鳳凰三山: 南アルプス初体験
2002年8月28〜29日

富士山を背にする縦走路



          2日間で歩いた山々
               砂払岳
               薬師岳    2780m
               観音岳    2840m
               赤抜沢ノ頭  2750m
               地蔵ガ岳  2764m
               (オベリスク直下まで)


観音岳から薬師岳方面を見る


山のイラスト 初めて四国の山に登ったとき、重厚に連なる山容の大きさとその間に刻まれる谷の深さに圧倒され、ふと「南アルプスって、こんな感じなのかな」と思って以来、それを確かめる機会を待っていた。二度計画した白峰三山がどういうわけだか二度とも別の行き先になってしまい、「もしかして、まだ南には来るなってこと?」と、妙に神妙になる私。ところが、お盆前に実家で話をしていると、母が「私たち、まだ鳳凰三山には行ってないんよ」と言い出した。「えーっ、意外! じゃあ、一緒に行く?」と、話がまとまる。 鳳凰三山は白峰三山の展望台。憧れの北岳が見られるかな〜。


電車のイラスト 移動日 切符のイラスト

広島から静岡まで新幹線。それから身延線の「特急ワイドビューふじかわ」に乗り換えて甲府まで。甲府駅前から出る広河原行きバスの時刻は東京からの電車にはちょうどいいが、西方面からの電車のことはあまり考えられておらず、「ふじかわ」との乗継ぎ時間は3分しかない。そこで事前に山梨交通に電話をし、待っていてもらうことにした。

焦って改札口を出ると、車掌さんがこちらを向いて立っているのが見える。バスは私たちが乗り込むとすぐに出発した。夜叉神峠口まで約1時間半、1,380円。「信玄橋」という立派な橋で富士川を渡り、山に向けて入っていく。芦安村で休憩後はいよいよ山深い林道に入り高度が上がる。山肌にたくさん咲いているフシグロセンノウが鮮やか。2時ごろ夜叉神峠口に到着。

ほんとうは今日のうちに夜叉神峠小屋まで登っておきたかったけれど、小屋が満員だというのでバス停そばの「夜叉神の森」に投宿(7,500円)。きれいな部屋と清潔なふとんが気持ちよい。明日の天気は、(一昨日までは晴れという予報だったのに、)昨日になって突然雨に変わってしまった。空を気にしていると、下り坂どころか夕方になるに連れてクリアに晴れてきた。「降らないんじゃないの?天気予報ウソばっかりだもんね」と、いつもの繰り言が出てくる。同じ はずれでもいい方に はずれるなら許せるけれど・・・。

晩ごはんは牛どん。これってすでに南アルプスの小屋メシってことかな。せめて卵とじになっていると良かったな〜(←ぜいたく)。ともあれ、山盛りごはんでしっかりとカーボンローディングさせてもらった。


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