十方山 1318m (6)  那須ルート往復
2008年6月14日


奥三ツ倉から論所への登山道から見る十方山山頂部

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:10那須ギャラリー…9:35登山口…9:55分岐…10:25休憩10:30…11:00藤十郎11:10…11:30前三ツ倉…11:50奥三ツ倉…12:05論所…12:10十方山山頂13:00…13:20奥三ツ倉…13:35前三ツ倉…13:55藤十郎14:10…14:45分岐…15:05登山口…15:30那須ギャラリー

コースタイム(歩行時間) 5時間
同行者
その他


登山靴のイラスト 十方山に那須からのルートがあることを知ったのは、ドバイに住んでいる頃、母からのメールでだった。両親が初めて登ったときにはナタを持って藪をかき分けながらだったものが、メールをもらった頃、藪が刈られて歩きやすくなったのだったと思う。帰国後、那須から登ってみるといいよと言われながらもなかなか機会がなかったのだが、最近になって修行僧さんをはじめとする諸先輩方の那須ルートレポートを目にするようになったこともあり、遅ればせながら私たちもこの古い道に足を踏み入れることになった。

ルピナス咲く那須集落の、那須ギャラリー前に車を停めて歩き出す。

ルピナスと言えば思い出すのは、レンタカーで1週間かけて回った夏のプリンスエドワード島。緑の牧草地と赤い土、そして漁村風景。それらを彩るのがルピナスだった。

っと、話を元に戻して(笑)、那須集落から登山口までは、沢に沿った車道を奥に入り、分岐を左折して風小屋林道に入る。登山口まで25分。登山口にも車を停めるスペースはありますが、清流を眺め、植物を見ながら林道を歩くのも悪くないです。

登山口を入ると、谷を左下に見る道。右側には石組みの段々が続き、やがて作業小屋が見えてくる。

作業小屋を過ぎ、右折してトラバース道に入り、続いて杉林の谷筋でぐいっと高度を上げる。写真の少し先で谷を右に渡り・・・、

ふたたびトラバース道。しばらく進み、分岐を左に入る。

(ツマ)「すごいいい道だねぇ」
(オット)「ほんまじゃ。ぴよがおすすめだって言うから
もっと藪かと思ったよ」
(ツマ)「それって、どういうことよ〜」
(オット)「よーく胸に手を当てて考えてみんさい」

ブナが見られるようになってきた。

大きなブナの木。このブナの木を過ぎると、すぐに2.5万図に破線がある尾根に乗る。

とても急な尾根道。

右手に杉林を過ぎると、傾斜がいったん緩む。

←藤十郎のネッシー?

ふたたび登り坂になる。

藤十郎山頂。木立の中で展望はない。緩い尾根上のほんの小さなでっぱりなので、看板がないと知らずに通り過ぎてしまいそうだ。

藤十郎から先しばらくは、美しい森の中の傾斜の緩い道。

前三ツ倉に向けて登り始める。日当たりのいい場所は笹の勢いもいい。

この岩の先が前三つ倉。

ここにも看板が立っていた。内黒峠から十方山に登ったときはここから間違って藤十郎に下りそうになったが、いまは要所要所に看板があり、間違えようもない。

前三ツ倉から緩く下って、緩く登ると奥三ツ倉。

秘かに期待していたサラサドウダンが、ちゃんと咲いていた。

奥三ツ倉から論所にかけて、ふたたび美しい森を抜ける。

そして十方山山頂。那須からずっと誰にも出会わず登って来たので、山頂でたくさんの人を見てちょっとうれしかった。

山頂から見る大神ガ岳、赤谷山、安蔵寺山方面。

羅漢山、鬼ガ城山、冠寂地山塊など。

大峰山方面。

天上山、東郷山方面。空がとても大きい。

下りは速い。あっという間に藤十郎の手前の森まで下りてきた。

同じく那須へと下るパーティの中に、サラサドウダンの大きな枝を折って持ち帰っている人がいて、なんとも言えない気分になる。罪悪感はないのだろうか。山のものは山に置いておきましょうよ。


ブナの大木をいちいち見上げつつ↑下りていき、急な尾根を下る。距離は大したことはないのですが、傾斜はかなりあります。

尾根をはずれる付近の森。

ギンリョウソウのなれの果て。

分岐を右に、トラバースの後、杉林の谷を下っていく。沢筋に一箇所だけ咲いていたミズタビラコ。

林道登山口まで戻ると、後は植物を見たり、オレンジ色が鮮やかなベリーを口にしたりしながら、那須ギャラリーまでゆっくりと下る。

登るときは咲いているのが1輪だけだったササユリ。下りにはたくさん花開いていた。


風呂桶のイラスト 今日のおフロは、久しぶりの実家温泉。今回は山の他にもうひとつ目的があった。こちらをどうぞ。


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