厳島弥山 (23)
(多宝塔〜駒ガ林〜焼山〜弥山〜博打尾)
2008年12月20日


御山神社付近から見る駒ガ林と焼山


地図とコンパスのイラストデータ
行程

8:55宮島桟橋…9:05厳島神社…9:15大願寺…9:20多宝塔9:25…10:08朝日観音…10:25駒ガ林10:30…10:40大元公園分岐…10:45焼山11:25…11:30駒ガ林分岐…11:35仁王門跡…11:40御山神社11:45…11:50弥山本堂12:00…12:05弥山山頂12:15…12:27紅葉谷分岐…12:33獅子岩駅…12:40休憩(三ツ石の尾根)13:10…13:13榧谷駅…13:45包ガ浦分岐…13:55博打尾…14:07まことホテル…14:15坂本菓子舗…14:25桟橋

コースタイム(歩行時間) 4時間15分
同行者 単独
その他 JR向洋駅〜宮島往復 1,300円/1人


登山靴のイラスト 年の瀬の宮島が好き。 紅葉時期の喧騒が過ぎ去って島全体が落ち着きを取り戻し、神社や仏閣は少しずつ清められ、静かに新年を待っているような、穏やかな中にもなんとなく張り詰めた雰囲気がある。年末年始休暇に入る前の最後の週末、夫は岡山に天皇杯観戦に出かけた。留守番のツマは今年1年のお礼参りを兼ねて、静かな宮島を目指した。

桟橋からまずは厳島神社へ。いつもは素通りする厳島神社で1年間のお礼をして、大鳥居を眺める。

続いて錦帯橋の模型がある大願寺へ。ここは思いっきり世俗的なお願いをしてもいいところだと、自分の中で位置づけています(笑)。

多宝塔へ登る。この上にあるあずまやでストレッチをしていると、後から感じのいい男性が1人やってきた。簡単に挨拶を交わし、「お先に」と軽く頭を下げて先に登り始める。

多宝塔あずまやには以前のトラウマ体験があり、話しかけて一緒に登ることになるのをつい警戒してしまった。 ところが、あとでこの寡黙な男性が山本隊長だったことがわかり、激しく後悔。

あずまやからひと登りで展望が開ける。行く手に見える三角のピークが、最初に目指す駒ガ林。

見下ろせば檜皮の厳島神社と、五重塔、そして、神社と比べても巨大さがわかる千畳閣。

シダに覆われた道と、花崗岩がむき出しの道とが交互に現れる。

しばらく登ったところから右前方に眺める前峠山(右)と焼山。

朝日観音を過ぎてトラバース気味に進み、この岩が現れると駒ガ林まではあとわずか。

上の写真の岩の上から、北方の眺め。大野権現山(手前右)から鬼ガ城山(奥左の飛び出たピーク)まで写っています。駒ガ林まで登ってしまうと、この眺めは得られない。

こちらは大竹方面。今日はあそこに見える岩だらけの焼山で早めのランチの予定。

無人の駒ガ林。あと15分も待てば、山本隊長と遭遇できたのに・・・。と言っても大福は分けてもらえなかったでしょうが(笑)。

駒ガ林からは登山道(遊歩道)に下りず、そのまま焼山に向かう。まだ11時前。岩の間に座り込んで、のんびりランチタイム。

焼山を下りて、今度はちゃんと遊歩道を通り、仁王門鞍部を経て御山神社へ。岩国から来た人が供えたものか、女神さまたちのために「五橋」が置いてあった。

御山神社から弥山本堂へは5分ほど。そこからさらに5分あまり、観音堂と文殊堂(写真)を経て山頂へ。

毘沙門堂跡のすぐ横の巨岩。屋根の下には・・・、

エキゾチックなお顔のお不動さま。いつも「カッコイイなぁ」と思いながら通っています。

人もまばらな弥山山頂。

山頂からは獅子岩駅を経て博打尾への道をたどる。途中三ツ石の尾根で空に浮かぶロープウェーを眺めながらコーヒータイムをとった。

榧谷駅へ下って登り返した尾根からは、三ツ峰山と、その下に呉の造船所のクレーン群が見える。

こちらは阿多田島と、その奥に周防大島。

榧谷ピークから博打尾へ向けて下りはじめると、こんどは右下の包ガ浦の向こうに、広島市街が見えてくる。

今日はトラバースが主体の遊歩道ではなく、尾根通しの道を下りることにした。久しぶりに通ってみると、踏み跡はしっかりあるものの、かなり厚くシダに覆われてしまっているところがある。とくに下りでは足元が見えず危険なので、慎重に歩く。

ところどころ、こんなにちゃんとした道もあるのですが・・・。

博打尾からはまことホテルに下りる道をとった。いったんうぐいす歩道(写真)に出て、また少し山に入ることになる。

まことホテルから山辺の道をとり、もみじまんじゅうを買いに市街地に戻る。今日は坂本菓子舗のさらしあんと、みや離宮の北海道大納言。もともと粒あんが好きな私は大納言がとても気に入った。


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