伊吹山 1377m  2014年8月11日


五合目から見上げる山頂
なだらかに見えますが、実はここからが急登の連続

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:10上野登山口三宮…9:42一合目…10:00二合目…10:25鞠蹴場…10:35三合目10:50…10:58四合目…11:10五合目…11:27六合目下避難小屋…11:30六合目…11:45七合目…12:00八合目12:05…12:30伊吹山山頂13:05…13:20駐車場13:25…13:50分岐…13:52分岐…14:10八合目14:15…14:25七合目…14:40避難小屋…14:50五合目15:00…15:10四合目…15:15三合目…15:50一合目…16:10登山口

コースタイム
(歩行時間)
5時間45分
同行者
その他 バス JR近江長岡駅〜伊吹登山口 240円/1人
入山協力金 300円/1人
タクシー 伊吹登山口〜近江長岡駅 1100円
      (同乗者あり半額)


登山靴のイラスト ハーロンは巨大な台風だった。10〜15kmという、じれったくなるような速度で何日もかけて太平洋を日本へと接近。その間とんでもない量の海水を巻き上げ、それを日本の国土にぶつけながら通過。台風の前と後とで週間予報は180度変わり、今年の夏休暇 9日間のうち、高い山で晴れたのはたった1日だった。

静岡まで行っていた我々も、いまさら語る気もしない曲折の末、南アルプスに入るのを諦めた。

しかし夏に近場の山だけで鬱屈しているのはつまらない。計画部の頭をフル回転させた末、帰る途上にあって日帰りで登れる伊吹山に行くことに決定。それなりに楽しみな気分で、静岡駅を出発。

家を出るときは完全に南アルプスモードだったので、伊吹山の地図は手元になかった。しかし、実は伊吹山は富士山の帰りに登るつもりで、2.5万図「関ヶ原」で最寄り駅とルートを予習していた。そのときは下山後の猛暑に登る気をすっかり失い広島に直帰したが、そのひきだしが思わぬところで役に立つことに・・・。

東海道線近江長岡駅。パンフレットくらい置いているかと期待していたけれど、がらんどうで何もない。この駅前から、伊吹登山口行きのバスに乗る。

駅から約20分、登山口バス停に到着。トイレがあります。

まずは三之宮で、登山の無事を祈って出発。

入山口で登山届けと登山協力金をポストに入れる。

上の写真のゲートをくぐって山道へ。標識には「山頂まで6km」とあり、意外に距離があるのに驚く。最初は大きなつづら折れを繰り返すトラバース道。

「一合目まであと約5分」の標識 20分くらい歩いたところでこの標識。かなりがっくりきます(笑)。

30分歩いてようやく一合目。スキー場のゲレンデに出る。

きつい登りの途中で後を振り返ると・・・、

琵琶湖まで見える大展望。

二合目でゲレンデを離れ、また山道となる。トラバース道から見えるのは海のような琵琶湖と、その向こうの比良山系。

トラバース道が終わると、しばらく登りとなる。

道が緩やかになり、ふたたびスキー場?に出ると三合目(鉄塔の下)が近い。

「トイレ周辺で見られる100種類のうちの主な草花」 三合目トイレ前の看板。こんなに花に囲まれたトイレならいいなぁ。

ここまで登山口から1時間20分。楽勝と思っていたけれど、意外に歯ごたえのある山であることを認識。両親が登った10数年前はこの三合目までリフトで上がれたそうなのですが・・・。

四合目からまた登りとなり、五合目まで来ると、いよいよ眼前に壁のような大斜面が迫る。写真の中央付近に写っているのが六号目下の避難小屋。その上にはべったりと張り付いたガスが・・・(- -;;

しかしつづら折れを繰り返す登山道から琵琶湖を見ると・・・↓












あまりにも大きくて、写真に収まりきらない琵琶湖。
対岸に比良の山々。
湖岸の街は秀吉とおねが暮らした近江長浜辺り。












南東側はこんな感じ。
向こうに御在所が見えてきました。










ガスに浮かぶ木々 見上げると、なにやら絵画的な・・・。

振り返るとこんな感じ。とても急な斜面なのがわかるでしょうか。

七合目付近から、登山道上に岩が現れる。
危険ではないけれど、急です(汗;;

祠のある八合目でしばし休憩。すっかりガスの中で展望はなし。

さらに岩道を登る。

九合目でようやく傾斜が緩み、山頂部へ。ガスの中を淡々と歩いていくと・・・、

突然カラフルな色彩が。山頂の山小屋街です。

ヤマトタケルの像がある伊吹山山頂。

いちばん山頂に近い小屋にて、「伊吹そば」のランチ。薬草?の独特の香りがして、とてもおいしかった。

山頂部の遊歩道散策に出発。こんな菩薩様を拝んだり、花を眺めたりして、中央遊歩道を下り、駐車場に出たところで左折。西遊歩道を登り返して九合目まで戻る。

西遊歩道を登ってくると現れる木道。これを直進すれば山頂に戻る。下山路はここから右へ。するとすぐに九合目。

下っていくうちに下界が少し見えてきた。中央にぽつっと見えるのが避難小屋。

どんどん下って石造りの避難小屋まで下りると、青空も見えてきた。アメリカから大西洋を渡り新婚旅行に行ったコッツウォルズの家を思い出す。












五合目で休憩しながら見上げる斜面。
あちこちに下りてくる人たちが見える。










三合目のロッジ(廃業)近くまで下りてきた。下りでガスを抜けてからは、ずっと展望のいい中を歩く。

家並みがずいぶん近づいてきた。これを下れば一合目。そして右折して登山口への道に入る。

バス停まで下りると、ちょうど下山してきた男性が予約していたタクシーが来たところで、同乗させてもらって近江長岡駅に戻った。

近江長岡駅から見る伊吹山。

以前は三合目まで楽ができた伊吹山も、登山口バス停から登るとなるとその標高差は1100mを超える。これを1日で登り下りするのだから、意外にハードなルートだった。次回は花の最盛期に関ヶ原からバスで行くことにしよう(笑)。



伊吹山 夏と秋の花(8月中旬)


ヒオウギアヤメ

コバギボウシ

メタカラコウ


ツリガネニンジン

キリンソウ

シシウド


イブキジャコウソウ

コオニユリ

ヒメトラノオ


クサフジ

クガイソウ

シモツケ


キオン

キバナカワラマツバ

クサボタン


トモエソウ

ハクサン?フウロ

シモツケソウ


オオハナウド

イブキジャコウソウ

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