鞍馬山〜貴船
2013年12月1日


貴船神社境内の来年の干支
ここは絵馬発祥の地。
白い馬は雨を降らせ、黒い馬は雨をやませるそう。

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:00叡電鞍馬駅〜10:30鞍馬寺本殿10:40…10:55義経公背比べ石11:00…11:05僧正ガ谷…11:10奥の院魔王殿11:15…11:35鞍馬寺西門、貴船神社本宮12:25…13:30貴船神社奥宮12:40…12:45カフェ、貴船神社結宮13:15…13:50叡電貴船口駅

コースタイム(歩行時間) 2時間20分
同行者
その他

叡電出町柳〜鞍馬 410円/1人
叡電貴船口〜出町柳 410円/1人
鞍馬寺愛山料 200円/1人


登山靴のイラスト 2年前に比叡山から修学院に下りたとき、叡山電車の修学院駅の側を通った。広島電鉄宮島線電車のような、なんともゆる〜いローカルな雰囲気を感じて、以来乗ってみたいと思っていた。そこで今年のアニバーサリー山行に鞍馬山〜貴船を計画。それを母に言うと、「あら、じゃあ今回は山じゃなくて観光ね」とひと言。いやはや、山旅で足を踏み入れていない都道府県はないという方、よくご存じですね(笑)。

叡電鞍馬駅を出ると、大きな天狗のお面に迎えられる。今日は天狗、いるでしょうか。

駅前のお店で牛若餅を買い、仁王門をくぐる。

すでに終盤の紅葉。でも今日はお天気がいいので、気持ちがいい。

ケーブル駅を右にやり過ごして登っていくと、「鞍馬の火祭り」で有名な由岐神社の横を通る。

大きくつづら折れを繰り返す砂利道。

鞍馬寺本殿に到着。境内からは南に比叡山が見えるも、この時間帯は逆光。

写真で女性が立っているのが六芒星の中心で、強力なパワースポットだとか。もちろん我々も立ってみた。夫、サンフレッチェの連覇を祈っていたらしい(笑)。

本殿からわずかに登り、霊宝館を過ぎると、奥の院への山道となる。牛若丸が行き来したという道を緩く登っていくと・・・、

本日の最高地点(500m)、遮那王堂と義経公背比べ石。
鞍馬寺を出ることになった遮那王牛若丸が、名残を惜しんでこの石と背比べをしたという。現代人の我々の感覚からするとずいぶん小さく見えるけれど、ここの鳥居を見てもわかるように、昔の日本人の身長からするとそうおかしな話でもないのだろう。

地図を見ると、上の写真の場所からから北へ尾根を歩けば鞍馬山の山頂へ行ける。しかし遮那王堂と後の尾根との間には注連縄が張られていて、結界となっている。そこを越えていくのは罰当たりな気がして、やめておいた。

背比べ石から石段を下る。

僧正ガ谷の不動堂。その傍らに・・・

義経堂。
牛若丸はこの僧正ガ谷で天狗から武術を習ったと・・・。

続いて鞍馬山と言えば必ず紹介される木の根道。
もっと延々と続くのかと思っていたら、ずいぶん短い距離だった。

深い山で展望は得られない。その分、天狗が飛んでいてもおかしくはないような、そんな雰囲気。

奥の院魔王堂。

鞍馬寺の寺紋を見て天狗のうちわの意匠だと思い、ハウチワカエデが好きな私(と夫)は喜んだ。しかし実は菊の花だそうで、ちょっと残念。

魔王堂からはトラバース道をどんどん下っていく。やがて水音が聞こえてきて何度か切り返すように下ると、貴船川にかかる橋が見えてくる。

西門を出て貴船川を渡り右へと歩いていくと・・・、

貴船神社本宮の鳥居が見えてくる。
この神社は本宮、奥宮、結宮(ゆいのみや)の順でお参りするのが習わしだそうです。

本宮への階段。新緑の頃に来てみたい。

本宮を下り、川床料理で有名な貴船川の右岸をさかのぼる。カフェがあったりして、すっかり観光地の趣。

今日はどこもなんだか光がきれいで、本当に気持ちがいい。
はっ、もしやパワースポットに来ているから?(笑)

結宮はいったん通過。左手に相生の杉を見て、思ひ川を渡ると奥宮の参道。その先に、このきれいな門がある。

奥宮の境内は、人が途切れることのない本宮と違い、ひっそりとしている。慎ましやかな拝殿と本殿にちょうど日が当たっていい感じ。

門の側にある連理の杉(杉と楓)。

引き返して結宮へ。

本宮まで戻り、そのまま車道を下る。バスもあるようだったけれど、歩いた方が気持ちがいい。

叡電の貴船口駅に到着。
京都のパワースポットを二つ巡った今日のコースは、鞍馬寺から下るなら楽勝のハイキング。余裕を持って楽しむことができた。


おまけ↓


叡電の起終点、出町柳駅から近い下鴨神社(賀茂御祖神社)。糺の森の中の参道は人がたくさんいるのに騒々しくなく、気持ちがいい。

楼門をくぐります。

本殿の東隣にある御手洗社(井上社)。ここには私の産土の神である瀬織津姫がおいでになります。


さらにおまけ 「八重の桜」を毎週楽しみにしている夫と私。春には霊山歴史館に行きスペンサー銃を見たりしましたが、今回は・・・、


同志社大学にやってきましたー! 地下鉄今出川駅から直接このキャンパスに出られます。

欧米の大学のような、とてもアカデミックな雰囲気。
はぁ〜、ここ、私もすべり止めで受けて合格していたのですが・・・(って、一体何十年前の話?)

大学から京都御所の中を通って徒歩約15分。新島旧邸へ。ここは見学するのに予約が必要。

紅葉の中の新島旧邸。

「八重の桜」の会津戦争以降は、カナダのテレビ番組「アボンリーへの道」を思わせる映像がよく出てくる(時代もほぼ同じ)。アメリカに住んでいた頃リアルタイムで毎週その番組を観ていた我々にとっては、懐かしさを感じる45分間。そんなわけでここを訪ねることができ、山旅に印象深いひと幕が加わった2日間だった。


京都御所の紅葉


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