大日三山&浄土山〜雄山
 2005年8月10日〜13日 (停滞1日)

 3日間で歩いた山々
    大日岳     2498m
    中大日岳    2500m
    奥大日岳    2605m
    浄土山      2831m
    立山雄山    3003m (雄山神社)
新室堂乗越付近より見る立山主峰


山のイラスト 思えば予兆はあったのだ。第一の予兆は、出発前の晩、天気図に出ていた北陸沖の低気圧。「あれ? これって、大丈夫なのかな?」と気になったが、予報には晴れマークが並んでいる。「そうか。そんなに影響はないのかも・・・」と思った私は、これまで何度も裏切られてきた日本の「気象情報」の行きあたりばったりさを忘れていた(忘れたがっていた・・・)。

そして第二の予兆(と言うか、予感)は、前泊した立山駅で。午後早めに着き、ハコモノの典型「砂防博物館」を見学に行った私たちを迎えたのは特別展示の看板、その名も「雨」! 「そんな展示、ここでするなよ〜」と思いながら敷地内に入っていくと、入口では「1時間に50ミリの雨を体験しませんかぁ」と、お兄さん学芸員(たぶん)が明るく体験車へと誘っている。濡れたくないので断ったが、まさかその雨を翌日実地体験することになろうとは。。。

更に建物の中に入ると、立山カルデラのジオラマの前に立たされ、「雷雨」のデモンストレーションが始まる。真っ暗な空、不気味な稲光、豪雨の音・・・。見ているうちに「これを体験してしまうのでは・・・」とイヤな予感がしたが、あえてその予感を打ち消す。「あばれ川」と呼ばれた常願寺川のことなど知見を得、「ハコモノでも意外に面白かった」と満足して博物館を出た、つもりだった。

夜、泊まった千寿荘で「気象情報」を見ると、昨晩までの晴れマークの連続が い き な り 雨マークの連続に変貌している。そして「ところによっては1時間に50ミリの雨が・・・」と、したり顔で説明する気象予報士の姿があるのだった。「あーあ、また占い師どもにしてやられたか・・・」とうんざりして、移動日の夜はふけていった。


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