筑波山 877m (白雲橋コース〜御幸ガ原コース)
2008年4月20日


つくばエクスプレス研究学園駅から見る筑波山
右のピークが三角点のある女体山、左が男体山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

8:55市営第一駐車場…9:15筑波山神社下…9:25白雲橋/迎場コース分岐9:30…9:35白蛇弁天…10:35つつじが丘分岐10:45…11:25女体山山頂11:35…11:45カタクリの里(ランチ)12:35…12:40最低鞍部…12:55男体山山頂13:00…13:10御幸ガ原コース分岐…13:35男女川水場13:40…13:55ケーブル横広場…14:35筑波山神社14:45…14:55靴洗い&民芸品店15:10…15:20駐車場

コースタイム(歩行時間) 4時間35分
同行者 叔父、叔母、母
その他


登山靴のイラスト 出張でつくばに行くことになった。

(上司)「ついでに筑波山に登って来たら?」
(私)「ええっ(嬉)?! そ、それは業務ですかっ?」 (←そんなはずはない。)
(上司)「い、いや(焦)、土曜日出てもらうから、代休とってさ」

・・・、まあなんにせよ、元山男の上司というのは有り難い(笑)。

そういうわけで、土曜日に仕事を終えてつくば市の親類宅に移動。親類というのはキナバル山に一緒に登った叔母と、叔父のS博士の家で、なぜかそこには母がいた(@。@)

S邸から筑波山の麓までは車でわずか30分。前にも連れて来てもらったことはあるが、その頃は山登りをしていなかったので「ガマの油」くらいしか記憶に残っていない。

市営第一駐車場に車を停め、車道を登っていくと、赤い鳥居をくぐる。この先、筑波山神社の門前町(というほどの賑わいはない)になる。

筑波山神社の正面参道。鳥居の向こうに見えているのが女体山。まずはあれを目指します。

筑波山神社本殿に登る直前で右にそれ、谷を渡って住宅の間を登っていくと、「白雲橋/迎場コース」の登山口がある。

檜林の中を緩く登っていく。登山道の両側には大きな木が残してある。

分岐点。左が今日登る白雲橋コース。右へ行くと迎場コースで、つつじが丘を経ることになる。

分岐からすぐに白蛇弁天を経ると、次第に登りがきつくなってくる。

大木が見下ろす登山道。登りはかなりきつい。

急坂を登った後、尾根を左にするトラバース道に入る。

ロープウェイをくぐると、すぐにつつじが丘からのコースと合流。休憩ポイントのため、たくさんの人(や犬)で賑わっている。

合流地点から見下ろす下界。

合流地点から先は、巨岩、奇岩が道沿いに連なるおもしろい登り。写真は「弁慶の七戻り。」 向こう側からこちらへ歩いてきた。

高天原を経て岩の間を登り、今度は胎内くぐりの岩。この先、鎖のついた短い登りで、稜線に乗る。

まだまだ春浅い稜線上を、女体山を目指して進む。

女体山直下の大仏岩。

女体山への最後の登りは少しきつい。

上の写真の手すりを左へ登ると女体山神社があり、その右手奥が女体山山頂。突き出した岩からは高度感のある眺めが広がる。しかし今日は期待したほど晴天にならず、あまり遠くまでは見渡せなかった。

女体山から男体山へ、たおやかに続く稜線。

男体山(写真奥)に向かう途中の「カタクリの里」でランチ休憩。この山はロープウェイでもケーブルカーでも登れるため、稜線上はたくさんの人が歩いている。

カタクリはと言えば、寒々しい空にうつむいたコたちばかり。

女体山と男体山の最低鞍部にあたる場所。風が冷たくなってきて、ガマの油売りの人たちも店じまいをしていた。

鞍部から男体山への登りは15分。急な箇所もあるが、あっという間に着く。

男体山神社の裏側。

今日のメンバー。左から「低山名山」初登場のS博士、キナバル山と東方翩山ですでに登場ずみの叔母、いつも登場している(笑)母。なんだかみんな着ぐるみ状態です(^@^)

男体山を後に、女体山を見ながらふたたび鞍部へと下る。

鞍部から右へ、急な下りの御幸ガ原コースを下りていく。

沢筋を渡るところにあるのが、男女川(みなのがわ)の水場。そう言えば百人一首に「つくばねの・・・」って、ありましたね。

御幸ガ原コースは終始急な坂が続き、しかも下部はゴロゴロした岩が多い。一昨日の雨で下がぬかるみ、滑るのでかなり歩きにくかった。

筑波山神社近くまで下ってくると、次第に陽光の量が増えてきた。

神社本殿。山の上の方はまだまだ緑にはほど遠い感じだったが、ここまで下りてくると新緑がとても美しい。

筑波山と言えばやはりコレでしょう!それにしてもガマの油、なんだかつけるとカエルみたいな皮膚(=_=;;)になりそうで、試す勇気がありません。本当に効くのでしょうか???

標高1000mに満たないのに、なぜか百名山に入っている筑波山は、山中に入ってみると、年月を経た木々や巨岩など、想像以上に自然豊かで魅力的な山だった。今日歩いたコースだけではなく他のコースも歩いてみたいと思う。

ただ、筑波山自体の魅力は十分に認めるとしても、この程度の山ならきっとどの県にもひとつやふたつはあるだろう。そう考えると、恣意的に選ばれた百名山があたかも絶対のもののように受け止められていることが不思議でしょうがない。個人(他人)が客観的とは言えない基準で選んだ山にすぎないのに・・・、と、思う私はひねくれ者なのですね、きっと。


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