天王山 270m  2016年12月3日


JR山崎駅の裏山、天王山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:35JR山崎駅・・・10:30天王山登山口・・・10:37大念寺・・・10:47宝積寺・・・11:00青木葉谷展望広場・・・11:03分岐・・・11:05旗立松展望台11:15・・・11:25酒解神社・・・11:35天王山山頂12:00・・・12:05酒解神社・・・12:10旗立松展望台12:20・・・12:21分岐・・・12:35山崎聖天12:45・・・12:50車道・・・13:05山崎山荘13:30・・・13:40山崎駅===14:10JR長岡駅・・・14:25城跡15:00・・・15:15長岡駅

コースタイム
(歩行時間)
天王山:2時間05分 長岡京:30分 合計:2時間35分
同行者
その他 大山崎山荘入館料 900円/1人


登山靴のイラスト 12月のアニバーサリー遠征は、関西の山に行くことが多い。今回は、前から夫が行きたいと言っていた「天下分け目の」天王山へ。

JR山崎駅に下り、東へ歩いて行くと踏切がある。天王山へはこの踏切を渡って直進。しかし我々は山に登る前にちょっと寄り道をします。

上の写真の踏切を渡って左折。二股になった右側の道をわずかに登り、狭い小道(矢印)に入る。するとJRの線路脇の道となり・・・、

サントリー山崎蒸留所 ここにやってきました。白州蒸留所に行って以来、「山崎にも行かんわけにいかん」と言い続けていたので(笑)。

濃い茶色からほとんど色のないものまで、さまざまな年代の原酒がズラっと並ぶウィスキーライブラリー。

今回は電車で来たので、ちょっと試飲を。左側が響17年、右側がラフロイグ10年。ラフロイグは、ウィスキーの煙臭さを実感できる味。ベーコンのような風味がクセになりそう。

いい感じに出来上がったところで(笑)、1枚めの写真の登山口まで戻ってきました。ここから本番です。

右手に大山崎山荘の分岐をやり過ごし、大念寺を過ぎて道なりに登っていくと・・・、

宝積寺に至る。登山道入口は本堂の右手にあります。

カエデの紅葉が輝く小径から山に入り、すぐに右に谷を渡る。

するとこんな登りになる。

10分も登らないうちに、青木葉谷展望広場に到着。ここからは桂川、宇治川、木津川が合流し淀川になる「三川合流の地」が展望できるはずなのですが、木々が育ってしまい、一部しか見えません(-_ -)

広場から続けて歩いて行くと、山崎聖天からの登山道が右下から合流。

酒解(さかどけ)神社の鳥居が見えてきた。右側に旗立松展望台があるので行ってみましょう。

展望台から眺める東側。京阪縦貫自動車道と名神高速道路のジャンクション周辺。秀吉軍と光秀軍が対峙した「山崎合戦」の地はこの辺りになる。

鳥居をくぐると、その山崎合戦を説明した陶板が並び、しばし見入ってしまう。

参道を歩いていくと分岐に出会う。左の階段から登り、下山時は右から下りてきます。

上の写真の階段を登ったところに、十七烈士の墓。幕末、禁門の変のとき、京都を逃れてきた長州藩の真木和泉らが切腹した場所。「手柄を立てられる!」と勇んでいた新選組は、彼らが果てた後にここに到着したのでした。

酒解神社の参道に並ぶ小さな祠。

そして酒解神社の建物が見えてきます。立派な建物なのに、荒れ気味なのがもの悲しい。

神社からは立派な登山道となった。

山頂直下の分岐を左へ進むと、こんな気持ちのいい登り。

天王山山頂に到着。山城らしく郭の跡が段々になっているが、展望はないに等しく残念。しかし紅葉と日差しが気持ち良く、ランチタイムをとる。

下山時、ふたたび旗立松展望台に寄ってみた。昭和を思わせる古びた看板を見ると、三川が合流するさまがよくわかる。

いま見えるのはこの部分だけ(- -;;)

こちらは展望台から見る男山(岩清水八幡宮)。右側の鞍部が洞ヶ峠だそうです。

展望台から1分で山崎聖天への分岐。左側の道に入る。

ずいぶんと急な下り。標高の低い山とは言え、こちらから登るときつそうだ。

山崎聖天に到着。境内はまだ紅葉が美しい。
ここから「天王山竹林のこみち」を通って大山崎山荘に行くつもりが・・・、

境内から下る階段付近の紅葉があまりにも美しかったので、ついつい階段を下りてしまった。

今日いちばんの紅葉。

見上げても見事。

階段を下りきって振り返る。上の方が火がついたように「ぽっ」と明るくなっていた。紅葉が日に輝いていたのです。

イチョウの葉で黄色に染まった稲荷神社境内と赤い鳥居。 階段の脇にあった稲荷神社の境内もこの通り。

車道まで下りてきた。大山崎山荘へは遠回りとなってしまったが、のんびり住宅街を歩き・・・、

山荘に到着。900円を払って山荘内に入ってはみたものの・・・、

これだけの人が建物の中に次々に入ってきてとんでもない混雑具合。ウンザリして早々に外に出て紅葉を楽しむ。

紅葉を映す池。

敷地内の紅葉は素晴らしく美しかった。

さて、秀吉ゆかりの山崎城跡だけでは片手落ちというわけで、JR山崎駅に戻り、長岡京駅に移動。徒歩で勝龍寺城跡を目指す。

勝龍寺城は、明智光秀の娘たまと細川忠興の婚礼が行われた城で、山崎合戦のとき、光秀はこの近くに布陣した。

そんなわけで城跡の周囲には、明智の紋と細川の紋の幟が並んでいる。

「神足商店街」の門 城跡を出て、長岡京駅に戻る道すがら、ずいぶん立派な「神足商店街」の構えが目に入った。どんなおもしろい店があるかと大いに期待してこの通りに入ってみたものの、店舗は一軒あるかないか。一体なんなのでしょう(-_ -;;

なぜか「商店街」の中にあった駅名表示板。長岡京駅は、以前は神足駅と言っていたそうです。

晴天と紅葉の一日に満足して、長岡京から京都に移動。今晩は京都に宿泊♪

翌日、昨年訪れてすっかり圧倒された立体曼荼羅を見に、京都駅から徒歩で東寺へ。

境内はまだ紅葉が美しい。立体曼荼羅の仏様方がおいでになる講堂に二度も入り、またもその世界に圧倒され、余韻と共に帰途についた。

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