恐羅漢山 1346m (7) スノーシュー+ワカン
夏焼峠〜1131.8mピーク〜支尾根〜管理道〜
台所原〜山頂〜主稜線〜支尾根
2009年2月7日


聖山から見る恐羅漢山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:15牛小屋高原駐車場(スキー場レストハウス前)…9:45夏焼峠9:55…10:10 1131.8mピーク10:15…10:20管理道分岐…10:40管理道…11:15中の甲林道終点広場12:20…13:35恐羅漢山山頂14:20…15:25駐車場

コースタイム(歩行時間) 4時間05分
同行者 Sさん、夫
その他 入浴@ひまわり 300円/1人


登山靴のイラスト 真っ白い台所原を見たいと思って、わざわざ厳冬期に計画した恐羅漢山。しかし、大寒から立春の時期を見計らったかのように、なぜか気温の高い日が続き、せっかく降った雪がどんどん融けている。恐羅漢スキー場へ向かうときの難所、内黒峠越えもほぼ全線が乾燥路面で、「この時期にこんなに簡単にここを越えられるなんてね」と、車中でも驚きながら牛小屋高原に到着した。

スキー客で賑わう牛小屋高原を出発し、ゲレンデの裾をかすめてトラバース道を歩いて行く。写真は、ここだけ杉の木がたくさん生えている場所。

幾度か沢を渡り、尾根を回り込んでいくと、夏焼峠(写真奥の鞍部)が見えてくる。雪が締まっているので、峠まではツボ足で充分だった。


(Sさん撮影)
峠でスノーシューを装着。今日は私はワカン。

峠からわずかに登ると、恐羅漢山の横顔が見えてくる。

背の高い木々が立つ1131.8mピークから、恐羅漢山を眺める。立木はよく見るとブナでした。

主稜線を鞍部へと下り・・・、

管理道分岐を右に入る。管理道への夏道は谷筋を通っているので避け、地形図でわかりやすい尾根を選んでそこを下りることにした。

その尾根から見る中川山(左)〜天杉山の稜線。

こちらは広見山。


(Sさん撮影)
地形図確認中。


(Sさん撮影)
マスクマン登場! (怪しすぎ;;)

マスクをした理由はコレ。尾根の下の方は杉林だった。

管理道に出た。熊っぽい足跡におののきつつダラダラと下っていく。暖かいからクマも眠れないのかもしれません;;

管理道からは、天杉山、中川山はもちろん、聖湖周辺の山々も見える。

中の甲林道終点広場に到着。ここに格好の雪の窪みを見つけ、そこでランチをとった。



いよいよ台所原。



毎回写真に撮っているこのねじれたブナ、
広角で撮っているからではなくて、
本当にねじれているのです。



ここも名所のひとつと言えるでしょう(笑)。



これまでとはさらに別の角度で撮ってみました。
「早く春が来ないかしらねぇ」
「もう少しの辛抱じゃないか」
なんとなく会話をしているようです。



少しもペースが乱れることなく、どんどん登って行くSさん。
深雪のときもまたお願いします(笑)。

ちょっと疲れてきた夫(と私)。写真を撮るフリをして、休んでいます。

上部はとても急な傾斜になる。

傾斜が緩み、山頂が近づいた。

お約束コーヒータイム!

山頂からは間近に十方山が見える。

スキー場を見下ろすとこんな感じ。

ゆっくりコーヒーを楽しんで下山にかかる。

下山路からの眺め。

夏は歩く範囲しか見えない尾根道も、冬にはとても広々として気持ちがいい。ということは、視界がなければ要注意ということですが。

主稜線の途中にあるコブで右折。そこから東へ派生する支尾根(写真)にコンパスを振って下りることにした。

素晴らしく気持ちのいい尾根。先週はストレス度が高い一週間だったが、そのほとんどがここに捨て去られた。

そして狙った通り、登りで通ったこの場所に下りて来た。ここで本当は右へ曲がり、朝のトレースをたどってスキー場へ戻るつもりだったが・・・、

なぜか直進する私たち(笑)。尾根はこんなに細くなってきた。

最後に谷に下りて、微調整を繰り返し、キャンプ場を通って駐車場へと戻る。

厳冬期の厳しい美しさを期待して計画した台所原だったが、今日はすでに早
春の趣だった。しかし午前中、午後とも、誰も通っていない尾根を地形図から選び、夏には入れない場所を歩く積雪期ならではの楽しみを満喫。もうトレースをたどるだけでは満足できない体になってしまいました(笑)。


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