津和野街道 (栗栖観音堂〜松ガ峠〜悪谷〜国道186号旧道〜道の駅スパ羅漢)
2014年7月12日



渓流に沿う石畳道

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:00津和野街道栗栖登山口…11:10観音滝11:15…11:35茶屋床11:45…12:00籠立岩…12:07松ガ峠…12:15悪谷林道分岐13:20…13:28比丘尼ガ淵13:33…13:55 R186悪谷下橋…14:10血がわりの淵14:15…14:40スパ羅漢

コースタイム(歩行時間) 3時間10分
同行者 夫、母
その他 入浴@道の駅スパ羅漢 600円/1人


登山靴のイラスト 実家に所用あり泊まりに行くついでに、近くを通る津和野街道を歩いてみようと思った。調べていて気がついたが、津和野藩主が参勤交代のために利用したというこの官道は2.5万図にもしっかりと載っている。石畳道が残ることもあって4〜5年前から自治体の広報誌やミニコミ紙に載る頻度が上がり、歩く人も増えてきたようだ。

今日は公式サイトに紹介されている栗栖観音堂〜道の駅スパ羅漢コース。車2台で回送すると便利なので、母の応援を頼んで終点となるスパ羅漢で待ち合わせ、1台で登山口となる栗栖に向かう。

駐車場のある栗栖観音堂入り口。案内板のそばに人が立っている。若い人にも人気なのかしらと思ったら・・・(マウスポインタを写真の上へ)。

民家を通り過ぎ、谷に入ると、すぐ右側に観音堂がある。

続いて夫婦岩・・・、
って、岩、よく見えないんですけど。。。

石畳道が早速現れます。

渓流の左岸を通る街道。

観音岩上。
ここでさっきの観音堂の岩が観音岩下だったことを思い出す。

ヤブコウジ。 カワイイ♪

右側から流れ込む支沢には橋がかかっている。

炭焼き窯跡。

石畳、きれいに残っています。

渓流と石畳。いい感じ。

今日は夏の日差しが蒸し暑く、ずっと日陰を歩けて水流からの涼しい風が随所で感じられるこの道はうれしい。

いったん右岸に渡り・・・、

すぐに左岸に戻る。

この付近の石畳はきれいだった。

「撮影スポット」と標識のある付近。
ちょっと杉の葉を掃除したいです(笑)。

オニノヤガラ
(と、花サポーターより教わる。)

観音滝。

観音滝からは右へ曲がり、登りとなって尾根を回り込む。

わずかに下るとふたたび渓流沿いの道。石畳にも水が流れます。

一里塚跡。

休憩所のある茶屋床。ここからこの谷を外れ・・・、

尾根を回り込んで別の谷に入る。

向こうに空が見えてきた。あそこが松ガ峠(まつがたお)かと思いきや・・・、

ちがいました(-o-)

尾根を乗り越すと、長いトラバース道となった。

藩主の籠を下ろして休憩したという かご立岩。右側は急な谷で、のんびり休める藩主はいいけれど、かごをかつぐ人たちにとっては相当な難所だったのだろうと想像する。

この長いトラバース道は「三国横え」と呼ばれているようだ。

松が峠の標識。味わい深い文章が書かれている。(マウスポインタを写真の上に置いてください。)

松ガ峠からは尾根上の道となるが・・・、

すぐに尾根を外れ谷へと下る。


悪谷(あくたに)に出合い、橋を渡ると、テーブルや休憩舎がある。


←本日の街道ランチ
本日のデザート→

津保美堂の塩豆大福
パティシエールグレイシャーの
はちみつレモンケーキ
うさごやの冷凍柿
o(^ ^)o


休憩舎からは右へ。
(津和野街道を続けて中道まで歩くには左。)

右側に悪谷の流れを見つつ、林道を下る。

植物観察中。ここでもやっていましたね。

ウツボグサ

林道から悪谷の流れを見下ろしたところ。なかなか見応えのある谷です。

比丘尼ガ淵。
この変わった名前にはもちろん伝説がある。子どもの頃、何度も何度も読み返した『佐伯町の民話と伝説』という冊子をまた読みたくなった。

だらだらと林道を下っていくと、R186に出てくる。

下悪谷橋を渡り、旧道へ入ります。

国道186の標識 こんな標識が残っていてびっくり。

人家跡(のようなもの)や、人が暮らしていた跡が残る。
後で父から聞いたところでは、昔はこの付近に1軒だけお屋敷があったとか。

上悪谷橋(写っていませんが写真の左手)でR186に出る。渡って旧道へ。ここの旧道箇所はわずかで、すぐにまたR186に戻る。

 橋のたもとからまたまた旧道へ入る。
でもその前に、何か見るものがあるようですよ。

血がわりの淵。
ここにも伝説があるのですが、ちょっと木が茂って見にくいですね。

そこで少し上流を見てみます。(右側が上流。)
左上に見える滝の下が血がわりの淵。

橋の上から見る羅漢渓谷。旧道はこの渓谷の左岸(写真では右側)を通る。

バスが通っていたとは信じられないような道。

ここでR186に出てきます。スパ羅漢まであと少し。

最後に大滝を見て・・・、

「羅漢温泉」のバス停標識 終点の温泉へと向かう。

今日のルートは思った以上に見所が多く楽しめた。比較的短時間で津和野街道の雰囲気を味わえ、街道入門編としては最適のコースだと思う。


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