岩樋山 1271m 〜 道後山 1268m 〜 多里大山 1224m
2007年6月16日


多里大山から見る岩樋山と道後山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:20道後山山の家…10:40月見が丘…11:00展望あずまや11:05…11:20岩樋山山頂…11:50道後山山頂11:55…11:58分岐…12:10鞍部あずまや12:30…12:50多里大山12:55…13:10鞍部あずまや13:30…13:50分岐…14:00大池…14:25岩樋山山頂14:30…14:45展望あずまや14:50…15:05月見が丘…15:25道後山山の家

コースタイム(歩行時間)  4時間 (20,700歩)
同行者
その他 入浴@かんぽの郷庄原  600円/1人


登山靴のイラスト サバの頭、京太郎山と、藪気味の山が続いたので、あまり考えなくても歩ける山に登りたくなった。梅雨入り後最初の土曜日、朝起きると、これ以上ないほどの晴天が広がっている。遠くまで山が見える最高のお天気。こんな日は眺めのいい山に行かなくては!ということで、道後山に登ることにした。

前回は月見が丘からの定番コースで少々物足りなかったので、今日は道後山山の家から歩き出す。山の家の前を奥へと歩いていくと・・・、


自然に登山道に入っていく。5分ほど斜面を登ると、尾根に当たるので左折。


月見が丘まで広い尾根の上を緩く登る。振り返るとこの通り、クロカンパークから比婆山連邦までの大展望。


右手の谷の向こうに、これから登る岩樋山〜道後山の稜線。

月見が丘の駐車場はそれなりの数の車でにぎわっていた。


広い道を進み、沢を渡ると登り坂になる。ほんのひと登りであずまやのある展望台↓。

眼下に月見が丘の駐車場と、さっき登ってきた尾根筋が見える。(尾根筋は月見が丘の左側。この写真には写っていません。)

展望あずまやからすぐの分岐を左にとり、岩樋山への登り。つづら折れになっているのでとても楽に登れる。何度かつづら折れを繰り返すと、岩樋山の主尾根を左にするトラバース道となる。「今日は大山見えるよねー」とワクワクしながら左に曲がって岩樋山の山頂部に乗ると・・・、

思ったほどクリアではないものの、多里大山(手前左)の向こうに、大きな大山の姿が見えた。

気持ちが晴れやかになる眺めの中を道後山に向かう。

道後山手前の小ピーク。向こうに見える道後山まで緩い稜線歩き。

道後山まであとわずか。タニウツギが満開。

賑わう道後山山頂。

山頂から東側に下りたところの分岐を左にとり、多里大山との鞍部を目指す。

トラバース道(写真)を進み、道後山と多里大山との鞍部を過ぎたところのあずまやでランチ。食べ終わったところで、

「ささ、多里大山に行きましょ!」
「オレここで昼寝!」
「えぇ〜・・・、じゃあ下りる頃コーヒー沸かしといてね!」
「ハイ承知いたしました」

ということで、1人で多里大山に向かうことになった。


あずまやから少し戻ったところの笹薮に赤いテープがまき付けてある。その側に、朽ち果てた指道標が倒れていて、かろうじて「多里大山」と読み取ることができる。

笹の背丈は私(身長163cm)の胸ぐらい。突入するにはちょっと(いやかなり)ためらう。ただ、さっき岩樋山から多里大山を眺めたとき、山頂直下は裸地が見えていた。ということは「藪はおそらく途中までのはず」と予想して、笹の中に分け入った。もちろんコンパスを山頂にあわせてから。


濃い笹の中に入ってみると、意外なことに登山道自体はしっかりと踏み固まっている。以前は大勢の人が登ったのだろう。くるぶしから胸までは笹に覆われてしまうが、足元にスペースがあるので、めくらめっぽうに笹こぎをするときのように笹の根にひっかかることがなく、思ったより簡単に前に進める・・・。と思っていたが、その固められた道を探すのに何度か右往左往した。

多里大山の手前の小ピークは右側を巻くようになっていた。そこからその小ピークの北に回り込み、多里大山との鞍部に下りるまでは、それまで以上に笹が深く、しかも日陰。今週は藪はやめておくはずだったのに・・・(笑)。

鞍部を過ぎるとすぐに、予想通りすっきりとした道(←笹がないという意味。ちゃんとした登山道というわけではありません)になった。


潅木の茂みで登山道がわかりにくいところもあったが、わずかな登りで多里大山の山頂部に至る。あとは眺めのいい平坦な道。あずまやの鞍部からは20分ほどで登ってこられた。そのうち笹こぎが10数分。

多里大山山頂のお地蔵さま。右奥に岩樋山が見えている。

山頂から見る比婆山連峰。

下りにかかって歩きやすい方に進んでいると、登山道ではない方に行ってしまう。最初に潅木の中に入る地点がわかりにくかった。そして小ピークとの鞍部付近から、ふたたび写真の笹薮に埋もれる。

小ピークを巻くところ以外はコンパスを逆にたどればいいわけだが、お天気がよく周囲が眺められたので助かった。あずまや(矢印)に向けて下りるのではなく、右よりの鞍部を目指す。こんな調子なので、ガスが出ているときはやめた方がいいです。

あずまやまで戻って、コーヒーを飲みつつ見る岩樋山(左)とその隣のピーク。その上で大きく羽ばたく雲の鳥・・・。

あずまやから道後山に戻る。

今日の主役はやはりこの花。

分岐まで戻り、道後山の北東尾根を南に回り込むと、大池にたどり着く。(写真は西側から大池を振り返ったところ。)

道後山の稜線を右に見上げ、続いて前方に岩樋山(写真)を見て・・・。

牧場があった頃の石組みを越える。


展望あずまやへの分岐は左に見送り、最後にもう一度岩樋山へ。さっき登った多里大山の様子をもう一度確かめてみましょう。だいたいA地点からB地点が笹藪です。


岩樋山から下山にかかると、朝登った尾根(矢印)がふたたび見えてきた。

車もまばらになった月見が丘からその尾根に入る。今日は道中ずっとタニウツギに彩られ、気持ちのいい山歩きができた。


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