生駒山 642m  2018年1月4日


近鉄生駒駅から見る生駒山
なんとなく、呉娑々宇山に似ています

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:45生駒ケーブル宝山寺駅・・・9:55宝山寺10:15・・・10:30あずまや・・・10:55生駒山頂(正味歩行15分程度)11:35・・・11:40縦走コース分岐・・・11:50展望台11:55・・・12:03トラバース道・・・12:10暗峠12:25・・・12:39ゲート・・・12:45鳴川電波搭下12:55・・・13:13神津嶽・・・13:15枚岡展望台13:25・・・13:35分岐・・・13:50近鉄枚岡駅

コースタイム(歩行時間) 2時間40分
同行者
その他


登山靴のイラスト 「関西私鉄初詣と山登りの旅」の2日め。今日は生駒山に登る。

数年前のNHK朝の連続ドラマ「あさがきた」で、近藤正臣と吹雪ジュンがお伊勢詣りについて話すシーンが二度あり、「暗(くらがり)峠越えて」という近藤正臣の台詞を聞いて、そんな魅力的な名前の峠があることを初めて知った。今日は奈良側から生駒山に登り、その暗峠に下りて西へ、大阪側に下る。

近鉄奈良駅から生駒駅に移動し、鳥居本駅から宝山寺(生駒聖天)までケーブルに乗車。下から歩いてもいいけれど、住宅街だし、ちょっと楽してしまった。

ケーブルと言っても通勤の足にもなっているそうで、複線で踏切まである(@_@)

宝山寺駅でケーブルを下り、昭和の香りのする宝山寺参道に入る。

石段の多い参道をどんどん登っていくと、次第に宝山寺(生駒聖天)が近づいてくる。

宝山寺境内。本堂の背後に見える岩窟(般若窟)は、行者が修行をしたところだという。立山の獅子が鼻を思い出した。

こちらは聖天堂の鳥居と拝殿。

宝山寺を出て、登山を開始します。

左手にケーブルの踏切を見て、緩く登っていく。

あずまやが見えてきた。この辺りですれ違った人が話すには、昨日は山頂付近は吹雪だったとか。

今日は晴れた空の下、気持ちの良い登り。あまり急なところもない。

石畳がいい感じです。

山頂の遊園地に入った。それでは山頂部をぐるぐるしましょう。

園内西側の展望地より、昨日登った石清水八幡宮のある鳩ガ峰(右)。そして左には、一昨年の冬に登った天王山

このほか大阪市街はもちろんのこと、六甲山までの大展望が広がる。

生駒山の山頂は、園内を走る電車の駅になっている。2.5万図には三角点があるので探してみたが、見つからず。おそらくこの標識の横の、少しだけ小高くなっている場所(入れない)にあるのだろう。

生駒山頂は古くからの信仰の地のようで、八大龍王を祀る龍光寺というお寺があった。

電波搭が林立する味気ない道路を通り、南西へ向かう。すると・・・、

生駒縦走コース(右の道)と、尾根通しの道の分岐がある。左の尾根通しの道をとります。

急な下り。

車道を横切り、展望台に入る。

展望台から見る西側。大阪市街と六甲山(奥)。線路は近鉄で、生駒山を貫くトンネルから出てきた辺り。

こちらは南側の展望。目立つ山があって気になります。

展望台からさらに下る。

やがて「髪切山慈光寺」の標柱のある空き地に飛び出す。直進する山道は、暗峠北側の小ピークへと続くようだ。暗峠へのルートは、そのピークを避けてここからトラバース道となる。

暗峠に到着(右が大阪、左が奈良)。峠の頂上部分にだけ、往時を物語る石畳道が残る。『関が原』の冒頭にも島左近が越える道として出てきますね。

峠より西側が大阪。

東側が奈良。

暗峠の茶店でランチタイムとしたかったが、お正月期間中は5日まで閉店のようだった。おなかすいた(笑)。

暗峠を直進し、車道分岐を右へ入ると、写真の分岐があった。地図を見るとどちらでも鳴川電波搭に行けそうなのでいったん左の山道に入ったが、車道のほうがわかりやすいと思って引き返し、車道をとる。

鳴川ゲートを過ぎると、山道が通る尾根が左側から収束してくるのがわかる。

上の写真のカーブ尖端から尾根を見たところ。(写真の左側から歩いてきた。下山路は写真手前の方向。)

こんなに気持ちの良さそうな道なら、やはり尾根道を通れば良かった。

鳴川電波搭の立つピークは南側をトラバース。

冬枯れの気持ちの良い尾根道。

「らくらく登山道」となっている車道を横切ると、神津嶽(かみつだけ)の手前(南東)で道が分岐する。ここで夫、いつものように「オレこっち」とトラバース道へ。ツマは「じゃあ向こう側でね」と、当然直進。

神津嶽の山頂には、河内枚岡神社創祀の地だという祠があった。

神津嶽を下ったところで夫と合流し、さらに下っていくと、平岡展望台の建物が見えてきた。








大阪平野の大展望。生駒山頂から見るよりもずいぶん近づいた。
奥にぼーっと六甲山。中央より左側に目立つ突起がアベノハルカス。







展望台からはトラバース道となる。やがて七曲の分岐にやってきた。

つづら折れを繰り返す七曲の道。

谷を渡ります。
渡って右へ下りていくと、住宅街に出る。道なりにだらだらと下りていくと・・・、

大きな河内枚岡神社の参道に出る。さっき創祀の地でお参りしたので、スキップさせてもらい・・・、

近鉄枚岡駅でフィニッシュ。

今回は「暗峠」という地名にだけ惹かれて選んだ山だったが、簡単に歩けるのに展望地が多く、満足できる半日だった。今後は大阪や奈良の山も計画部のレーダースクリーンに入ってきそうな気がする。

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