データ | |
行程 | 13:25仁和寺西門…13:28阿波の国…13:48土佐の国…14:06伊予の国…14:53讃岐の国…15:15仁和寺西門 |
コースタイム (歩行時間) |
1時間50分(短時間の立ち止まり時間を含む) |
同行者 | 単独 |
その他 | 京都市バス1日券 500円 北野天満宮梅園 600円 嵐電 北野白梅町〜御室仁和寺 仁和寺拝観料 500円 |
研究室の先生の受勲祝賀会に出席するため、夫が名古屋に行くと言う。それを聞いたツマ、同じ日程で京都一人旅を即決。1年前に古本屋で買ったガイドブックに載っていた「仁和寺八十八箇所巡り」というハイキングコースが気になっていたので、そこを歩くのを主目的に、仏像にも会える旅程を計画した。 | ||
1日め、京都駅に10時前に到着。ちょうど梅が咲く時期でもあり、まずは北野天満宮へ。 しかし今日は寒い(> <). 空には雪雲が流れ、洛北ではときおり冷たい雨が降る。 |
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梅園の梅は1〜3分咲きといったところ。寒いのでお茶の接待がありがたい。 | ||
天満宮の敷地の端に、少し前にテレビでも紹介されていた御土居(おどい)があった。この堤防の中が洛中、外が洛外になる。 | ||
尾根状になった御土居の上。 | ||
北野白梅町から嵐電に乗り、御室仁和寺へ移動。 | ||
巨大な仁王門を入り、仁和寺御所や庭園を見て、境内を散策。そうこうしているうちに、ありがたいことに空に晴れ間が増えてきた。 | ||
境内をどんどん奥へ進み、金堂の前で左折して鐘楼を過ぎると、西門がある。この門を出て直進。(帰りは門の外の右側の道から戻ってくる。) | ||
発心の道場阿波の国。 第一番札所霊山寺より、いよいよ八十八箇所巡りに出発。 |
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最初はなだらかな遊歩道。20〜30mほどの間隔で、次々にお堂が現れる。傷んでいるものもあるが、それぞれ人が籠もれるほど立派な造り。 | ||
杉林の中をトラバースで折り返し、緩く登っていくと、石段が現れ、十五番国分寺(だったと思う)へ。このお堂の左側をさらに登り、またトラバース。 | ||
尾根に乗る。二十三番薬王寺近くで、南側の展望が開ける。左端に少し見えるこんもりしたところが双ヶ丘(ならびがおか)。 | ||
尾根を外れ、トラバース道を下っていくと、二十四番最御崎寺で、修行の道場土佐の国に入る。 | ||
ふたたび登り。石段あり、修行ですよ(笑)。二十五番津照寺。 | ||
やがて明るく気持ちのいい尾根に乗る。尾根上に次々にお堂が現れる。 | ||
石塀まである立派なお堂。三十六番青龍寺。 | ||
菩提の道場伊予の国に入る。 | ||
珍しい六角堂は四十一番龍光寺。 この辺りから順路は右側の谷を回り込むようになる。 |
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四十三番明石寺の脇に、「愛宕方面展望1分」の手書き板あり。裏手に回ってみると、雪をかぶった山々が見えた。いちばん高いところが愛宕山。 | ||
四十八番西林寺。ここが成就山山頂とされているようだ。 | ||
山頂から南西方面の展望。 写真中央を横切る尾根を左から右へと歩き、右側から目の前の谷を回り込んで、山頂にいます。 |
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山頂から尾根上を歩いていくと、 左に曲がってトラバース道となる付近で、 南に大きく展望が開ける。 右端が双ヶ丘。その手前には仁和寺の堂宇が見えている。 |
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こちらは比叡山。山頂付近からずっと木々の枝の間に見え隠れするが、すっきり見えるところはない。 | ||
トラバース道を下っていく・・・はずが、突然、岩場の上にお堂が見えて驚く。ここを登ると五十三番円明寺。 | ||
岩場には鎖場もある。 次の五十四番へは、建物の右側をすり抜けるようにして進む。 |
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道は次第に下りとなり、やがて池を右に見て谷底に下る。左に曲がると六十五番三角寺。ここから引き返し、池の手前で左手の斜面を登っていく。 | ||
涅槃の道場讃岐の国に入りました。六十六番雲辺寺。 | ||
道順表示にしたがって下る。六十八番神恵院は池の中。 最後の方はなんだか道とお堂が錯綜。順番を飛ばさないように、順路表示をよく見て進み・・・、 |
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八十八番大窪寺で結願。お堂ではなく立派なお寺なので驚く。境内でおじいさんと猫が和んでいて、ほっこり(^
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大窪寺から道なりに歩いていくと、出発点の仁和寺西門に戻る。 2時間足らずの行程ながら、すべてのお堂で立ち止まりお参りをして歩くと、思った以上に達成感が得られる八十八箇所巡りだった。 |