徳本峠越え
2015年10月22日〜23日


徳本峠からのぞむ朝の穂高連峰


山のイラスト 新島々の駅から上高地行きのバスに乗ると、出発して数分でバスは国道をそれ、島々宿に入る。スピードを落としたバスが島々谷にかかる橋を渡るとき、車窓から「徳本峠入口」の指道標が見える。そして毎回、谷の奥を眺めて、峠を越え上高地へとつながる古道に思いを馳せる。そんなことを何度も繰り返しながら、「歩くなら秋」と思ってきたその谷に、今日入る。


ちなみにオット、リフレッシュ休暇。ツマ、ただの有休(笑)。


この峠越えの道は、山道の起点となる二俣まで5.5kmも林道を歩かなくてはならない。新島々の旅館が砂防ダムまで送ってくれると両親から聞いてそこを利用しようとしたら、工事関係者で満室と言われた。それで松本に宿泊し、朝いちばんの松電に乗る。新島々からは予約していたタクシーに乗車。砂防ダムか、せめて発電所までは連れて行ってもらえると期待していたが、タクシーが停まったのは、島々宿からわずか500m入っただけの、ひとつめの林道ゲートの手前だった。そこから徳本峠までの距離は15km。

ゲートの前で下ろされたときは、山道にとりつくまでの長い行程を考えてやる気をなくしそうになったが、歩きだしてみると、谷の両側の紅葉が素晴らしく、車で素通りするのはもったいない。しかも林道なので距離はあっても山道ほどの時間はかからない。結果論にはなるが、歩いて良かった。

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