吉備の中山 162m (吉備津彦神社〜吉備津神社 茶臼山古墳)
2009年1月1日


JR吉備線吉備津駅から見る吉備中山
左側が170mピーク、右側が三角点のあるピーク

地図とコンパスのイラストデータ
行程

11:40吉備津彦神社…12:00天柱石分岐…12:10元宮磐座&八大龍王(170m地点)12:20…12:25天柱石12:30…12:40天柱石分岐…12:47お休み岩…12:48環状石籬…12:49福田海分岐…12:50ダイボーの足跡…12:51奥宮磐座…12:54分岐(三角点)…12:55鏡岩13:00…13:10吉備桜…13:15茶臼山古墳(大吉備津彦命御陵)13:20…13:25車道…13:28遊歩道分岐…13:35吉備津神社13:50…13:55JR吉備津駅

コースタイム(歩行時間) 1時間45分
同行者
その他 義父の車(行き) JR吉備線&瀬戸大橋線利用(帰り)


登山靴のイラスト 岡山市に実家がある夫と結婚して以来、海外にいるときを除いてほぼ毎年、初詣は吉備津彦神社と吉備津神社に行っている。この二つ神社は吉備の中山という丘の裾にあり、距離はあまり離れていないが、一方は備前一宮、もう一方は備中一宮になる。そして少なくない数の参拝者が、一方の神社に車を停めたまま、吉備の中山の裾野を歩いてもう一方の神社に移動する。私も何度かこの道を歩いたことがあり、そのときにずっと上に見えている吉備の中山がとても気になっていた。だいたい年末年始の休暇というのは、やめよう気をつけようと思っていても過食になり、しかも体を動かすことが少ないのでかなり不健康な日々になる。そこで今年は初詣を兼ねてこの山を歩いてみることにした。

岡山名物ブリのお雑煮。ブリが全然生臭くなくて、とてもおいしい(^-^) 元旦は毎年これが楽しみです。

義父の車で吉備津彦神社に行き、お参りを済ませた後、吉備津神社に(車で)向かう義父母と別れ、2.5万図を頼りに神社の東側から山に入る。

広い道を緩く登り始めると、すぐに左手に藤原成親供養塔がある。下は石室になっています。

傾斜の緩いトラバース道。右手の斜面はこんな感じ。

二つ連続して谷を越えると、尾根に出る。

ほんの一瞬きつい登りをこなすと、あとは快適な尾根道。

170mピークと天柱石への分岐。ここから天柱石への道は2.5万図には載っていない。

小ピークを緩く登り下りし、鞍部から登り返すと、170mピークのすぐ下に本宮磐座がある。

八大龍王(写真)のある170mピーク。縦走路中でいちばん眺めがいいところ。

東側から南側にかけて展望が得られる。

元宮磐座からジグザグに下ると、左手に分岐があり「天柱石入口 急斜面です ご安全に」との標識がある。しかしなにもこんな急な斜面を下りなくても、そのまま右の道を行けば1分で簡単に天柱石の前に出る。

こちらは天柱石の裏側。この右側を下りて左折すると・・・、

ついに天柱石!
って、「天柱」と彫ってあるんですが;; そうか、それで天柱石なのか(笑)!

天柱石からは170mピークにひき返し、さらに縦走路まで戻る。快適な遊歩道を歩いていくと、次々に大岩が現れる。

きれいな円形の環状石籬(ストーンサークル)。岡山という土地はあちこちにこのような古代遺跡がある。大和朝廷に対抗する一大勢力があったそうです。

環状石籬を通り過ぎると、すぐに分岐があるので右折。あとでまたここに戻る。

分岐からすぐに、やたら大きな浅い窪み「ダイボーの足跡」・・・、と言われましても・・・(笑)、「ダイボー」って一体??? 

福田海への分岐を右に見送ってダイボーの足跡を回り込み、三角点ピークを目指す。途中にあるのがこの奥宮磐座。

三角点ピーク。ここから1分下りると・・・、

鏡岩。こういうモノが次々に現れると、古代史ファンではない私にも、イワクラ好きの人たちがゾクゾクするのがわかる気がしてくる。

鏡岩からダイボーの足跡を経て分岐に戻り、さらに縦走路を進む。やがて右側にこんな柵が見えてきて、茶臼山古墳の側を歩くようになる。

吉備桜を左に過ぎ、下った先を右に曲がってお堂の前を道なりに進むと、茶臼山古墳(大吉備津彦命御陵)の正面に出た。

古墳から長い石段を下る。すると車道に当たるので右折。

吉備津神社まで車道歩きかと思っていたら、すぐに左に遊歩道が分岐したのでそこに入る。この遊歩道は吉備津神社の瀧祭宮の側へと続く。

長い回廊を通って吉備津神社にお参りし・・・、

参道を吉備線吉備津駅まで歩いて縦走完了。緩い山歩きだったが、歩くことで健康に1年を始めるのは清々しい。ブリのお雑煮も消化できました(笑)。


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