比婆山連峰全縦走 2日間

第1日: 牛曳山〜伊良谷山〜毛無山〜烏帽子山〜大膳原〜南の原〜池の原
2011年9月22日


池の段からのパノラマ

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:15六の原駐車場…10:28牛曳山登山口…11:45牛曳山11:50…12:05伊良谷山…12:40毛無山…13:10出雲峠14:05…14:45烏帽子山…15:10横田別れ15:30…15:48樹林帯の分岐…16:12南尾根分岐…16:25休暇村吾妻山ロッジ

コースタイム(歩行時間) 4時間50分
同行者
その他 宿泊@休暇村吾妻山ロッジ


登山靴のイラスト 県民の森広島(比婆山)に何度か通ううちに、きっと誰もが一度はトライしたくなる(はずの)比婆山連峰全縦走。同じ山域の吾妻山を合わせるとピークの数は9個、総歩行時間10時間の行程となり、1日で歩くのは、不可能ではないにしてもかなり厳しい。

それなら2日で歩こうと以前から温めていたのが、六の原か吾妻山で一泊し、すべてのピークを踏む周回プランだった。山仲間のぽちぽこ夫妻は、すでに2005年9月、テント泊で牛曳、伊良谷、竜王をのぞく6個のピークを歩いている。我が家も宝の持ち腐れ状態となっている山岳用テントを活用して、ぽちぽこ家のようにテン泊で、と、最初は思った。しかし腰痛持ちで幕営装備を背負って歩く気がないオットと、面倒くさがりでごはんの支度が嫌いなツマ、テン泊案は一瞬で消え、当たり前のように、県民の森ロッジか休暇村吾妻山を山小屋代わりに利用する案に落ち着いた。

県民の森には山を始めた頃に一度泊まったことがある。それで今回は吾妻山に泊まることに決定。9月までなら夫婦とも輪番休業(木金休み)で休暇村の予約がとりやすいので、9月中に計画を実行することにした。ぽちぽこ夫妻にも声をかけ、テン泊組と小屋泊組合同での全縦を楽しみにしていたが、残念なことにぽちぽこ家は都合悪くなり、いつものように夫と2人での山行となった。

初日はやや雨模様。県民の森公園センター前の駐車場から六の原川に沿って10分あまり車道を下ると、左手に牛曳山への登山口がある。そこを入ると、すぐに白樺林をジグザグに縫う道となる。

ジグザグ道はすぐに終わり。牛曳谷に入っていく。支沢を何度か渡ると、谷底に下る。しばらく流れに沿った道。

本流の渡渉は3度ほど。この写真は2度め。

3度めの渡渉で右岸から左岸に移り、つづら折れで斜面を登ると、平坦なトラバース道となる。すぐに二股が見えてきて、まずは向かって右側の谷を渡る(写真)。

二股の左側の谷を流れ落ちるのが牛曳の滝。この谷の直前で右に曲がり高度を上げ・・・、

さっき渡った右側の谷の滝を右下に見て・・・、

折り返して左側の谷(牛曳の滝の上流)に戻る。

そして滝の上流を渡る。この後、大きなつづら折れでこの谷から離れたり戻ったりを繰り返す。

高度が上がり、ガスの中に入った。

一瞬尾根道となり(写真)、また尾根を外れて、何度かつづら折れを繰り返す。

最後に尾根に乗ると、すぐにピーク#1/9の牛曳山。
この先、今日の一部と明日の最後をのぞいて、ほとんど尾根上の道。

三井野原方面への道を偵察してみると、こんな様子。夏はちょっと勇気がいりますね。そもそも三井野原に下っても、戻ってくる手段がなければ・・・。

牛曳山を後に、行く手に伊良谷山を見て進む。

伊良谷山との鞍部。

登り返して振り返ると、牛曳山が見える。

ピーク#2/9の伊良谷山。牛曳山と同じで、寛げるようなスペースはなし。

伊良谷山を出発。向こうに見える毛無山は、山頂部がガスの中。

毛無山との鞍部。

登り返して振り返ると、見えるピークが2つに増えた。

ピーク#3/9の毛無山。ここでランチにする予定だったが、風が吹いて寒い。出雲峠(いずもだお)まで下ることにした。

毛無山からはこんな眺め。烏帽子山は今日通る。御陵は明日。吾妻山に今日のうちに登るか明日にするかは、なりゆきで・・・。

毛無山からの下りには急な箇所がある。

今回はききょうが丘(分岐右側の道の先)をパス。出雲峠へと急ぐ。

草原の出雲峠に着いた。上に見えるのが烏帽子山の一部。

それにしても、六の原からここまでは、まっすぐ来れば30〜40分ほどなのに、今朝六の原を出発してからすでに3時間。ちょっと笑ってしまいます。

出雲峠の避難小屋カフェにて、夫、おさんどん中。

燃え残りの割り箸その他は私たちのゴミではありません。
ちゃんと燃やすか、持って帰りましょうよー。

最近定番化してきたお肉のランチ。
これを食べに山に来ているかも(笑)。

デザートは秋らしく、いもくりかぼちゃの黒糖パウンドケーキ♪
パティシエールグレイシャー製です。

ランチを終え、烏帽子山を目指して植林帯に入る。

積雪期の直登ルートへの目印となるブナの木を右手に見て、トラバースに入る。

すぐに沢を渡る。

しばらくトラバース道。

やがて右に曲がって尾根に乗り、直登ルートの尾根と合流。

合流した地点の少し上で。積雪期は写真の左側の尾根上を歩きます。

ピーク#4/9の烏帽子山。山頂まであと少しというところで、雨が降ってきて、展望はなし。通過。

大膳原に向けて烏帽子山を下り始めると、分岐がある。明日もここを通ります。

横田別れにて。雨がやんだのでコーヒータイム。
そして大膳原に出てみると・・・、

吾妻山は見事にガスの中だった。これを見て吾妻山は明日にすることに決定。

大膳原から少し登り返し、分岐を直進。南の原経由で池の原を目指す。

ここのブナ林はどの季節もいい感じ。この付近からまた雨が本格的に降り始めた。

南の原からの眺め。雨、降ってます。

吾妻山の南尾根分岐を右にやり過ごし、樹林帯のトラバース道に入る。

車道に出てキャンプ場を抜ける。大きな岩が落ちていた。

すっかり濡れて休暇村に到着。部屋からの眺めはこんな感じ。早速おフロ。明日は晴れるでしょう。

ランプのイラスト 小ぢんまりとした休暇村吾妻山ロッジは、設備は古そうだが、掃除が行き届いていて、お風呂も気持ちがいい。外は風雨。やっぱり小屋泊にして良かった。(って、小屋じゃないけど。)



山ガールなイザナミちゃん↑

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