天狗石山 1191m
キナイ原〜天狗石山〜オクビ山〜佐々木新道
2008年5月25日


山県製鉄所大暮工場跡から見る天狗石山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:50佐々木新道登山口…11:55キナイ原…12:10引き返す(三ツ石山手前)…12:20天狗無線中継所12:55…13:10天狗石山13:40…14:05十字路…14:15オクビ山…14:20十字路…15:00登山口

コースタイム(歩行時間) 3時間05分
同行者
その他 入浴@いこいの村ひろしま 500円/1人


登山靴のイラスト 天狗石山から尾関神社に下る道のブナ林がいいんだよ、と、Fさんから聞いたのは、もう4〜5年以上前のことになる。その道(佐々木新道)は『アルペンガイド 中国・四国の山』(旧版)にも「踏み跡」として載っているので気にはなっていたのだ。今日は雨上がりのきれいな空気を期待して出かける。

佐々木新道入口のスペースに車を停め、まず林道を登っていく。

林道は日当たりがあまりないせいか、期待したほど花が咲いていない。このあたりはすでに山陰と言ってもいい地域で、雨雲がなかなかとれず、上部では霧雨の中を歩くようになった。

ついでに三ツ石山に行くつもりで、キナイ原の分岐を右にとる。第一関門がこの大きな水たまり。

そして第二関門がこれ。霧雨の中、展望もないのに腰までの笹をこぐ気がしないので、ここで引き返した。

無線中継所の前で霧雨を浴びながらランチをとる。
中継所前の道を左に入っていくと、すぐに指導標があり、左手の山道に入る。ここからが今日の真骨頂。

薄緑のベールがかかったような森の中。

登山道上にはなぜか杉の倒木が多い。

大岩が見えてくると、もうすぐ山頂。

無線中継所からわずか15分で山頂。雨は止んだが、霧はまだとれないまま。

山頂展望台の横に咲いていた、りんごや桜に似た花。ズミでしょうか?

山頂からいったん西側へ下り、分岐を左にとって佐々木新道に入る。ここを右に下ればおなじみ来尾峠。

最初はやや急な下り。

月並みだが「神秘的」という言葉が浮かんでくるような、静かな眺め。

こんな天気の日に歩くブナ林は、晴れた日よりも もっとみずみずしい。

20分あまり下ると、十字路に出る。下山するには左。その前に直進してオクビ山に登ることにした。

だってこんなにきれいな道が、人を誘うかのように続いていたのです。

十字路からほんの10分ほどで、オクビ山。展望はない。何もない。ここに身勝手で醜悪な登頂記念板がかかることのないよう、願うばかりです。

十字路に戻る途中で見つけたイタリアンの一品のようなキノコ。盛りつけの参考にしよう(笑)。

十字路に戻り、深山方面へ下っていく。

思わず立ち止まる大きなブナの木。

不思議な姿のギンリョウソウ。

沢を渡ると、明るい伐採地に出る。

沢筋を左にして下っていく。ブナ林を下っているうちにガスはとれていて、目の前に阿佐山を見ながらの下りとなった。

阿佐山のなだらかな稜線が大きくなってくる。

日当たりのいい伐採地。

佐々木新道登山口に下りてきた。オオヤマレンゲの時期には、こちらから登る人も少なくないのだろうが、今日は誰にも出会わず、静かなブナ林を堪能できた。

おまけその1。なんの花かわかりますか?タンス材のあの木ですね。

おまけその2。レンゲツツジの丘。

おまけその3。サルメンエビネ。


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