道でも視点が逆転するので新鮮。この緑に囲まれていると、心から「来てよかった〜」という気になる。 | ||
下山後、かりお茶屋でアイスクリームを食べているうち、尾崎沼に行ってみることに話がまとまった。 | ||
尾崎沼の駐車場から5分ほど歩くと、沼の南の堰堤に至る。そこから反時計回りに沼を一周。 湖畔の道や、 |
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湿原のボードウォークや、 | ||
木漏れ日が気持ちいい林間の道や・・・、どれもちょっと日本ばなれしている。北米の雰囲気を思い出しながら歩いていると。。。 | ||
沼の西側の道をだいぶ下がって堰堤まであともう少しのところで、突然左手後方の笹藪でガサガサッと大きな音がした。ぎょっとして振り向くと、ちょうど真っ黒い動物が「ぽんっ」と飛び出してきたところだった。そしてその黒い塊は、目にもとまらない速さで私たちが歩いて来た沼の奥の方へと逃げて行った。 「クマ・・・、だよね?今の」 「まあ色と動きから考えてイノシシじゃあないなぁ」 「コワかったー。鈴を車に忘れたからわざとしゃべり続けながら歩いてたけど・・・」 「鈴があったら熊にもだいぶ前から人が来るのがわかるから、ちょうど鉢合わせになっとったかもしれんぞ」 「うん。通り過ぎてからでよかったねぇ」 |
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何ごともなかったかのように ひたすら静かな尾崎沼 奥に見えるピークは鷹ノ巣山 |
クマ目撃にどきどきした心臓を、いこいの村ひろしまのセラミック温泉で鎮めて帰途についた。芸北はいつ行っても本当の豊かさが感じられ、プリンスエドワード島や北米のアーミッシュの村々を訪ねたときと同じように、こちらの心まで満たされる気がする。地に足がついた生活をしている人たちがいるのと、濃くて、それなのに繊細な自然があるからだろう。 |