吾妻山〜比婆山縦走 (2) 2008年10月18日


大膳原を挟む吾妻山と比婆山御陵(右)
(池の段から)


地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:10休暇村駐車場…10:30ベンチ10:35…10:50吾妻山山頂10:55…10:58大膳原分岐…11:08南の原分岐…11:20大膳原指導標…11:28馬木分岐(峠)…11:50御陵トラバース道分岐…11:55烏帽子山/御陵鞍部12:10…12:30御陵…12:53越原越…13:20池の段14:00…14:05池の段/立烏帽子山鞍部…14:15立烏帽子山山頂…14:28立烏帽子駐車場(分岐)…14:32千引岩…14:50越原越14:55…15:15御陵…15:25烏帽子山/御陵鞍部…15:30烏帽子山山頂15:35…15:40御陵トラバース道分岐…15:50馬木分岐(峠)16:00…16:08大膳原指導標…16:18南の原分岐…16:35南の原…16:45キャンプ場…16:55駐車場

コースタイム(歩行時間) 5時間20分
同行者
その他 入浴@かんぽの郷庄原 600円/1人


登山靴のイラスト 昨年秋に吾妻山から比婆山に縦走したときは御陵で引き返した。今年は御陵から池の段はもちろん、さらに先の立烏帽子山まで行く気満々o(^ ^)o

ではあったが、広島出発がいつもより少し遅くなり、歩き始めたのは10時をまわってからになってしまった。池の段から先の今日の行程は、立烏帽子山から立烏帽子駐車場、トラバース道を越原越まで戻り、御陵に登り返すついでに烏帽子山に登って大膳原に下り、南の原経由で戻ってくる予定。下山時間が遅くなりそうだが、暗くなるまでには充分余裕を持って戻れるはず・・・。

休暇村から池の原を歩き出す。なんとなく秋めいてはいるが、この付近の紅葉はまだまだ。

リンドウが咲く道をゆっくり登っていく。

あれに見えるは我が家の未踏峰;; いつになったら行く気になるのやら・・・。

ベンチのある場所でひと休み。

山頂部を見上げるとこんな感じ。ここからは、しばらく平坦とも思える道を歩いた後、やや急な登りを10分ほどで山頂に至る。


見下ろす大膳原の向こうには、今日これから目指す峰々が並ぶ。

南尾根を途中まで下り・・・、

分岐を左折して大膳原へ。秋色が濃くなってきた。

一面ススキの原となった大膳原を通過すると、分岐のある峠。ここから登り返す。

うんうん、いい感じです。

だいぶ登ったところで右のトラバース道に入る。左は烏帽子山への道。あとでここに戻ってきます。

トラバース道は秋の ただ中だった。

烏帽子山と御陵の最低鞍部に到着。右にとって御陵へと向かう。

秋の比婆山にはこれまでも何度か訪れたが、下の方の紅葉は盛りでも稜線上のブナはいつも葉を落とした後だった。今年は山頂部のブナの黄葉を期待して、普段より少し早めに来てみた。どうやら大正解だった様子。

見上げても・・・、

見回しても・・・、

どこも明るい黄色に染まっている。

御陵までやって来た。

こちらが今日の御陵。やはり見るときによって木のくねくね感が違うと思うのですが・・・。(なんのことかわからない人はこちらをどうぞ。)

御陵からはしばらく平坦な道を進み、「ブナ純林」の標識の付近から越原越(おっぱらごえ)に向けて下っていく。

越原越の付近はまだ緑が優勢。ここを右にとって池の段へ。帰りは立烏帽子山をトラバースする道をここへ戻ってくる。

秋らしい雰囲気の道。

高度が上がると、ふたたび金色に輝くブナが見られる。

樹林帯を抜けると池の段へ最後のひと登り。赤く染まった灌木でひときわ華やかになってきた。

池の段から見る御陵のピーク。そうそう、これを見に池の段へ来たのです〜!

池の段の肩から見る立烏帽子山。こちらもこんなにきれい!

三角点へと向かう。気持ちのいい眺めの中で、少し遅めのランチをとった。

肩まで戻り、立烏帽子山の斜面を見下ろす。上の方に少し見えているのが登山道。

立烏帽子山の登りから池の段を振り返ったところ。まだ緑が優勢な下の方からは考えられないような秋の眺め。

立烏帽子山山頂手前から見る福田頭方面。

山頂を通り過ぎ、ブナ林の中をジグザグに立烏帽子駐車場に向けて下る。駐車場のすぐ手前で分岐を左に、越原越に戻るトラバース道に入る。

(イザナミ)「あんたのとこの人草を日に1000人絞め殺しちゃるけぇ」
(イザナギ)「ほんならわしは1日1500人ほど産屋を建てるわいや」
(なぜか広島弁・・・)

二柱の神様がそんな問答をしたここは千引岩(ちびきいわ)。この山に来ると、いつも小学生のとき夢中で読んだ『古事記』の記憶がぼぉ〜っとよみがえってくる。

トラバース道の途中から見る御陵のピーク。あれにまた登り返さなくては。

いくつか大きな谷を越えて越原越に戻り、御陵への登りにかかる。傾いた陽を受けるブナ林の中を歩くのはとてもいい気持ち。

久しぶりに門栂の写真を撮ってみました。

御陵を通り過ぎる。いつも立ち止まって眺める大ブナ。

最低鞍部からは、朝登ってきたトラバース道を左に見送り、登り返して烏帽子山に至る。振り返ると、ゆったりと夕陽を浴びる御陵の姿がそこにある。

烏帽子山から大膳原に下る。この時点で4時。大膳原でとろうと思っていたコーヒータイムはあきらめた。

ススキの大膳原から振り返る立烏帽子山(左)と池の段。

帰途は南の原へ。

池の原まで戻り、点在する池のひとつに寄ってみた。水面が異様に盛り上がっているので何かと思えば、とんでもない数のどん欲な鯉のみなさんが、人の気配を感じて一斉に近づいて来ていたのだった。コワかったー(笑)。

その池から吾妻山を振り返る。今日はどこまでも秋の日ざしが心地よく、気分のよい山歩きができた。


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