雲月山 (6) (岩倉山〜千人立(877m峰))
2011年1月4日


支尾根から見上げる岩倉山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:00土橋屯所…11:15下の登山口駐車場11:20…12:00岩倉山…12:10上の登山口登山口駐車場12:50…13:05 877m峰…13:10引き返す…13:17 877m峰…13:23上の駐車場…13:35下の駐車場…14:10土橋屯所

コースタイム(歩行時間) 3時間25分
同行者
その他 入浴@グリーンスパつつが 500円/1人(割引価格)


登山靴のイラスト 2011年最初の山は、雪の時期に歩いたことのない山に行ってみたくて、雲月山を選んだ。雪の山を歩くときに使う筋肉は夏とはぜんぜん違う。最初は足慣らし程度にしておいた方がよさそうでもあり・・・。

とは言っても、積雪期の雲月山に登るには、除雪終点から登山口まで、雪の積もった車道を歩く必要がある。グリーンシーズンならハイキング山にすぎない雲月山も、立派な登山の対象になるのだった。

戸河内ICを出てからの今日の道中は素晴らしかった。気温が低いので道路の両側の木々が全て凍り、どこまでも霧氷の林が続く。

除雪終点の土橋地区消防団屯所。車はここまでしか入れない。

「雲月山へ2.4km」の標識を見て除雪のデブリを越えると・・・、

動物の足跡しかないバージンスノーの道路が伸びている。ここをゆるゆると登っていきます。

思った以上に深い積雪。頭上には真っ白い雲月山(高山と岩倉山)が見える。

久しぶりの雪の道で、傾斜の緩い道路でも負荷を感じる。

いい感じになってきましたー!

このカーブ(写真は下山時に撮影)を曲がると・・・、







こ〜んな真っ白い世界が視界に入り、
思わず大きな声を上げる。
(左から雲月山、高山、岩倉山)
この眺めを今日は2人占めです!





今日はここから岩倉山を目指すことにした。あずまやから尾根に乗って、直接岩倉山を目指してもいいけれど・・・、

雪が落ち着いているようなので、夏道のトラバース道を歩いてみた。

雪が降ると、支尾根がたくさんあるのがよくわかる。グリーンシーズンには入れないところに入れるのが楽しい。写真の手前の支尾根に乗ってみました↓。

その支尾根から見上げる岩倉山。左端のアリのように見えるのが夫。

いま歩いて来た支尾根上のトレース。
誰ですか?「オマエの心のように曲がっている」と思っているのは(笑)?

登山道に戻ってきた。

大きな尾根に乗ったところで右折し、岩倉山へ直登。この尾根もあずまやからの尾根と同じで、無雪期に道はない。

尾根上の積雪量はこれくらい。ワカンをつけていても膝くらいまでもぐる。

かなり急な尾根から振り返ったところ。向こうに見えるのが雲月山の山頂。

岩倉山は旧芸北町の町章に対峙する。右奥に、ユートピアサイオトを擁する高杉山が見える。

北から雪雲が押し寄せてきた。

岩倉山山頂で、引き返して雲月山へ向かうか、いったん上の駐車場に下りて向かい側のピーク(877m峰)を目指すか少し考えて、向かい側のピークに登ってみることにした。せっかく雪が降っているのだし、普段は行けないところに行ってみなくては!

上の駐車場のコンクリート製あずまやから見上げる岩倉山。
ちなみにトイレは冬期閉鎖です。

凍えるようなランチタイムの後、877m峰に向けて登る。

振り返るとこんな眺め。しかしこの後、天気は急速に悪化していった。

ブッシュをよけつつ登りついた877m峰。南北に細長い山頂は、見事な雪原になっている。このピークに「千人立」という名前があるのは、この広さの故だろうか。雪の山は、こういう思いがけない眺めに出会えるから楽しい。

雪原から見る高杉山。左側にあるはずの天狗石山は、もう雪雲に取り込まれていた。

877m峰からさらに先を目指したものの、雨のように雪が降り始めたので、5分ほど下ったところで引き返す。ちなみに道中はこんな感じ。もちろん道はありません。

帰り道に見下ろした上の駐車場。向かい側の岩倉山が、もうまったく見えない。(中央やや左下の四角い物体が、「雲月山」の看板です。)

降りしきる雪の中を下山にかかる。下の駐車場のあずまやがぼーっとしか見えない。さっきまであんなに晴れていたのに・・・。

それでも車道を下って高度が下がると、ふたたび青空が見えてきた。

そして山里の光景が見えてきて、駐車場所に帰還。

今日は軽めの山歩きながら、青空に映える真っ白い峰の連なりが素晴らしかったし、登山道ではないところを歩く雪のシーズンならではの楽しみ方もできて、満足な半日だった。最後にお気に入りの大黒そばを食べて、グリーンスパつつがで温まって帰宅。

リンクバー
inserted by FC2 system