吾妻山(7) 井尻谷ルート
2009年4月18日


福田頭から見る吾妻山
池の原から見るのとは全然違う三角錐を見せる。



井尻谷ルート登山口から見上げる吾妻山山頂

山頂から見下ろす登山口(井尻谷の入口)

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:50井尻谷橋…10:30中間地点(左岸→右岸)10:35…10:55滝…11:20車道…11:25池の原11:40…11:55ベンチ…12:10吾妻山山頂13:00…13:20南の原分岐…13:35大池14:00…14:10車道…14:40中間地点(右岸→左岸)…15:20井尻谷橋

コースタイム(歩行時間) 3時間45分
同行者 Sさん、夫
その他 入浴@神之瀬の湯  350円/1人


登山靴のイラスト 2年前に歩いた井尻谷から吾妻山へ登るコースを、もう一度歩きたいと思っていた。この谷筋は、山本隊長のレポートによれば、夏近くなるとマムシの巣になるらしい。おっかなびっくり歩くよりはと、ふたたび春浅いこの時期を選んだ。

石ガ原集落から車道を道なりに登っていき、橋の手前で左折。民家を後にすると、沢の右岸の道となる。竹藪を抜けて、第一の橋で左岸に渡る。

続いて第二の橋で右岸に戻り、鉄柵を抜ける。

若い緑の中、しばらくは右岸の道。

第三の橋でふたたび左岸に渡る。ここから第四の橋までは左岸の道。

沢の中を歩くところ。苔のついた石が滑りやすい。

傾斜のほとんどない気持ちのいいルート。

左手に沢を見て歩く。この先で湿地帯を過ぎ、ちょっとした笹藪を抜けると・・・、

第四の橋。ここで休憩。

上の橋で右岸に渡ると、少し先に古い指道標がある。ここから左に高度を上げると、沢が右手下の方に沈み、やがて眼下に二股が見えてくる。道なりに歩いていると、自然に左側の沢に入る。

左側の沢に入ると、ふたたび水の流れが近くなり、しばらくして左岸に渡る。

生活の跡。

左岸に渡って5分ほどで、前方に小さな滝が見えてくる。この滝の手前で右折。

そしてすぐに左折。

上部に行くに連れ、季節を遡った感じで緑が少なくなってきた。

やがて左側に沢を渡ると、一瞬、尾根に乗る。その後、この尾根の左右を歩き・・・、

右側に大きくトラバース。前回に比べると、ずいぶん笹が茂って歩きにくかった。車道が近いので、ときおりエンジン音が聞こえてくる。

笹藪が終わってほっとしたため、間違えてこの谷をそのまま登ってしまった;;

本当は、上の谷を右へ渡り、左に曲がって登るのが正しいルート。するとここで車道に飛び出す。

車道を横切って直進。5分ほど登って池の原に出ると、ようやく山頂部が見える。最後の急登にそなえて、ここでしばらく休憩。

今日は小坊主はパスします。

池の原から山頂までは、急登といってもほんの30分。

猿政山を背後にする登り。

そして山頂。登山口からの歩行時間は2時間。標高差700m。

山頂から、まだ春浅い比婆山連峰を眺める。

下山に使う南尾根と、その上の福田頭。

寒いだろうと思っていた山頂は、暑いほどの日ざしの中だった。ランチをとって、南尾根を下る。

南の原との分岐を右折。トラバース道に入る。

コーヒーを飲む場所を求めてふたたび池の原に行きかけたが・・・、

結局この大池で、どん欲な鯉のみなさんをじらしながら、桜餅でコーヒータイムをとった。

←池ごしに見る吾妻山。矢印が山頂。

池の原からの下山は同じ道。登るときには気がつかなかったが、見上げるとあちこちに桜が咲いていた。

おびただしい数のスミレやミヤマカタバミが咲く登山道は、足の置き場に困るほど。

井尻谷は傾斜も緩く、自然の豊かさがしみじみと感じられる素晴らしいルートだ。この谷を登ると、ハイキング山の吾妻山が立派な登山の対象になる。ただ、今回歩いてみると、登山道が笹藪の中に埋もれかかっているところが数ヶ所あった。落ち着いて踏み跡を探せば大丈夫とはいえ、山慣れていない人にはお勧めできないルートになってしまっていた。


下山後のおまけ。高野町円正寺のシダレザクラとエドヒガンザクラ。満開の時期は過ぎていたが、青空を背景にした桜はそれでも美しい。

円正寺の隣にある金秀寺のシダレザクラ。


風呂桶のイラスト 桜を見た後で向かったおフロは、高野町の神之瀬の湯。こぢんまりとした設備だが、洗い場についたてがあるのでポイントが高い。露天風呂で一緒になった84歳のオバアチャンは毎日ここに入りに来るそうで、湯船の中でスクワットをするほどお元気だった。地元の人がたくさん来る温泉は、こういうふれあいがあるからうれしい。オバアチャンと話をしているうち、体の芯から温まっていた。


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