海上から見る神峰山
(大長港から明石港へ向かうフェリーから)
データ | |
行程 | 山頂部9:45〜11:15 |
コースタイム(歩行時間) | 散策約30分+展望台でゆっくり+コーヒータイム |
同行者 | 両親、夫 |
その他 | 安芸灘大橋(普通車700円)、フェリー大崎下島大長港〜大崎上島明石港、フェリー大崎上島垂水港〜竹原港 |
年末から途切れなく押し寄せる大寒波のただ中にあって、何週間ぶりかで県北部や山陰にも太陽マークが出た週末、ツマ両親と、山ではなく瀬戸内海の温泉に出かけた。土曜日のお昼過ぎ、広島駅で両親をピックアップ。今夜の目的地、きのえ温泉清風館に向かう。 きのえ温泉は、この架橋時代に橋のない大崎上島にある。島へのアクセスは、本土の数箇所からか、大崎下島からのフェリー利用。今回はクレアラインで呉に行き、川尻からとびしま海道(裏しまなみ海道)で四つの島をつないで大崎下島へ。そしてそこからフェリーに乗って大崎上島へ渡ることにした。(←計画部担当。) |
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川尻から安芸灘大橋を渡り、下蒲刈島へ。この橋のみ有料。 | |
下蒲刈島の観光エリアを通り過ぎ、蒲刈大橋で上蒲刈島へ。 | |
日差しを浴びてノラ猫と遊んでみたり・・・。 | |
振り返り見る安芸灘大橋と野呂山。いつもはあの上からこちらを見下ろしているので、反対側からの眺めは新鮮でうれしい。 | |
七国見山(そういえば未踏・・・)への登山口がある県民の浜を過ぎ、豊島大橋を渡って豊島へ。 | |
そして豊浜大橋で大崎下島へ。 | |
ここに寄って散策してみました。 | |
鄙には稀な、と言ったら怒られるかもしれませんが、とても素敵な町並み。歴史をひも解けば決して鄙ではなかったことがわかる。日本最大の町並み保存地区とか。 | |
春になってからゆっくり見に来たいね、と言いながら、とりあえず散策コースを一回り。約1時間。 | |
そして大長(小長(おちょう))港からフェリーに乗る。 ここには海の駅があり、もちろん大長みかんを売っています。レモンピールやレモンを使った最中もおいしかった(^ ^)v |
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フェリーに10分乗って大崎上島にたどり着き、一路、きのえ温泉へ。海に面した露天風呂で暖まって、おいしい夕食をいただき、そして夜は4人布団を並べて、「世界の名峰
グレートサミッツ マッターホルン」の再放送を鑑賞。ぬくぬくと眠りの世界へ・・・。 翌朝、鬼のような量の朝ごはんを食べて、島の最高峰、神峰山(かんのみね、または、かんのみねやま)へ向かう。今日は軟弱にも車で山頂近くの駐車場まで上がった。ここまで上がると、散策路を15分程度歩くだけで山頂にたどり着ける。 |
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駐車場からの歩き出しは、こんな遊歩道。 | |
すぐに階段となり、尾根に登り、左手に小さな祠を過ぎる。 | |
お遍路さんマークがあった。 | |
気持ちのいい尾根道。この先をわずかに登ると・・・、 | |
石鎚神社(石鎚山遥拝所)に出る。ここまで駐車場から10分足らず。 海から登ってくる登山道とは、鳥居の下で合流。 |
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赤地に金色の「石」マークが素敵な遥拝所の建物。 | |
神社の前には、瀬戸の海が一望できる展望台がある。 手前に突き出た岬の先端に見える建物が、昨晩泊まった清風館。 |
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来島海峡大橋も見える。(わかりにくいですが。) 朝は逆光になるので、眺めを楽しみたいなら時間をずらした方が良さそうです。 |
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海から登る尾根上の登山道を見下ろすとこんな感じ。島の山なので、下から登れば比高は山の標高そのままとなる。それなりにきついかもしれないけれど、日当たりのいい尾根道はとても気持ちが良さそう。やっぱり冬は海の山もいいですね。 | |
遊歩道に戻り、山頂の薬師堂を目指す。 | |
石仏の並ぶ遊歩道。 | |
標識にしたがって右に曲がり、斜面を回りこんで登っていくと・・・、 | |
薬師堂の鐘楼が見えてくる。 | |
山頂三角点と薬師堂。 | |
薬師堂の裏手にある展望台から、昨日渡ってきたとびしま海道の島々を眺める(写真上部に連なる島々)。右から、下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、そして愛媛県の岡村島。 | |
薬師堂に戻り、来た道を下っていく。 | |
駐車場戻ると、そこにも展望台がある。そこから島の北側を見下ろすとこんな感じ。うさぎで有名な大久野島も視界に入ります。 | |
ここでコーヒータイム。雪にまみれる山もいいけれど、海辺の低山は、のんびりできて、雪の山のように緊張する必要もない。そう言えば、雪の山に出かけるようになる前は、冬と言えば海辺の低山に行くのが当たり前だった。なんだか良さを再認識してしまいました。 | |
下山後、木江(きのえ)の古い町並みを見て、フェリーに乗るため峠を越えて島の北側に移動。 | |
そして垂水港からフェリーに乗り、神峰山を振り返りつつ竹原へ。 この小旅行は昨年末から計画していたもの。絶好のスノーシュー日和に雪の山の景観を思わないことはなかったけれど、晴天となれば海辺のドライブやプチ登山も気持ちがいい。結果的に、何週間も続く寒さにちぢこまった体がほぐれるような2日間となった。 |