十方山 1318m
(瀬戸滝ルート〜那須ルート)
2013年6月29日


(秋の写真ですが)吉和の高台から見る十方山
中央のピークが山頂
その右側の、山頂と双耳峰のように見えるピークが奥三ツ倉
間の鞍部が論所

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:40瀬戸滝登山口…10:00瀬戸滝10:05…10:20沢10:25…11:18五合目…三ツ倉遭難碑…12:35十方山山頂13:35…13:55奥三ツ倉…14:10那須分かれ(前三ツ倉)14:15…14:35藤十郎14:55…15:50那須登山口

コースタイム
(歩行時間)
4時間35分
同行者 ぽち隊長、夫
その他 入浴@潮原温泉松かわ 600円/1人


登山靴のイラスト 多忙なぽこちゃんからリードを外してもらい、毎年6〜7月はお散歩モード全開のぽち隊長。我々にとってもぽち号の出動があると回送ルートを組めるからありがたい。というわけで、先月の散歩に続いてぽち隊長と、十方山の瀬戸滝から那須へのルートを歩くことにした。

戸河内ICから那須へと運転し、タロ号を那須登山口に駐車。ぽち号で瀬戸滝登山口へ移動。登山口の駐車場には18台ほどの車が停まって満車状態。こんなに人気の山でしたっけ?

登山口は2つある。ひとつは斜面を登るもの。もうひとつがセト谷に入る瀬戸滝遊歩道。ほとんどの人が瀬戸滝は下山時に見ることにして斜面を登っていくけれど、我々は谷の中へ。車道を離れるとすぐにひんやりした空気に包まれる。

左岸から右岸へ渡る橋。

大きなカエルを発見。どれくらい大きいか、マウスポインタを写真に当ててみてください。

この谷のハイライト、三連の橋で左岸に戻っていく。

20分ほどで瀬戸滝に到着。梅雨どきで水量多し。この場所からは滝が二段になっていることはわからないけれど・・・、

少し登ると上の滝が見える。

続いてものすごく急な斜面(写真)を登る。
すると登山道に当たるので右折。

そしてすぐに左折。この後、ひどく急な登りが10分ばかり続く。谷に入った瞬間は涼しかったけれど、この登りですでに汗だく(笑)。

尾根を回り込んで、カラ谷に下る。
この谷を渡り、斜面を少し登ると駐車場からの登山道にぶつかるので左折。

カラ谷の左岸の道。左側に見えている小さな滝の上を渡る。

右岸に渡って露岩を越えると、しばらくなだらかなトラバース道となる。

右岸から左岸に渡ります。

いったん尾根上の小鞍部に出て、尾根を左にするトラバース道へ。

続いてこんどは尾根を右にするトラバース道。

また尾根に乗る。ここから見る山頂(矢印)はまだまだとても遠い。
山頂から右に連なる尾根が今日の下山路。

五合目の小鞍部にて。
登山道は右奥へと延びるトラバース道。今日は左側の尾根ぞいに、三ツ倉遭難碑のある小コブへ。

遭難碑から、ものすごく急な道を下ると、トラバースしてきた登山道に合流する。(写真は振り返ったところ。)

ブナ林のきれいな尾根道。この山は標高差は大きいけれど、こんなふうに淡々と歩ける箇所と急な箇所が交代するので、意外に疲れずに登ることができる。

また急になってきました。
この後、また傾斜が緩み、開けた場所を過ぎると・・・、

山頂部への最後の急登。

そして高原状の山頂部に飛び出す。青空が素晴らしくきれいです。

薄いピンク色がきれいなササユリ。今日はこの花を見にきたのでした。

山頂部の笹原に、あっちに数輪、こっちに数輪。そんな場所が何箇所も続く。

次々に登ってくる人たちで賑わう山頂。

少々湿度が高く、展望はあるけれどクリアではない。
中央で光っているのが登ってきた笹尾根。上には冠寂地山塊が見えている。この景色を見ながら・・・、

牛タンとシイタケを焼くぽち隊長と夫 今日はカウボーイスタイルバーベキュー!(ぽこちゃん命名)



・・・って、焼いているものを見ると・・・



い、居酒屋? (-o-)

召し上がれ〜。
えっと、いいかげん日経新聞のランチョンマットはやめよう(汗;;

下山開始。内黒峠への縦走路に入る。論所の鞍部へ下り、登り返していくと・・・、

ブナが美しい奥三ツ倉の登り。

奥三ツ倉のピークを下ると、笹原の中へ。
なんとなくトム・ソーヤーを思い出します。

緩く登り返して前三ツ倉。ここから内黒峠への縦走路を外れ、那須ルートに入る。

前三ツ倉を下っていくと、またまた笹原に潜る。以前同じような季節に来たときにはもう少し刈られていましたが・・・。

小さな沢を渡ると、きれいな森に入る。藤十郎周辺のこの森はとても美しい。あまりに山深いので熊の気配が感じられ、1人でゆっくり楽しむという気にはとてもなれないけれど・・・。

藤十郎でラジオを鳴らしてコーヒータイム。立っていたぽち隊長の腰の辺りをアカショウビンがスーッと飛んでいったのには驚いた(@ @).

藤十郎を過ぎるとまた急な下り。傾斜がむといったん尾根を外れ、いつのまにかまた尾根上に戻る。

そしてこんな分岐に下りてきます。ここは右折。

尾根を外れてトラバースになると、倒木を越え(写真)、さらにトラバースした後、谷を渡って左へ高度を下げる。

谷底から見上げたところ。那須登山口からの林道工事がここまで延びていて、以前より明るくなった周囲にびっくり。

道なりに歩いて尾根を回り込むと植林帯を抜ける。そして谷に当たって左折すると、那須登山口まであとわずか。

下りてきましたー!

那須ルートは展望は得られないし、整然としたブナ林があるわけでもない。それなのになぜか時々歩きたくなる。今日は正面ルートとも言える瀬戸滝からつないだことで、渓谷、ブナ林、笹原の山頂、人の気配のあまりしない森・・・と、十方山のいろいろな表情を1日で楽しむことができた。

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