厳島弥山(14) 2006年11月25日


大元公園の紅葉

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:05宮島桟橋…9:15千畳閣…9:30大元公園9:359:45登山口…10:50鞍部…10:55分岐…11:00駒ガ林11:4011:45仁王門跡…12:05弥山山頂…12:15不消霊火堂12:3012:40紅葉谷分岐…13:20紅葉谷公園…13:45平松茶屋14:0514:15大聖院14:3014:45桟橋

コースタイム(歩行時間) 4時間05分 (19,200歩)
同行者
その他 JR向洋駅〜宮島 650円/片道/1人


登山靴のイラスト 不消霊火堂が再建なったと聞いても、暑い時期はとても登る気にならなかった宮島。秋も深まり紅葉が山から沿岸地域に下りてきたので、半年ぶりに電車と船を乗り継いで島に渡った。いつもなら迷わず尾根コースを選ぶが、紅葉見物が目的の今日は登りも下りも谷コースをとることにする。

船上から見る大鳥居と神社。鳥居の上の方できれいに色づいているのは平松茶屋の周辺。

町屋通りを抜けて塔の丘へ登る。

塔の丘を下って神社の裏手を通り、切り通しを抜けて大元公園を目指す。

春の読図会でみんなが花冷えに震えていた大元公園のあずまや。秋もきれい〜。

紅葉谷と違ってこちらは観光客が少なく、静かに紅葉を楽しめる。

大元公園コースを登りに使うのは初めて。いつもと視点が違うので、下りには見逃していたこんな優美な観音様にも出会えた。

富士岩の下を通る。

階段が続く登山道(参道)。周囲は岩だらけ。

適度な間隔で丁石があらわれるので、励みになる。ちなみに稜線に出て左に曲がったところにあるのが十八町。山頂は二十四町です。

駒ガ林の岩壁(左手)の下。

稜線に出ると、岩船岳が見える。

駒ガ林で少し早めのランチ。風通しが良すぎて寒かった・・・。

仁王門跡の鞍部には、白糸谷の砂防工事のためモノレールができていた。

大聖院コース通行止めの英文。

勝手知ったる道をどんどん進み、大日堂の横から弥山山頂へ。写真は山頂の大岩。

弥山本堂のある広場に下りる。右手の建物が再建された不消霊火堂。焼失前の霊火堂を見たい人は「厳島弥山(3)」と「岩船岳」へ。再建までの様子を知りたい人は、「厳島弥山(5)」から連続で「(12)」へ、ぜひ!(笑)どうぞ。



立派に再建された霊火堂にちょっとどきどきしながら中に入ると・・・、






うわっ!目が痛い!息がつまる〜。






あまりの煙たさに、ろうそくやお線香を買う手間ももどかしく、すぐに外に出てしまった。いったん呼吸を整えてから再度中に入り、ろうそくとお線香を上げ、さらにもう一度外に出てから、大釜のお湯をいただきに三たび中に入る。

以前のあの静謐なありがたさは一体どこへ行ってしまったものか・・・。この異常な煙たさは、万が一の火事のとき酸素の供給を断つため気密性を高めたからなのだろうか。夫と私を含めたくさんの人の気持ちが集まって形になった新しいものを貶す気はないが、ちょっと残念な気がした。

すっかり煙臭くなった体(笑)で、紅葉谷コースを下る。

紅葉谷公園まで下ると、さすがに名前に恥じないカエデ類の紅葉が迎えてくれる。

写真ではあまりわからないが、周囲は「か、上高地?」と思うような人、人、人・・・。中でも焼きガキに群がる人たちはすごかった。

人も鹿も仲良く休むあずまや。写真中央の赤い木に近づいてみると・・・、

こんなんでした〜。

船上から見た紅葉につられ、平松茶屋にふらふらと上がってしまう。「ここから店内です」だの、「ご注文をいただきます」だの、看板が気に入らないからこれまではあえて避けてきたのだ。

有名だという茶屋からの眺望がこれ。冬になって木々が葉を落とすともう少しよく見られるような気もするが、こんな程度なら登山道からいくらでも見られる。これに「お抹茶650円」の価値を見いだすかどうかは人それぞれということで・・・。

さらにもみじ歩道を歩く。緑、赤、黄の競演に誰もが足を止めていた場所。

大聖院へと進む。

ここも紅葉の盛り。細いが良く通る声の先達さんが唱える般若心経を聞かせてもらい、ありがたい気分になって今日の山登りを締めくくった。先達さん、勝手に背後に立って目をうるませていたのは私たちです。スミマセン〜。


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