マウスポインタを置くと写真が変わります (1) 奥穂登山道より見る前穂北尾根 (2) 涸沢小屋より見上げる吊尾根 |
5日間で歩いた山々 北穂高岳 3106m 涸沢岳 3110m 奥穂高岳 3190m 前穂高岳 3090m 西穂独標 2701m |
「そろそろいいかな、穂高・・・」、そう思うようになったのは今年の春ぐらいだっただろうか。北穂高岳にへばりつくようにして建っている北穂高小屋を、蝶〜常念の稜線から眺めて以来2年、岩稜が続く穂高岳をようやく目的地として考えられるようになった。 ガイドブックをじっくり読むと、避けた方が良さそうな箇所は北穂〜涸沢岳の縦走路。行って行けないことはなさそうだが、縦走路で立ち往生したり、焦って落石の原因を作ったりして周りの人に迷惑をかける自分の姿も浮かんでくる。自分の力量とパニックになりやすい性格を冷静に考えた結果、やはりこの箇所を避け、「横尾から北穂、いったん涸沢に下り、続いてザイテングラート」という健脚ルートをとることにした。 計画を立てていると、夫が横から「どうせなら新穂高温泉に行って帰ろう」と言い始めた。「は?上高地下山で新穂高?」と口に出しそうになったが、そのとき私の頭にあるプランが浮かんできた。「そうだ!上高地から尾根越えて新穂高に下りよー。そうすれば西穂までは無理にしても独標ぐらいは行けるし!」 そんなわけでできあがったのは、やたらアップダウンの大きいこわいもの知らずの計画。まあね、重太郎新道を下りて疲れているようならバスでもいいしね・・・、と逃げも確保しつつ・・・。 |
2年前に撮った写真
右のピーク上の赤いのが北穂高小屋 3100m地点