山県製鉄所大暮工場跡から見る天狗石山
データ | |
行程 |
10:50佐々木新道登山口…11:55キナイ原…12:10引き返す(三ツ石山手前)…12:20天狗無線中継所12:55…13:10天狗石山13:40…14:05十字路…14:15オクビ山…14:20十字路…15:00登山口 |
コースタイム(歩行時間) | 3時間05分 |
同行者 | 夫 |
その他 | 入浴@いこいの村ひろしま 500円/1人 |
天狗石山から尾関神社に下る道のブナ林がいいんだよ、と、Fさんから聞いたのは、もう4〜5年以上前のことになる。その道(佐々木新道)は『アルペンガイド 中国・四国の山』(旧版)にも「踏み跡」として載っているので気にはなっていたのだ。今日は雨上がりのきれいな空気を期待して出かける。 | |
佐々木新道入口のスペースに車を停め、まず林道を登っていく。 | |
林道は日当たりがあまりないせいか、期待したほど花が咲いていない。このあたりはすでに山陰と言ってもいい地域で、雨雲がなかなかとれず、上部では霧雨の中を歩くようになった。 | |
ついでに三ツ石山に行くつもりで、キナイ原の分岐を右にとる。第一関門がこの大きな水たまり。 | |
そして第二関門がこれ。霧雨の中、展望もないのに腰までの笹をこぐ気がしないので、ここで引き返した。 | |
無線中継所の前で霧雨を浴びながらランチをとる。 中継所前の道を左に入っていくと、すぐに指導標があり、左手の山道に入る。ここからが今日の真骨頂。 |
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薄緑のベールがかかったような森の中。 | |
登山道上にはなぜか杉の倒木が多い。 | |
大岩が見えてくると、もうすぐ山頂。 | |
無線中継所からわずか15分で山頂。雨は止んだが、霧はまだとれないまま。 | |
山頂展望台の横に咲いていた、りんごや桜に似た花。ズミでしょうか? | |
山頂からいったん西側へ下り、分岐を左にとって佐々木新道に入る。ここを右に下ればおなじみ来尾峠。 | |
最初はやや急な下り。 | |
月並みだが「神秘的」という言葉が浮かんでくるような、静かな眺め。 | |
こんな天気の日に歩くブナ林は、晴れた日よりも もっとみずみずしい。 | |
20分あまり下ると、十字路に出る。下山するには左。その前に直進してオクビ山に登ることにした。 | |
だってこんなにきれいな道が、人を誘うかのように続いていたのです。 | |
十字路からほんの10分ほどで、オクビ山。展望はない。何もない。ここに身勝手で醜悪な登頂記念板がかかることのないよう、願うばかりです。 | |
十字路に戻る途中で見つけたイタリアンの一品のようなキノコ。盛りつけの参考にしよう(笑)。 | |
十字路に戻り、深山方面へ下っていく。 | |
思わず立ち止まる大きなブナの木。 | |
不思議な姿のギンリョウソウ。 | |
沢を渡ると、明るい伐採地に出る。 | |
沢筋を左にして下っていく。ブナ林を下っているうちにガスはとれていて、目の前に阿佐山を見ながらの下りとなった。 | |
阿佐山のなだらかな稜線が大きくなってくる。 | |
日当たりのいい伐採地。 | |
佐々木新道登山口に下りてきた。オオヤマレンゲの時期には、こちらから登る人も少なくないのだろうが、今日は誰にも出会わず、静かなブナ林を堪能できた。 | |
おまけその1。なんの花かわかりますか?タンス材のあの木ですね。 | |
おまけその2。レンゲツツジの丘。 | |
おまけその3。サルメンエビネ。 |