霧ガ峰
(車山〜車山の肩(ころぼっくるひゅって)〜蝶々深山〜物見石〜
八島ガ原湿原〜旧御射山遺跡〜沢渡〜自然歩道〜強清水)
2014年9月14日



地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:40車山山頂…10:10ころぼっくるヒュッテ10:45…11:03夫婦岩分岐…11:10車山湿原分岐…11:20蝶々深山11:30…11:44分岐…11:55物見石12:05…12:37鹿よけ柵…12:40分岐…13:15八島ビジターセンター分岐…13:33鹿よけ柵…13:35みさやまヒュッテ13:55…14:06沢渡…14:30車山の肩分岐…14:55霧ヶ峰ICバス停…15:05 1684mピーク15:15…15:25霧ヶ峰ICバス停

コースタイム
(歩行時間)
4時間20分
同行者 単独
その他

バス茅野駅〜車山高原 1300円
リフト(片道) 900円(割引券利用)
バス霧ヶ峰IC〜上諏訪駅 940円


登山靴のイラスト 『孤高の人』や『銀嶺の人』といった登山家シリーズほど有名ではない(と思う)が、新田次郎の小説に『霧の子孫たち』がある。霧ヶ峰とビーナスライン建設をめぐる実話を元にしたその本を、数年前に古本屋で見つけて読んだ。それまで車山と霧ヶ峰が同じということも知らなかったが、小説を読むと、「物見石」だの「八島湿原」だの「旧御射山(もとみさやま)遺跡」だのという場所を、実際に見てみたくなる。そのうち行ってみようと思っていたら、9月中旬、夫が松本に所用あり出かけると言うので、ツマも霧ガ峰という所用を作って(笑)出かけることにした。

茅野駅から車山高原まではバスを利用。

リフト2本を乗り継いで車山山頂駅へ。リフトから振り返ると蓼科山が見える。

山頂駅から車山山頂までは1〜2分。その前に、リフト駅裏の尾根の先端に行ってみましょう。











蓼科山と白樺湖。










爆裂火口の跡だという車山の南斜面。

車山山頂の東側には御柱(おんばしら)に囲まれた祠が建つ。諏訪大社の小宮だそうです。

レーダードームを挟んで山頂の西側へ行くと、霧ヶ峰の全貌と、美ガ原(右上)へとつながる稜線が眺められる。

こちらは午後下りていく予定の強清水(こわしみず)方面。中央アルプスが見えているが、稜線は雲の中。

車山からは車山の肩を目指して下ります。
しばらく尾根上を南西に進むと、大きなつづら折れのトラバース道となる。写真は振り返ったところ。

ずいぶん下りてきました。
稜線の左端に見える突起が山頂のレーダードーム。

車山の肩まで下りたところで、今日の主目的のひとつ、ころぼっくるひゅってでの休憩です(笑)。

車山湿原を見下ろすヒュッテのテラス。右上に蓼科山が覗く。

写真には写っていないけれど、右には車山、左にはこれから行く蝶々深山(ちょうちょうみやま)が見える。

ヒュッテの右手裏から、車山湿原への道に入る。

左手に優しげな山容の蝶々深山。

ボードウォークを東へ進み、分岐を左に曲がると・・・、











行く手に蝶々深山を見る素敵な道。
秋吉台によく似ています。











振り返ると、八ヶ岳を間近にするこんな大展望。










賑わう蝶々深山山頂。観光客の人たちも多い。

山頂から見る車山。

山頂から、これから目指す八島ガ原湿原(左の平坦な部分)を遠望。

次に目指すのは物見石(矢印)のピーク。

緩やかに下っていきます。
左手はススキの向こうに中央アルプス。

右手には霧ヶ峰台地の北東端をなす山彦尾根。

蝶々深山からゆっくり歩いて25分、物見石に到着。











物見石から振り返る蝶々深山と車山。
ここなら歳をとっても歩けそうだ。











物見石から見下ろす八島ガ原湿原。
ずいぶん近づいた。










北に美ガ原。

物見石からは急な道を下り、その後、斜面を何度も折り返してジグザグに下っていく。

下りきったところで沢を渡り、樹林帯へ。

樹林帯を抜けてしばらく進むと、標識のある分岐に出る。ここは八島ビジターセンター方面へ。











鎌ガ池が見えてきた。
この辺りから、ハート型の八島ガ原湿原を2/3ほど、
ボードウォークでぐるっと回り込んでいく。











秋色の湿原ごしに見る車山、蝶々深山、物見石。











ボードウォークはこんな感じ。
八島ビジターセンターまではビーナスラインで来られるので、
子ども連れの観光客も多い。











八島ガ池までやってきた。











ビジターセンターへの分岐を見送り、南に向きを変えてさらに歩く。
この辺り、もう少し前なら素晴らしいお花畑だったのでしょう。
白く目立っているのはヤナギランの名残のようです。










湿原の南端から下っていくと、"Cafe"の看板がある。迷わずそちらへ向かいます。

本日2度めの甘いもの。御射山ヒュッテにて。

ヒュッテから沢を渡ったところに、御射山神社と御射山遺跡。

神社から未舗装の車道に出て、小さな峠を越える。すると沢渡で東俣沢(写真)を渡る。渡って正面に見える道を登ると・・・、

すぐに分岐があり右へ。ここから信濃自然歩道〜自然研究路に入ります。きれいなカラマツ林の中。

やがてこんな苔むした場所を通る。あまり人が通らないのだろう、道がわかりにくい。山に慣れていない人は行かない方がいい。

緩い谷を過ぎ、斜面を登って振り返ると、さっき歩いた八島ガ原湿原が見えた。

さらに登っていくと、ゴマシオ山で標識のある分岐に出会う。ここは右折。(左折すると車山の肩へ。)

強清水を目指して緩く下っていく。

自然保護センターとバス停のある商業エリアまで下りてきた。バスの時間まで間があったので、ついでに忘れじの丘を往復することにした。

霧鐘塔のある忘れじの丘(1684mピーク)。











バス停まで戻りながら眺める八ヶ岳。
朝は蓼科山と北八ツまでしか見えていなかったのが、
歩いているうちに全容を現していた。











蓼科山(左)と北八ツの峰々。










天狗岳と根石岳











爆裂火口を擁する硫黄岳
急な登路がよくわかる。











八ヶ岳核心部の岩峰群、横岳、赤岳、阿弥陀岳。
ここ未踏だなぁ・・・。











権現岳と編笠山










展望を満喫してバス停へ。ここからバスで上諏訪駅に下り、夫とおちあうために松本に向かった。たった1日のハイキングだったけれど、青空の下展望も良く、夏の不完全燃焼が解消できた。3割くらい(笑)。



霧ガ峰 9月の花
それほど標高が高いわけではないので、
珍しいものはありません。






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