厳島弥山 (18) 2007年12月27日


帰りの船から見る今日のルート

地図とコンパスのイラストデータ
行程

8:40宮島桟橋…8:50厳島神社…9:55大願寺…9:05大元神社…9:15大元橋9:2010:05前峠10:1010:35焼山10:5511:10駒ガ林11:4511:55仁王門跡…12:05御山神社12:3012:45弥山山頂12:5513:00弥山本堂13:0513:15紅葉谷分岐…13:20獅子岩駅…13:30榧谷駅…13:40榧谷ピーク13:4514:00 302ピーク…14:10包ガ浦分岐…14:20博打尾14:4015:00うぐいす歩道…15:05町家通り…15:10(もみじ饅頭購入)15:1515:20桟橋

コースタイム(歩行時間) 4時間25分
同行者 単独
その他 JR向洋駅〜宮島 650円/片道/1人


登山靴のイラスト クリスマスの1週間ぐらい前になると、もう仕事でヨーロッパやアメリカにメールを送っても不在通知ばかりが戻ってきて、ボールが転がらなくなる。そんな年の瀬の仕事納めの前日。本当は大掃除のためにとっていた有休だが、あんまりいいお天気になりそうなので、ついつい宮島へ。

大掃除で無駄(?)にするにはもったいない晴天。

年の瀬の平日、さらにいつもより1時間早いので、観光客の姿もまばら。珍しく誰も歩いていない厳島神社の回廊を渡り、神様に今年1年のお礼を・・・。

ついでに大願寺で宝くじ当選を祈願し(←しょせん俗人ですから;;)、そのまま通りを奥へ、大元公園に向かう。

切り通しの手前で左手の階段を登り、あせび歩道に出た。ついひと月前には紅葉で輝いていた木比屋谷が、いまは静寂に沈む。

大元公園に入り、大元橋のところから前峠山の谷道に入る。入口を入ると、すぐに町(丁)石がある。ということは、昔はここが参道だったのだろうか。

しばらく沢の左岸を進むと、分岐がある。左に沢を渡れば大元公園コースと合流。直進方向にはご親切にも「この先行き止まり」と書いてあるが、ここは直進。

倒木のクリスマスツリー。

相変わらずの倒木街道。とくにこの箇所は、谷側が以前よりも崩れ、ますます通りがたくなっていた。

稜線に出て左折。前峠まで2〜3分だというのに、またまた倒木が・・・。

前峠から焼山に向けて、岩の間のルートを探しつつ登っていくと、焼山の岩壁のすぐ側を通る。

焼山山頂手前。

山頂から見る前峠山。そして奥には、ぼーっとしているものの大峰山(右端)から羅漢山(左端)までの峰々。

フェリーが発着する桟橋や、塔の丘、厳島神社を見下ろす。

焼山から東南に下っていくと、前はなかった階段(土砂流出防止用?)ができていた。(写真は上から撮ったもの。)

鞍部からは、巻き道を通らず直進。以前から気になっていた駒ガ林に直接出るルートを登ってみた。事前に母に様子を聞いたところ、「あそこは昔(と母が言うのは15〜20年前なわけですが)に比べたら最近とくにものすごく踏まれてきたよ。前はどう進んでいいかわからんかったのにね」という返事。実際、歩いてみると、わかりにくいところはほとんどなく、小さなピークを登り下りした後、ぐいっと登って駒が林の「竜が馬場」案内板の側に飛び出した。

←小ピークと駒ガ林との鞍部

駒ガ林も珍しく無人。1人でのんびりランチをとった。

駒ガ林から先は歩きなれた道。仁王門跡(写真)の鞍部まで下り、弥山へと登り返す。

思わず立ち止まって手をあわせます。

大願寺に納めるのだと、木に登ってお正月用のシキミをとっているおじさんに出会った。

登山道の右側にある鳥居をくぐり、今日も御山神社へ。この突き抜けるような清澄な感じが好き。ここで三柱の女神さま方に見守られつつ、階段脇に座り込んでコーヒータイムをとる。

中央の神殿(市杵島姫命)。鏡餅が供えられ、お正月の準備もばっちり。

細部の意匠も素敵。

御山神社のすぐ下にあるこの建物。ここを守っていたおばあさんが住んでいたということですが・・・。

御山神社の鳥居は、奥の院(矢印)のある502ピークと対峙している。

大日堂経由で弥山山頂に向かう。途中、龍に出くわし・・・、

干満岩の側で仏様(お大師様?)に出会い(←これまで気づいていなかった)・・・、

わくわくしながら山頂に到着。ここもとても人が少ない。しばらく展望を楽しんで、三鬼堂から弥山本堂へ下りる。

暖かい年の瀬に鹿もくつろいでいる様子。

三鬼堂から見下ろす弥山本堂の広場にも人影はまばら。

本来の静けさの中で不消霊火堂におまいりして、今日は煙たくないことに気がついた。あまり多くの人が一度に蝋燭や線香を供えると、再建され気密性の上がった霊火堂の排煙キャパシティを超えてしまうのだろう。

本堂にもお参りした後は、旧道を快調にとばして獅子岩駅を過ぎ、あっという間に眺めのいい三つ石の尾根までやってきた。

←榧谷駅から登り返す途中のウリハダカエデの林。

榧谷ピークからは博打尾に向けて下山。晦日あたりから寒くなりそうだというのにシダの勢いが旺盛なのに驚く。

302ピークの上部で、下山路が2つに分岐する。今日はここを右へ、302ピークを経て急降下する。

色彩の乏しい中の、優しいグラデーション。

尾根から見下ろす杉の浦。

博打尾から山側を見たところ。今日下りて来たのは左側の道。

博打尾からは、まことホテル裏に下りる道をとる。途中、尾根道を寄り道し、博打尾から見るのとは微妙に角度の違う宮島の稜線を眺める。

最後に商店街に出て、ついもみじまんじゅうを買ってしまう。久しぶりの平日単独山行を満喫し、充実した気分で帰途についた。

←今日の前半のルート。


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