越前岳 1504m (愛鷹山最高峰)
2014年1月1日


馬の背(1098.9m三角点)付近から見る越前岳

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:20十里木バス停…9:26登山口9:35…9:45展望台9:55…10:15三角点…11:05勢子辻分岐…11:15越前岳山頂11:25…11:28勢子辻分岐…11:50休憩12:10…12:29三角点13:00…13:15展望台…13:25登山口13:28…13:33十里木バス停

コースタイム(歩行時間) 2時間50分
同行者 単独
その他 富士急バス御殿場駅〜十里木バス停 840円/1人/片道×2


登山靴のイラスト 2014年の元旦は首都圏のホテルで迎えた。暮れの29日にサンフレッチェが天皇杯決勝戦への出場を決め、国立競技場での試合観戦に行くことになったからだ。

と言っても、試合を観る気はないツマ、ホテル待機もつまらないから山に行こうと、29日の夜、お風呂の中で行き先を思案。富士山に登ったとき眼下に見た愛鷹山を思い出し、その山系の最高峰、越前岳に登ることに決めた。

そして2014年、初日の出を電車の中から眺め(ちなみにオット、この時間帯は観戦に備えまだ睡眠中)、沼津から御殿場線に乗り換え富士岡の駅まで来ると、青い空の下、真っ白に冬化粧した富士山が大きく迫る。それは見事な眺めだった。写真は後でいくらでも撮れると思ってただただ美しい冬富士に見とれていたのですが・・・。

御殿場駅から十里木行きのバスに揺られ、自衛隊演習場にさしかかる頃、それまで真っ青だった富士山上空に、「ぽっ」と、小さな雲が出現した。

さらに、東側斜面にも「もわっ」と雲がたまり始めた。

十里木バス停に到着。雪道に備えてゲイターをつけ、5分ばかり車道を歩くと・・・、

登山口に到着。展望台までは階段が続く。

振り返るとこんな感じ。あー、雲が増えていく〜(焦)。

展望台にて。どんどんボリュームを増していく雲。
ともあれここまで展望がもってくれて良かった(^ ^)v

宝永火口と宝永山を拡大。

展望台を後に、登りにかかる。

朝から強かった西風が、この頃になるとますます強くなってきた。おまけに下界は晴れているのに、富士山の影響を受ける越前岳を見上げると、山頂部はこんな状態。ものすご〜く寒そうです。

トラバース気味の急な登り。

傾斜が緩み、広い尾根に乗った。

珍しくもないけれど、兎の足跡。
富士山エリアの兎だと思うと、ちょっと有り難いような・・・(笑)。

下から見上げた雲の中に入ってしまった。幸い樹林帯なので、さほど寒さを感じない。下山してくるパーティが数組。異口同音に「山頂はものすごく寒いよ」と・・・(- -;;

想定内のこととは言え、高度が上がるに連れ、雪の量が増えてくる。

勢子辻分岐を右に見送ると・・・、

10分ほどで樹林帯を抜け、ぽっかり開けた越前岳山頂に到着。気温マイナス4℃。風あり、体感はさらに寒い。

こっちが富士山方面。
あー、見事な霧氷ですね〜(笑)。

黒岳まで縦走予定だったけれど、富士山が見えないのに歩いてもしょうがない。あっさり下山を決め、霧氷の門をくぐって、ふたたび樹林帯に入る。

下りは6本爪のアイゼンを装着。

20分余り下りていくと、展望が開ける場所に出た。ここに座り込んでランチ。上空には雲が残るものの、天気は回復している様子。

さらに下って、馬の背のベンチでこんどはコーヒータイム。富士山、出そうで出ない〜。

東側には箱根の山が見える。

帰り道の御殿場線から見た愛鷹山山系。
右から2つめのピークが越前岳と思います。

今朝の予想天気図から西風が強いことは予測していたものの、今日のように雲がたまるとは思わなかった。夜、気象情報で実況天気のレビューを見ると、関東地方を前線が通過していたことがわかった。平地にはあまり影響しない前線でも、富士山のような高い山の周辺ではたくさんの雲ができてしまうものなのだろう。新年早々、前線通過の只中にいるというおもしろい体験ができた。

それにしても、これで富士山の姿を見られていなかったらとても情けない元日になっていたところだった。見えて良かった(^ ^)

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