白木山 889m 〜 鬼ガ城山 737m (3)
2012年9月15日


鬼ガ城山直下の林道から眺める白木山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

7:55白木山駅…8:02登山口…8:10一合目…8:20二合目…8:23穴地蔵…8:33展望地…8:42三合目…8:55四合目…9:00五合目9:05…9:15六合目…9:25七合目…9:30水場9:35…9:43八合目…9:50九合目…10:05白木山山頂10:20…10:45 743m…10:50福永八幡宮分岐…10:58林道出合い…11:30鬼ガ城山分岐…11:45鬼ガ城山山頂…11:50林道出合い13:00…13:15二十畳岩13:25…14:00砂防堰堤…14:15上深川駅

コースタイム(歩行時間) 4時間40分
同行者 単独 
その他 JR向洋駅〜白木山駅 


登山靴のイラスト 標高差800mを登る白木山はきつい山として有名だけれど、白木山駅からの登山道は緩急が交代し、言われるほどきついわけではない。あまりおもしろい山でもないので遠ざかっていたけれど、夫がサンフレッチェの天王山戦に行くというので、今日はJRで行けるここに登ってみる気になった。

芸備線に乗ると、こんなポスターが貼ってあり唖然。白木山駅はICOCAでは下りられない。車内で車掌さんに事情を話し、いったん現金を支払って切符を買い、ICカードの入場記録を消してもらうための証明書をもらう。

のどかな白木山駅に到着。

駅を出て線路を渡り、道なりに歩いていくと、尾根を回り込んだところに登山口がある。古びて味のあった登山口の標識が、新しいものに変わっています。

いきなり階段の洗礼を受ける。これでやられる人もいるかもしれませんが・・・、

しばらく我慢していると傾斜は緩む。ここが一合目。ここから山頂まではずっと尾根の上。九合目まで途切れず石仏が並ぶ。前に登ったのはずいぶん前になる。ここまで整然としていなかったような・・・。きっと地元のみなさん方が手入れされているのでしょう。

二合目を過ぎると、穴地蔵がある。

五合目で山頂が見える。(鉄塔の立っているところ。)

五合目を出ると、馬の背状の平坦路。

ふたたび登りとなる。傾斜はあります。

七合目を過ぎたところの水場。夏場には助かりますね。

ぽっかり開けた山頂に到着。祠の後ろに素っ裸のオジサンが写り込んでいますが、神様ではないようです(笑)。

草原状の山頂部と、まだ夏っぽい空。

山頂から可部方面を見下ろす。今日は台風接近中で雲が多く、北側は遠くまで見えず残念だった。

なんの花も咲いていない山頂を去り、鬼ガ城山への縦走路に入る。

登山道の両側は延々とママコナの大群落。好きな花ならうれしいのですが、ママコナでは・・・(- -;;

バリエーションコースの標識 小さなコブとなっている743m地点にあったこんな標識。雪がたくさん降るならともかく、バリエーションルートを歩いてまで登りたいような山でもなし・・・。

次は福永八幡宮への分岐。ここは直進。続く小ピークは最初は南側を、続いて北側を巻くことになる。

まもなく林道に飛び出す。ここは直進。

次の分岐は矢印の方へ。(左側は鉄塔に至る管理道。)この後、林道は鉄塔のあるピークをぐるーっと巻いて、南に向きを変える。

やがて林道分岐。ここは左へ。

林道にはマツカゼソウがたくさん、涼しげに揺れている。

鬼が城山への分岐を左に入る。このまま林道を進むと、鬼ガ城山の山頂へは行けません。

こんな斜面をひと登りで尾根に乗り、山頂まで尾根上を行く。

三角点のある鬼ガ城山山頂。展望ゼロ。くつろげるようなスペースもほとんどなし。もう来ないなぁ、たぶん。

山頂から南へと下っていくと、こんな建物が見えてくる。上深川(かみふかわ)駅への下山路はこの建物の向こう側(矢印)。けれどその前に、林道を左折30秒・・・。




林道が鬼ガ城山の尾根を回り込む地点で、展望が広がる。ここでランチ。
白木山の登山道は、右下の三篠川の谷から左上へと続く長い尾根。
(登山道のある尾根は五合目の左側で手前の尾根の向こう側に隠れています。)



同じ場所から眺める高鉢山〜安駄山。眼下には三篠川の谷。東部地区の人たちの御用達(ごようたし)、ショージもよく見えます(笑)。

3枚上の写真の建物まで戻り、下山にかかる。

尾根上の登山道は眺めがいい。野呂山(写真右奥)や灰ガ峰まで見えた。やがて登山道上に岩がゴロゴロと現れてくると、左手に「二十畳岩」への分岐がある。そこを入ると・・・、

数分で二十畳岩に到着。かなり危ういこの木の橋を渡ると・・・、

視界が開け、巨岩が累々と重なる場所に出る。写真ではとてもそのスケール感を表せない。この写真で見えているのは、呉娑々宇山〜岩屋観音、ニが城山、木の宗山など。

登山道に戻り、尾根を下っていくと、やがて植林帯に入り、尾根を外れる。

あとは沢ぞいの道を渡ったり渡り返したりして下りていく。

やがて沢は右下に沈み、堰堤を通り過ぎる。するとすぐに墓地に出て、車道が見えてくる。

そして車道を下っていく。

三篠川にかかる橋から振り返る鬼ガ城山と二十畳岩。

二十畳岩はスケールも展望も素晴らしかった。ただ、偵察中のスズメバチに遭遇。岩が折り重なっているということは、雨を避けて蜂が巣を作れる場所がたくさんあるということ。蜂が活発化する秋に大勢でここに行くのは避けた方がいいかもしれません。

上深川駅に到着。電車は1時間に2本。幸いにも5分ほどでやってきた電車に乗って、車窓の田園風景を楽しみつつ、のんびりと広島駅に帰った。



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