南/東登山口の分岐付近で
データ | |
行程 |
三段峡の部 |
コースタイム(歩行時間) | 合計: 3時間50分 (20,150歩) |
同行者 | 夫 |
その他 | 入浴(いこいの村ひろしま) 500円/1人 |
今日は本当は恐羅漢山に行こうと思ってFさんを誘っていた。もし熊に遭遇しても、Fさんの巨大なザックを登山道に置いて「どうぞ〜」とにっこり笑いながらゆっくり後ずさりすればなんとかなりそうな気がしたのだ。ところがFさんは週明けからアイルランド出張で余裕がないという返事。T夫妻がドイツに赴任してから、ご懐妊のS子さんは山岳戦線を離脱してしまうし、どうも「山散歩低山名山の会」(え?! そんな名前だったのか・・・)は活動休止状態です。 それにしてもアメリカ、ドイツは言うに及ばず、エジプトだのリビアだのネパールだのUAEだのコロンビアだのタイだのオーストラリアだのベルギーだの、それに今度はアイルランドときた。その上、会社こそ違うものの最近は私まで、仕事で会った南アフリカの人とドラケンスバーグ山脈の話をした翌日には台湾の人と玉山の話をする(←それは仕事じゃないだろう・・・)というありさまで、みんなして一体なにをやっているのやら。ちなみに決して麻薬関係の仕事ではありません。 と近況報告(?)はさておき、熊の出没が頻繁に報じられる中、夫と2人だけで恐羅漢山に行くのはちょっと恐いので、「困ったときの深入山」に行くことにした。さらに深入山のもの足りなさを補うため、聖湖から三段峡の一部を歩いた後で山に登ることにする。 |
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聖湖畔の駐車場から5分ほど下りると三ツ滝。雨がほとんど降っていない割には水量は豊富。ダムからの水流で調節しているのだろうか。 | |
右岸の遊歩道をしばらく歩くと、右手に貴船滝がある。 | |
赤い橋で左岸に渡ると、遊歩道の高度が上がり水の流れよりもだいぶ高いところを歩くようになる。 | |
霧が瀬にかかる橋で谷を渡り返すと・・・、 | |
すぐ対岸に出合滝が見える。 | |
「クマが出ませんように」と鈴を鳴らしながらだらだらと歩いていると、今度は娘滝。三段峡もこの部分を歩くのは初めてなので、なかなか新鮮。 | |
餅の木集落で1回車道に出る。ふたたび遊歩道に入ると、「通行止め」のロープが渡してあった。例によって行けるところまで行って引き返すつもりで、そのまま先に進む。 | |
三段峡の遊歩道はいつ頃からあるのだろう。古びた石組みや欄干にとても趣がある。 | |
「猪(しし)上がらず」という瀬を過ぎてすぐ、通行止めの理由がわかった。大雨のせいなのか、遊歩道が見事に崩壊している。 | |
上の写真の右下の方を拡大してみるとこの通り。さらに崩れてきそうで、とても危険。三段滝まで行きたかったが、ここで引き返すことにする。 | |
遊歩道は下りながらよりも上りながらの方が渓谷の表情がよく見えて楽しい。 | |
始まりかけの紅葉の中、ふたたび餅の木を通り、駐車場まで戻る。駐車場のテーブルで早めのランチをとった後、おもむろに深入山へ。 | |
いこいの村ひろしま(東登山口)に駐車し、南登山口まで管理道を歩く。南登山口にはウメバチソウの保護区がある。 | |
いかにも深入山、な景色。 | |
登山道の両側には今を盛りのリンドウが色鮮やか。 | |
こちらはホクチアザミ。 | |
かなりの急登を焦らず登っていくと、山頂(左のピーク)が見えてくる。 | |
山頂は深入山版一人一石運動(と言うのでしょうか)で運ばれた石が敷き詰められていた。山頂で人目もはばからず昼寝をした後、下山は東登山口へ。 | |
ムラサキセンブリ。今日はこれを期待していたのでうれしい。 | |
下山途中ですれ違った撮影隊のみなさん。みんな同じ方向を向いてカメラを構えているので何を撮っているのかと聞いてみると・・・、 | |
斜光に輝くススキの原という答えが返ってきた。秋ですね〜。 |
今日のおフロは、もちろんいこいの村ひろしまのセラミック温泉。どこかの山の会のみなさんがちょうど入浴を終えたところで、比較的静かに入ることができた。 |