西穂丸山 第1日
2011年12月31日


新穂高ロープウェイ西穂高口から見る西穂高岳

地図とコンパスのイラストデータ
行程

11:45新穂高ロープウェイ西穂高口…12:55西穂山荘15:30…15:45丸山15:50…16:00西穂山荘

コースタイム(歩行時間) 1時間35分
同行者
その他 新穂高ロープウェー (モンベルカード割引あり)
荷物代(8kg以上)
西穂山荘 9,300円/1泊2食/1人

登山靴のイラスト 「山で年越し」ということを一度してみたいと思って、1年前(つまり2009年から2010年の年越し)、西穂山荘へ行こうと計画した。しかし2009年暮れの山は荒れ模様。諦めて普段どおり夫実家で新年を迎えた。それから1年、初日の出が見られるかどうかは微妙だったものの、比較的穏やかな年越しになりそうだったので、出かけてみることにした。

前泊した高山からバスで新穂高ロープウェイ下に移動。見えているのは笠ガ岳への稜線。

ロープウェイ西穂高口にて。最高の晴天ながら、天気が良すぎるためかガスが生まれてしまっている。これを見て、西穂山荘では展望が得られないことを予想し、ここでたっぷり時間をとった。





笠ガ岳(左)〜抜戸岳




笠ガ岳と小笠




槍ガ岳(左)〜南岳
獅子鼻も見えます。




槍ガ岳、大喰岳、中岳




西穂高岳
今夜の宿泊地、西穂山荘が稜線の右端に見える。
左下に見えている雪の回廊を通って登ります。




素晴らしい青空



観光客用のアトラクションとして作られた雪の回廊を抜け、登山道に入る。年末とあってしっかりしたトレースあり。地図を見なくても登れる。しばらくは小さいアップダウンはあるものの、比較的緩い登り。

予想した通り次第にガスが上がってきた。

登山道より眺める笠ガ岳への稜線。これが今日最後の展望・・・。

2171mの小ピークを過ぎて鞍部に下ってからは、山荘まで登り続ける。その中間部の標高差で150mほどは、とてもきつい登り。

とは言っても西穂高口からわずか70分で山荘に到着。ラッセルが必要だったら、こんなわけにはいかないでしょう。

名物?の雪だるまと。

右側のトンネルのようになったところが山荘への入口。もう1箇所、左側の建物(レストハウス)にも入口がある。

午後になってもガスが下りていかないので、とにかく丸山まで登ることにした。巨大なエビのシッポをつけたハイマツ帯を急登すると、なだらかな稜線となる。

丸山2452m。展望ゼロ(哀;;)

下りで気がついたが、丸山のすぐ下で上高地側に尾根が分岐している。傾斜が緩いだけに尾根の分岐がわかりにくく、ガスの中では違う尾根に乗ってしまう可能性がある。丸山までだと軽く考えてはいけないと思った。山荘でベテランの人たちも同じことを言われていた。

ランプのイラスト 西穂山荘に戻り、今回山行の主目的、「山荘での年越し」をめいっぱい楽しむことにする。まずは夕食時のふるまい酒(「大雪渓」でした)。夫、わんわん飲んでました(笑)。

夜が更けてくると、晴れて星空も見えてきた。外の気温マイナス15度。

山荘内はストーブと人いきれで20度を超えている。

今夜は午前1時頃が消灯のレストハウスは、紅白歌合戦や談笑を楽しむ人たちで大賑わい。ちなみにちゃんと登山をしたい人たちは、消灯22時の静かな別棟でしっかり休むことができます。

年越し西穂ラーメン。チェックイン時に整理券をもらう。800円。
しょうゆ味ととんこつ味。

カウントダウンの瞬間。テレビには「ゆく年くる年」の除夜の鐘。

そして2011年は暮れ、2012年が始まった。冷え込んできたので初日の出が見られるかも・・・という期待と共に寝床に入る。


「西穂丸山 第2日」

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