琴引山 1013m (2)
敷波ルート〜スキー場 & 赤名湿原
2009年7月18日


頓原町伸和付近から見上げる琴引山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:55スキー場前駐車場…10:05町道分岐…10:25敷波登山口(鳥居)10:30…11:20一枚岩&滝…11:35琴の岩屋11:40…12:00分岐(スキー場ルートと合流)…琴弾山神社…12:10琴引山山頂13:05…13:23大神岩…13:33弦の清水…13:50十畳岩13:55…14:10スキー場…14:20駐車場

14:50赤名湿原散策15:40

コースタイム(歩行時間) 3時間15分 + 赤名湿原散策約40分
同行者
その他 入浴@加田の湯 400円/1人


登山靴のイラスト 先週に続いて、今日も「山+湿原」シリーズ。二度目の琴引山と、近くの赤名湿原を組み合わせた。

琴引山は敷波ルートを登り、スキー場に下りて来る予定。下山地となるスキー場入口に車を停め、車道を下って二番目の分岐を右折。琴引山の北西面を巻く町道に入る。右手に見上げる琴引山が意外に遠く見える。

20分程度町道を歩くと、敷波ルートの登山口である鳥居が見えてくる。

鳥居をくぐるといきなり藪の中。「また藪かー」とぶつぶつ言っている夫を「藪はすぐ終わるみたいよ」となだめてわずかに登ると・・・、

確かに藪はすぐに途切れ、よく踏まれた登山道となった。キノコがとても多く、溝状の道にはキノコ臭が漂う。この先、登山道は右側の尾根のすぐ下を行くトラバース道となる。

やがて尾根を乗っ越してこんどは尾根を左側にするトラバース。赤松の木がとても多い。

右手の谷が終わると、傾斜の緩い窪地の登りとなる。とてもきれいな森。

なんだか勢いのあるツル植物に思わず足が止まる。
登山道はしっかりした尾根に乗り、左手に谷を過ぎて進んでいくと・・・、

杉林の緩斜面となる。登山口からこの付近までは傾斜が緩く、楽に歩ける。この杉林の奥からやや急になり、左上気味に登っていく。

尾根に乗ったところで、大万木山(写真)や沖の郷山の展望が得られる。風が吹き抜け、とても爽やか。この尾根を少しジグザグに登り、右側(西側)に入ってトラバース道となる。

左斜面の谷を一本渡ると、右下から沢音が聞こえてきて、すぐにこの一枚岩が見えてくる。ほんの二、三歩で越えられる岩だが、苔が生えて滑りやすく、右下は草つきがあるものの沢まで切れ落ちている。ロープがかかっているので迷わず使った。

一枚岩を越えると、沢音が高くなり、滝が見えてくる。この滝を渡ります。

滝を渡ってからはジグザグの登り。大岩が見えてくる。その大岩の上部で道幅の狭い箇所(写真)を過ぎ、左に回り込むと・・・、

左手に石の階段が見える。標識はありませんが、登ってみましょう。

登ったところにあるのが、大国主命の御琴があったという琴の岩屋。敷波ルートの八合目になる。

登山道に戻り、しばらくきれいな尾根を進む。

やがて大岩を縫うジグザグの登りになる。

大きなウロのあるブナの木を通り過ぎ、琴引山の山頂直下をトラバース。すると右下からスキー場ルートの登山道が合流する。下山はこの道を下ります。

合流地点からすぐに、左手に琴弾山神社の大岩が現れる。神社の裏から登山道に戻れるので、ザックをデポする必要はありません。そのまま登りましょう。

巨岩の割れ目の琴弾山神社。

神社裏手から登山道に戻ると、ほんのひと登りで山頂。展望は360度。登りきった瞬間に三瓶山が目に入り、とても気持ちがいい。

←三瓶山
大江高山→
下山後寄るつもりの加田の湯も見える。

←沖の郷山と大万木山
大万木山の右奥には猿政山も見られたが、写真はぼやけてしまった。
谷を隔てて指谷山→

山頂で1時間近くも過ごして下山。琴弾山神社の裏手を通る。

登ってきた道との分岐を左にとり、スキー場方面へ。杉林の中を下っていくと、大神岩がある。

さらに杉林のジグザグの下り。

登山道は、昨日降った雨の通り道となっていた。ときどき不届きな人間と同じように、水もつづら折れを避けて近道をしているのが面白い。「あれ? 水がいなくなった」と思っていると、こちらが正直にジグザグに下って行った先で、「えへへ、先に来たもんねー」とばかりに、また登山道上に水の流れが現れるのだった。

沢音が大きくなってきたと思っているうち、こんな徒渉地点が見えてきた。

実はこれが弦の清水でした。弦が切れそうになっていた前回とは大違い。

弦の清水で沢を渡り、左岸をまたジグザグに下りていく。周囲はギンバイソウの群落。

あちこちから水を集めて、勢い盛んな沢筋。十畳岩もこの通り水の中。

十畳岩のすぐ下の階段状の滝も水量豊か。

やがて沢筋は右手下に沈み、杉林のトラバース道となる。

そして自然林の尾根に乗ると、左手にスキー場のゲレンデが見え隠れするようになる。

最後は三瓶三を目の前にするスキー場の下り。今日は敷波ルートの登りで落葉樹の緑の下を歩き、スキー場ルートの下りでは水に恵まれた琴引山本来の姿を感じながら歩けて良かった。

下山後、赤名湿原へ。

ハンノキの間を縫うボードウォーク。高原っぽい雰囲気が漂う。

湿原の奥にある池。コウホネが咲いていた。

素敵な装飾のついた蜘蛛の巣。


湿原と野の花
(赤名湿原以外の花もあります。)


オオバギボウシ




ギンバイソウ
私が頼りにしている
「花サポーター1号」さんによると、
こぼれ落ちた夏ソバではないかと
いうことです。↓


ホタルブクロ

ソバ?

ヒツジグサ


ミソハギ

コオニユリ

チダケサシ


クサレダマ

ミゾカクシ(アゼムシロ)

ヤブカンゾウ


風呂桶のイラスト 赤名峠を越えたら絶対に寄る「一福」に行く前に、今日のおフロ。山頂から見えた加田の湯へ。時間帯が良かったのか人が少なく、鉄色のお湯を独り占めできた。


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