開聞岳 922m  2013年1月3日


池田湖畔から菜の花畑ごしに見る開聞岳

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:55登山管理棟…10:05二合目登山口…10:50五合目11:00…11:38仙人洞…11:43八合目…12:03九合目…12:20開聞岳山頂13:00…14:15五合目14:30…14:58登山口…15:05管理棟

コースタイム(歩行時間) 4時間05分
同行者
その他 指宿スカイライン鹿児島IC〜頴娃(えい)IC 930円/片道
(ETCは使えませんでした。)


登山靴のイラスト 九州新幹線が開通して、開聞岳が近くなった。夏は暑そうだから冬か早春に行こうと機をうかがってほぼ2年。2013年のお正月休暇に、ものすごく久しぶりに本州を飛び出すことにした。広島駅から鹿児島中央駅へは「みずほ」なら2時間半、「さくら」でも3時間。鹿児島市街に2泊し、開聞岳へはレンタカーを利用する計画。初日は午後3時に鹿児島に到着し、シティビューに乗って軽く観光。

2日め、レンタカーを借りて開聞岳の麓に移動。最初は鉛筆の芯の先だけが突き出ているように見えた開聞岳が、近づくに連れ上半身を見せ始めると、わくわくしてくる。

左の写真は指宿スカイラインを出て県道に入ってから撮ったもの。「スカイライン」という、いかにも展望の良さそうな名前の有料道路は、実は切り通しが多く、期待したほどの展望が広がるわけではなかった。

池田湖畔を過ぎ、菜の花咲く田園地帯を運転していくと、開聞岳(右上)をご神体とする枚聞(ひらきき)神社があった。薩摩の一の宮だそうで、初詣客で賑わう。

開聞山麓ふれあい公園に到着。登山者専用の駐車場と管理棟あり。記帳所で入山届けを書いて出発。

いったんグラウンドに下りる。なんとなく深入山を思い出します。けれどまあ、深入山よりは時間がかかりそう。

桜並木の車道を登っていくと、二合目登山口に至る。ここから山道。

ずいぶんとえぐれた道。比叡山の雲母坂を思い出します。

二・五合めで林道を横切る。

ふたたびえぐれた道。やがて傾斜が緩み、左側が明るくなってくると・・・、

五合目に到着。長崎鼻や池田湖、遠く桜島の展望あり。

えぐれた登山道の中に、真新しい階段。
階段を作る工事はこれからもっと進んでいくようでした。

六合目の前後は、やっぱりえぐれていたり、大きな石がごろごろしたり、木の根を登ったり・・・。

七合目を過ぎると左側(南側)が大きく開ける。

太平洋。上段中央が九州最南端の佐田岬。

七合目から八合目までは岩だらけの道。

北へとぐるっと回り込むと、左右に青い水面が見えてくる。左側が太平洋、右側は池田湖。池田湖の向こうに錦江湾が霞む。

一箇所だけはしご場あり。

さらに急な登りをこなす。

御嶽神社(枚聞神社の奥宮)を過ぎると、山頂に飛び出す。

狭い山頂部は人でいっぱい。三角点よりも高い位置に岩があり、そこから山頂部を見下ろすとこんな感じ。気温マイナス2度。手がじんじんします。

北東側。池田湖と錦江湾を隔てて、桜島を遠望。寒いわりに大気の透明感はいまひとつ。

南東側。長崎鼻(手前)と大隅半島。

南西側。枕崎へと続く海岸線。

南側には太平洋の海原が広がるけれど、残念ながら奄美大島や屋久島までは見えなかった。寒いので簡単にランチをとって下山開始。

下山時の展望も爽快感たっぷり。「さつま白波」が寄せては返す枕崎への海岸線の眺めは素晴らしい。拡大すると・・・、

焼酎が飲みたくなりました?(笑)

山体を回り込み、南側まで下りてきた。手前が長崎鼻、右上が佐田岬。

五合目まで下り、池田湖(右下)と、錦江湾に浮かぶ桜島を見ながらコーヒータイム。

下山後、北側から撮った開聞岳。宝永山のような突起があり、本当に富士山にそっくり!

帰り道、鹿児島ICを下りたところで、夕陽に照らされる桜島が驚くほどの大きさで迫ってきた。ロッキー山脈の麓にでもいるような眺め。明日はあの桜島へ渡ります。


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