木曽駒ガ岳〜宝剣岳
2008年10月3日〜4日


将棋頭山から見る今回のルート
登るときは下りにとる尾根を、下るときは登った尾根を眺めながら歩ける。
  
2日間で歩いた山々
     将棋頭山    2720m台
     木曽駒ガ岳  2956m
     中岳       2925m
     宝剣岳     2931m
     伊那前岳    2883m


山のイラスト もう10年以上前、実家の廊下の隅の「山の本コーナー」で、『聖職の碑』という本を手に取った。それまでにもこの本がそこあることは知っていたが、読んでみる気になったのは、アメリカ駐在中夫の本棚にあった『八甲田山死の彷徨』を読み、同じように遭難事実に題材をとった『聖職の碑』に興味を持ったからだ。一読して、一気に読ませるその筆力に圧倒され、その後も何度か読み返すこととなった。私に勧められてこの本を読んだ夫も、「『八甲田山』より精神性が高い」と言い、ドバイ駐在の荷物に入れるほどだった。そして、「木曽駒に行くときはこのコースを歩いて、『聖職の碑』を見よう」と、オット&ツマの合意が当然のごとくできあがった。

他にも歩きたいコースは多く、とくにプライオリティは高くなかったが、教職員の研修でしか観ることができないと思われていたまぼろしの映画「聖職の碑」がDVD化されていることを今年の春たまたま知り、即購入。原作にほぼ忠実に再現された映像を観るに至って、計画部(=ツマの頭の中)で一気に計画が具体化。秋山散策を兼ねて中央アルプス主脈に足を踏み入れることになった。

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