槍ガ岳〜笠ガ岳
(上高地〜横尾〜槍沢〜天狗原〜南岳〜槍ガ岳〜
西鎌尾根〜双六コル〜弓折岳〜笠ガ岳〜クリヤ谷)
2007年8月10日〜14日

  5日間で歩いた山々
     南岳    3032m
     中岳    3084m
     大喰岳   3101m
     槍ガ岳   3180m
     樅沢岳   2755m
     双六岳   2860m (台地の途中まで)
     弓折岳   2588m
     大ノマ岳  2662m
     抜戸岳   2812m (直下を通過)
     笠ガ岳   2897m
     クリヤの頭  2440m (直下を通過) 
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(1) 槍ガ岳から見た笠ガ岳
(2) 笠ガ岳から見た槍ガ岳


山のイラスト 槍ガ岳に登るときは笠ガ岳と一緒にしよう、と、長いこと考えてきた。播隆上人が足跡を残した2つの山をつないで歩き、「播隆上人ツアー」としたかったのだ。本来なら播隆上人と同じ順序で、笠ガ岳を先に、次いで槍ガ岳に登るべきところだが、歩きたいコースが登りになるか下りになるか、光線の状態はどうか、などを総合的に考えた末、槍から笠への縦走をすることになった(←計画部ツマ担当)。

ところで、「槍ガ岳を見ずして槍ガ岳に登るなかれ。」 これは夫の言葉。「北アルプスに初めて入っていきなり槍ガ岳に登ってはいけない。槍ガ岳は、あちこちからその姿を眺めて後に登るものだ」という、わかったようなわからないような言い分。槍ガ岳という山は、槍沢から登ろうが、表銀座から登ろうが、裏銀座から登ろうが、どのコースからでもずっとその姿を眺めて登ることになるので、こんなことを言われても納得できない人もいるだろう。

が、今回、展望360度の槍の穂先から北アルプスを眺めて、この言葉にちゃんと意味があることに気づいた。穂先から見えるあのピーク、あの稜線、あの鞍部、あの小屋・・・、その7〜8割をすでに歩いているので、「あそこからも、あそこからも、槍を眺めたなー」ということが思い出されて、とても感慨深かったからだ。もし北アルプスで初めてのピークが槍ガ岳だったら、わけもわからず周囲を眺めるだけだっただろう。そう考えると、「うーむ、けだし名言であるなぁ」と感心するのだった。さすが、夫(よいしょっと)。

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