5日間で歩いた山々 南岳 3032m 中岳 3084m 大喰岳 3101m 槍ガ岳 3180m 樅沢岳 2755m 双六岳 2860m (台地の途中まで) 弓折岳 2588m 大ノマ岳 2662m 抜戸岳 2812m (直下を通過) 笠ガ岳 2897m クリヤの頭 2440m (直下を通過) |
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槍ガ岳に登るときは笠ガ岳と一緒にしよう、と、長いこと考えてきた。播隆上人が足跡を残した2つの山をつないで歩き、「播隆上人ツアー」としたかったのだ。本来なら播隆上人と同じ順序で、笠ガ岳を先に、次いで槍ガ岳に登るべきところだが、歩きたいコースが登りになるか下りになるか、光線の状態はどうか、などを総合的に考えた末、槍から笠への縦走をすることになった(←計画部ツマ担当)。 ところで、「槍ガ岳を見ずして槍ガ岳に登るなかれ。」 これは夫の言葉。「北アルプスに初めて入っていきなり槍ガ岳に登ってはいけない。槍ガ岳は、あちこちからその姿を眺めて後に登るものだ」という、わかったようなわからないような言い分。槍ガ岳という山は、槍沢から登ろうが、表銀座から登ろうが、裏銀座から登ろうが、どのコースからでもずっとその姿を眺めて登ることになるので、こんなことを言われても納得できない人もいるだろう。 が、今回、展望360度の槍の穂先から北アルプスを眺めて、この言葉にちゃんと意味があることに気づいた。穂先から見えるあのピーク、あの稜線、あの鞍部、あの小屋・・・、その7〜8割をすでに歩いているので、「あそこからも、あそこからも、槍を眺めたなー」ということが思い出されて、とても感慨深かったからだ。もし北アルプスで初めてのピークが槍ガ岳だったら、わけもわからず周囲を眺めるだけだっただろう。そう考えると、「うーむ、けだし名言であるなぁ」と感心するのだった。さすが、夫(よいしょっと)。 |
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