吾妻山(16)
(池の原〜小坊主〜吾妻山山頂〜南尾根〜南の原〜大膳原〜南の原〜池の原)
2015年10月3日


登山道から見上げる吾妻山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:25休暇村駐車場…10:35小坊主…10:55ベンチ11:00…11:20吾妻山山頂11:25…12:10南の原…12:40大膳原野営場13:30…13:10南の原…14:35駐車場

コースタイム(歩行時間) 3時間10分
同行者 フジさん、チカちゃん
その他


登山靴のイラスト 秋の女子登山は、高野町のりんごを求めて、フジ号で吾妻山に行くことになった。

休暇村の駐車場。色づき始めた木々と青空が素晴らしい。

それでは池の原から出発しましょう。

夫と一緒だといつもとばされる小坊主、今日は登ってもらえるようです(笑)。

小坊主から見る吾妻山山頂。

吾妻山に登り始めて、池の原を振り返るとこんな感じ。足元にはリンドウがたくさん咲いている。

少しばかり急な登山道。ふじさんがしんどそうにしていると・・・、

おじさんが話しかけてきました。和やかな登山者どうしの語らい・・・

と思いきや、このおじさんの鼻から目が離せないフジさん。


なぜならおじさんの鼻の穴からは、葉っぱをもみしだいたものがはみ出ていたから。そのさまはまるで密生する○毛のようで、見る人をぎょっとさせるに充分なインパクトがある。

おじさんの話では、クロモジの葉をもんで鼻に入れるとスーッといい香りがするので、登りのつらさを忘れるというのですが・・・。
楊枝に使われるクロモジだから、いい香りがするのは知っているけれど、そんな驚きの使い方があったとは!


納得しきれず憮然とした表情の二人を尻目に、さくさく登っていくおじさん(笑)。

猿政山とタンナサワフタギの青い実。

山頂まであと少し!

到着しましたー!!
そうそう、フジさんはこの山頂は2回目でした。(前回はこちら。)

山頂から島根県を眺める。肉眼では船通山の向こうに大山まで見えた。

今日のランチ場所は大膳原野営場(矢印の場所)。

南尾根を下る。大膳原へは最初の分岐を左にとると近いけれど、今日は南尾根を下まで下ります。

尾根の途中で傾斜が緩む。高原気分を満喫。

南の原まで下ったところで分岐を左折。いま下りてきた南尾根を巻きながら、大膳原へ向かう。右手に池の段と立烏帽子山。ここはいつも帰路で通るので、この眺めはちょっと新鮮。

樹林帯に入り、沢をいくつも越えてトラバースしていく。

大膳原に下りてきた。烏帽子山と御陵のピークが、山頂からよりもぐっと近づく。

一面ススキの原。



野営場に向かって左折したところで、さっき登りで出会った葉っぱのおじさんが向こうからやってきた。
すれ違いざま、「デザートの果物をやろうか」と話しかけるおじさん。

「デザート」と聞いて、食い意地のはった計画部、よせばいいのにふらふらとおじさんの方に近づいていく。

「果物って、なんですか?」(←時節柄、「梨」や「ぶどう」を期待している。)





「ぽぽ」





(o o)        「は?」





「ぽぽ」





(計画部) 「ぽ、ぽぽ・・・って、なんですか?」
(おじさん) 「ぽぽいうたらぽぽよ。食べてみるか?」
(と言って、ザックから「ぽぽ」なるものを取り出し、半分に割って差し出すおじさん。)





「あ゛、あ゛・・・、えーと、ありがとうございます」
(いまさらいいですとは言えず、半分受け取ってしまう計画部。)

「家になっとるんよ。あんたらぁの人数分あるけぇ、持って行きんさい」





・・・(- -;; 全部、受け取ってしまった(笑)。





この「ぽぽ」なる果物、後で調べてみると「ポーポー」とも呼ばれ、珍しいものらしい。しかし、マンゴーやバナナのような南方系果物の味と香りに、ドリアンのねっとり感を持った食感で、梨やぶどうのみずみずしさとはほど遠いものだった。想像するに、おじさんも家でとれたはいいけれど、もて余しておられたのでしょうね(笑)。

ぽぽ騒動が一段落、野営場でランチ&コーヒータイム。

今日のデザート。
パティシエールグレイシャー製「秋満載、いもくりかぼちゃ&黒豆の黒糖パウンドケーキ」(マウスポインタを上へ)。

大膳原に戻ります。

ススキの原ごしの吾妻山。

ススキの向こうはさっき下りてきた南尾根。

南の原へ、トラバース道を戻っていく。

南の原から池の原へ。この辺りはまだ夏のようです。

下山後は高野町のアップルロードへ。

狭いところの駐車も平気なふじさんの運転で、りんご園をはしご。広島県でいちばんおいしい高野りんごを何種類も手に入れ、秋の田園風景の中を帰途についた。



吾妻山 10月初旬の花


ウメバチソウ

マツムシソウ

リンドウ


ヤマラッキョウ

サイヨウシャジン

イブキトラノオ


ビッチュウフウロ

アキノキリンソウ

トリカブト


ケシロヨメナ?

キバナアキギリ

ヒツジグサ


リンクバー

inserted by FC2 system