鷲ガ頭山 436m (安神山〜鷲ガ頭山〜入日の滝)
2011年3月26日


宮浦から見上げる鷲ガ頭山の稜線
右から安神山、烏帽子岩、園地のピーク、鷲ガ頭山
安神山の手前にある巨大な木は、大山祇神社社叢の大楠です。

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:00駐車場…10:10安神山登山口…10:35尾根…10:45安神山10:50…11:10車道…11:18車道…11:25鷲ガ頭山山頂11:50…12:05入日の滝分岐…12:30入日の滝12:35…13:10安神山登山口…13:15駐車場

コースタイム(歩行時間) 2時間40分
同行者
その他 入浴@マーレグラッシア大三島 500円/1人



登山靴のイラスト 3月最後の週末は、雪の山を歩き納めに行こうと思っていたけれど、戻り寒波で冷え込んだので気が進まず、朝になって方針転換。暖かそうな島の山に行くことにした。

こちらが今日の行き先、鷲ガ頭山(愛媛県大三島)。
写真は大崎上島から撮ったもの。1月に行った神峰山からよく見えていて、近いうちに行ってみようと思っていた。

大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)の脇にある土産物屋の大きな駐車場に車を停めさせてもらい、まずは「安神山わくわくパーク」の標識にしたがって、沢沿いの道に入る。

←岩山の安神山と、瀬戸内のジャンヌダルク鶴姫の像。

住宅が見えてきたところで右折して坂道を登っていくと、わくわくパークに至る。公園内には標識もなにもない。とにかく高い方へ上がっていくと・・・、

やっと標識が出てきました。

上の写真からすぐに、道が二分する。左側が安神山への遊歩道。

ひと登りで展望台に出る。冬型で空気が澄んでいるので、海が青くとても美しい。

遊歩道はつづら折れになっていて、とても楽に歩ける。

やがて前方に安神山の岩尾根が見えてくる。この尾根にぶつかったところで右折します。

安神山への登り。

遊歩道から左手に見る縦走路の稜線。右が烏帽子岩、矢印が鷲ガ頭山の山頂。

龍神が祀られた安神山の山頂。三角点はこの後ろ。





三角点からは、縦走路の素晴らしい展望が得られる。
中央が烏帽子岩、左奥が山頂。
手前のピークの下に夫がいます。



烏帽子岩へ。

なんとなく万里の長城のような縦走路。ずっとコンクリート張りなのです。

振り返るとこんな眺め。矢印が安神山。

園地のピークの南側を巻く。山頂が近づいてきた。

2回ほど車道に出て、これが最後の登り、直登でとてもきつい。

そして山頂三角点に到着。縦走路は大展望だったのに、ここだけ木立に囲まれて展望がない。

今日は下山後行きたいところがあるので、コーヒータイムだけとって出発。





園地のピークまでは来た道を戻る。
鳥になったような眺め。



園地のピークの下に、「福山山岳会」と書かれた指道標があり、「入日の滝、大山祇神社」と示されている。地図を確認すると、入日の滝からトラバース道で神社へ戻れそうなので、この道を下ってみることにした。

指道標には「鉄塔に沿って下る」と、丁寧に説明が添えられている。ものすごく急な尾根下り。送電線の巡視路なのでしょうか?

急なだけに、あっという間に烏帽子岩(右)を見上げる位置まで下りてきた。

尾根を下りきって左に曲がると、一瞬シダ藪となり、沢に下りる。そこで右に曲がりトラバース道へ。

小さな沢を何度か横切り、写真の場所で切り返すと・・・、

ここに出てきます(健徳院)。この建物の右側に・・・、

入日の滝。気持ちのいい場所でした。

滝からわずかに下り、右手にある駐車場の奥からトラバース道に入る。

最初にわずかに登った後は、ほとんど傾斜のない水平道。神峰山もよく見える(写真)。頭上にさっき登った安神山の岩を眺めたり、谷を何度も渡ったりしながら、最後に堰堤のある沢を横切ると、安神山わくわくパークの分岐(5枚めの写真)に戻った。

さて、山頂でコーヒータイムだけにした理由はこちら。海鮮丼380円のお食事処「大漁」!

私たちは髭じじーさんこの記録を見て来ましたが、有名なところのようで、ひっきりなしにお客さんが訪れていました。料理の写真は、ぜひ髭じじーさんのページを見てみてください。

さて、本来ならこちらを先にするべきながら、「大漁」の営業時間上後になってしまった大山祇神社への参拝。20年ほど前に、ヨットをやっていた友だちから、「瀬戸内海にすごい神社があるんだよ」と聞いて以来、ずっと訪れてみたいと思っていたところです。

境内にある樹齢2600年の楠。周囲は掃き清められ、余計なものは一切ない、とても清澄なところでした。

鷲ガ頭山はどの記録を見ても安神山からのコースか、車道経由のコースしか書いてなく、今日も同じコースの往復でいいかと思って出かけたが、入日の滝へのコースがあったことで、ぐるり1周できてとても良かった。登りの登山道はすべてコンクリートで固められた遊歩道なのが残念だけれど、縦走路からの展望は一級品。なによりも、どんなに易しくても緊張を覚える雪の山に通い続けていた身には、なんの不安も覚えずのんびり歩くことができる海の山はうれしかった。

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