岩樋山〜道後山〜多里大山 (3)
2011年6月4日


多里大山から見る道後山
左側が一等三角点のある山頂

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:45道後山の家…10:10月見が丘10:15…10:55岩樋山山頂11:05…11:30道後山山頂11:40…11:43道後山下分岐…11:55多里大山分岐…12:05多里大山13:00…13:10多里大山分岐…13:30道後山下分岐…14:15あずまや14:45…15:00月見が丘…15:25山の家

コースタイム(歩行時間) 3時間50分+クロカンパーク散策1時間
同行者 フジさん、夫
その他 クロカンパーク入園料 300円/1人
入浴@ひばごん温泉すずらんの湯 600円/1人


登山靴のイラスト 冬期休業していた女子登山を再開しようと、先週、三倉岳を計画したら、予想外に早い入梅と台風のダブルパンチで、見事に雨に降られてしまった(- _ -;;

6月に入った今週は梅雨の晴れ間狙いの道後山。参加者はフジさん1人。高速道路しか運転しない計画部ツマの助っ人として、計画部オットに下道の運転を頼み、3人で出かけた。

庄原から登山口に移動する途中、いつもは通り過ぎる備後落合駅に電車が停まっていたので寄り道。

芸備線三次行き(左の写真)と木次線木次行き(上の写真)が待ち合わせをしていた。その昔は旅館まであって賑わったというこの駅周辺も、いまは静寂そのもの。

今日の登山口は道後山山の家。一度泊まってみたいと思いながら、果たせないまま廃業になってしまった山の家を見て歩き出す。

傾斜の緩い斜面(上の写真)を5分も登らないうちに、広い尾根に乗る。

右前方に、岩樋山(左の大きな山)から道後山の稜線を眺めて、緩く登っていく。

岩樋山の真下にある月見が丘に到着。団体さんで賑わっています。

初夏の緑が覆いかぶさるような、気持ちのいい道。

短い登りをこなすと、すぐにあずまやのある展望地に飛び出す。あずまやは団体さんで賑やかだったので、立ち止まらずに進む。

あずまやからすぐの分岐。左から登って、右から下りてきます。

つづら折れの登り。

やがて樹林帯を抜け、トラバース道となる。左側にほんの少し登ると・・・、

縦走路中いちばんの展望を誇る岩樋山。向こうに道後山が見えています。

ピンクや白のイワカガミを愛でつつ、道後山に向かう。

これまではタニウツギが満開の頃に来ていたから、イワカガミは少し遅かった。今日は逆に、山頂部のタニウツギは蕾ばかり。その分、夥しい数のイワカガミが登山道を彩る。

鞍部から道後山の手前のピークに向けて登り返す。ガスが巻くとなにもわからなくなるので、ケルンは貴重です。

道後山の三角点ピークを目指す。こんな穏やかな縦走路はめったにない。

山頂に到着。緩い山なので、まだまだ余裕あり。

山頂から振り返る縦走路と岩樋山。

岩樋山から道後山まで歩きながら多里大山を見ていた夫が、「なんか笹が刈ってあるように見えるぞ」と言う。以前は大藪だったはずなのに、これは確かめてみなくてはと、道後山から続けて歩くことに決定。実は、後ろから来ていた団体さんの喧騒を避けるためもあったのですが・・・。

というわけで、視界一杯の山々に向けて歩き出し・・・、

直下にある分岐を左にとる。

緑濃いトラバース道。

登山道の向きが変わり、行く手に多里大山が見えてくる。

ここが多里大山との分岐。藪が、見事に消えています。(以前の様子は、マウスポインタを上へ。)

分岐にある吾亦紅山友会さんの標識。「大藪漕ぎあり」の「大」が消してあるのを見て、ウケてしまった。

以前はいちばん藪が深かった付近。(マウスポインタを上へ。)

こんなに広く笹が刈られている。(マウスポインタを上へ。以前の同じ場所を逆から見た写真になります。)

結局、まったく藪を漕がないまま、真新しい標識が立つ山頂に到着。日南町登山愛好会さんが5月21日に設置されたばかりのようでした。

藪漕ぎの苦労なく山頂にたどり着けるのは確かに楽だ。けれど、以前の笹藪は藪漕ぎとは言ってもほんの10分あまりで、刈るほどのものではなかったのでは、とも思う。わやわやの笹を抜けて、ぽっかり開けた山頂で、いつ誰が作ったともしれないお地蔵様に出会う方がどんなにか印象に残るだろう。道後山と岩樋山が文字通り誰でも歩ける山なだけに、ここくらいはそのままにしておいても良かったのに・・・。複雑な気分・・・。

とは言え、「多里大山に行ってみたいけど藪みたいだしなー」と思っていた人にとってはチャンスです!いまのうちにたくさんの人が歩いて踏み固めておかないと、ひと夏を過ぎる頃にはまた笹が勢いを盛り返すでしょうから。



多里大山からは、さっき歩いてきた岩樋山(右)から
道後山(左)の稜線がきれいに眺められる。


山頂においでになるお地蔵さま。後ろに岩樋山。

ここでのランチタイムは、思惑通り団体さんの喧騒とは無縁。ランチと展望を楽しんで、道後山に戻る。

道後山直下の分岐を直進。トラバース道へ。

鳶ノ巣山を眼前に、高度感のある眺め。

尾根を回りこむと、大池に至る。池の上には、さっき歩いた稜線が見える。モリアオガエル、元気に鳴いていましたよ。

古びた指道標を過ぎ・・・、

岩屋のお大師さま こちらの岩屋にもご挨拶を・・・。

このお姿はお大師さまでしょうか。とても柔和なお顔をされています。

ガイドブックに「石組みを越える」と書いてある場所。

岩樋山直下まで戻ったところで、分岐を左へ。もう一度岩樋山に登りたい人は直進です(笑)。

ほぼ平坦なトラバース道に、踊りだしそうなフジさん。

あずまやでゆっくりコーヒータイムをとり、月見が丘へと下る。

月見が丘から下っていくと、クロカンパークが見えてくる。これからあそこに行きます。

山の家に戻って、車でクロカンパークへ移動。入園料300円。受付から奥へと15分ほど歩くと、こんな気持ちのいい林が見えてくる。

ボードウォークが新しくなっていた。

スズランを見に来たのです〜o(^ ^)o



この後、ひばごん温泉すずらんの湯で汗を流し、あちこち立ち寄りながら、広島への長い道のりを帰った。



アマドコロ

ヤマボウシ

フデリンドウ


イワカガミ ピンク

イワカガミ 濃いピンク

イワカガミ 白


スミレ

タチツボスミレ

ツボスミレ


ミヤマハコベ

タチカメバソウ

ダイセンキスミレ


クルマムグラ

レンゲツツジ

ズミ


ハルジョオン

ほんのりピンクがかった
コバノガマズミ

チゴユリ
2個ついてます


カノコソウ

タニウツギ 蕾

タニウツギ 花

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