極楽寺山 693m (4)  2008年6月28日


宮島から対岸に見る極楽寺山
海から立ち上がる700m近い高さは登り応えがある。
今日は雨だったので、せめて晴れた日の写真を・・・。

地図とコンパスのイラストデータ
行程

6:55廿日市駅…7:15平良登山口…7:22お菊古道と合流…7:35山陽道陸橋…7:40展望所7:45…8:20地蔵堂…8:35原コースと合流…8:43大日如来像…8:50山門9:00…9:05本堂付近9:25…9:35極楽寺山山頂(展望広場)10:00…10:15蛇の池一周11:00…11:15桜の園…11:35アルカディアビレッジ

コースタイム(歩行時間) 2時間55分 (16,910歩)
同行者
その他 JR向洋駅〜廿日市駅 320円/片道/1人
入浴@アルカディアビレッジ 500円/1人(割引価格)


登山靴のイラスト 先週は雨で山を1回休みにした。そして今週土曜日も午後は雨との予報。梅雨時はこれが当たり前とは言え、体を動かさないとストレスが発酵してしまう。雨でも楽しめる山をいろいろ考えた末、ちょうど数日前にニュース番組でやっていた蛇の池のスイレンを見に行くことにした。

廿日市駅から北に歩き、二号線バイパスの側道へと左折すると、「これより極楽寺道」との石柱がある。この先でバイパスをくぐり、民家の間を更に北へと向かう。

平良登山口から山道に入り、しばらく薄暗い道を歩く。

お菊古道と合流する地点で尾根に乗る。

山陽自動車道を渡る橋。雨は午後からという予報はもちろん当たるはずもなく、まだ7時半だというのに、すでに雨が落ち始めた。

橋を渡って急坂を登ったところの展望台でザックカバーをつけながら、宮島を眺める。左から右にかけて、長大な宮島の島影。本当に大きな島ですね。

本降りとなった雨の中、上へ上へと登っていく。樹木がおおいかぶさる登山道で、意外に濡れずに歩けた。

しばらく急な道を登り、岩が現れてくると・・・、

休憩ポイントのお堂がある。

お堂の先は展望地だが、今日はこの通り。

ふたたび登りにかかり、原コースが合流すると、原生林のトラバース道、雨を含んだ空気がひんやりとして、気持ちがいい。

大日如来像に挨拶をして・・・、

山門に至る。

山門はいつの間にか改修がされていた。トールペイントで描かれた四季の花で彩られる天井。

「H子、ライバル出現、じゃないか?」
「ほんと、H子さんと同じくらい上手だよね〜」

というわけで、H子さん、帰国したら一緒に見に来ましょう〜。

本堂にロウソクとお線香を上げ、さらに阿弥陀堂の巨大な阿弥陀如来仏(撮影禁止)にもお詣りした。雨の中でも百回登山の人たちが次々に登って来て、境内は人が途切れることがない。

本堂を後に、山頂へ向かう。

山頂(最高地点)のあずまやでコーヒータイム。まだ9時半。雨音を聞き、濃い緑に降る雨を視界いっぱいに感じながら、ゆっくりと飲むコーヒーがとてもおいしい。早起きして出かけてきて良かった。

あずまやの側に生えていたキノコ(ハエつき)。はちみつを塗ったパンケーキに見えないこともありませんが、晩ごはんのおかずにはならないでしょう。朝ごはんでもイヤかも(笑)。

山頂を後に蛇の池に向かう。雨の中を歩いていると、ふだん見過ごすような小さな自然も目に入ってくる。

シロモジの実。極楽寺山はシロモジがとても多い。


花開く前のコアジサイ。
いままさに、この紫色が花に至ろうとしているかに見える。
まるで魔法のようです。

蛇の池畔にたどり着くとほぼ同時に、雨が小やみになった。アジサイやアヤメが彩るその先の池面に・・・、

わーい。咲いていますね〜。

曇った日の方が花は美しい。 スイレンはお昼前には閉じてしまう。曇った日の方が長く咲いているそうです。


池畔を一周した後、桜の園へ向かう。

桜の園を過ぎ、アルカディアビレッジに下り始める。最初は三角点のある小ピークをトラバースする道。

鉄塔のある展望地点から、雲をまとう窓ガ山。

そして急な下り。

まだまだ続く急な下り。ふたたび雨が降り始めた。


風呂桶のイラスト 本降りになった雨の中、アルカディアビレッジに入る。入口で登山靴をぬいでいると、まるで信州かどこかにいるような感覚におそわれた。ザックを持ったままおフロに行くという行為が、大きな山の後と同じだったからだ。夫も同じように感じていた。

まだお昼前で浴室には人が少ない。露天風呂から雨に霞む山里を眺め、午後はどう過ごそうかと考えるのは悪くなかった。

下山はアルカディアビレッジの送迎バスに乗る。2年半前にH子さんとの「第1回ツマだけ登山」でこのバスを使ったとき、「これはヤバイ!たぶん次も使ってしまう・・・」と思った。それまでは野呂山で下山にバスを使う人を見てあきれていたというのに、勝手なものです。。。


おまけ

下山後、廿日市駅前の「一休」でランチ代わりに食べたチャーシューメン。少し前に日経新聞に小泉「発酵」博士が書いていたチャーシューメンが頭に残っていて、つい注文してしまった(このコラム、けっこう影響されます)。おいしかったので、リピートするかもしれません。


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