飯森山 1658m

大門川渓谷滝巡り(千ガ滝、宮司の滝)
2014年10月31日


清里への下山路から振り返る飯盛山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

8:55平沢峠登山口…9:28平沢山分岐…9:33平沢山分岐…9:50飯盛山10:15…10:55分岐…11:38車道…11:58平沢橋…12:05千ガ滝12:10…12:20平沢橋…12:35宮司の滝12:40…12:55平沢橋…13:11 R141…13:20萌木の村14:55…15:05清里駅

コースタイム
(歩行時間)
4時間 (うち大門川渓谷散策45分)
同行者
その他 タクシー清里駅〜JR最高地点〜平沢峠 2,350円


登山靴のイラスト 翌朝、部屋のカーテンを開けると、外は霧で真っ白。これでは山に登っても仕方がない。1日お買い物デーになるかぁ・・・、と思っていたら、支度をしている間に少しずつ霧が晴れ、視界が得られてきた。そうなればもちろん体を動かせる山の方がいいに決まっている。急いで朝食をとり、清泉寮の送迎バスで清里駅へ。そこから平沢峠の登山口までタクシーに乗った。(本当は小海線で野辺山駅へ移動したかったが、なんといっても運行本数が少ない(- -;;)

途中、運転手さんに頼んで、JR最高地点に寄ってもらう。清里駅と野辺山駅の間にあるここの標高は1375m。恐羅漢山よりも高い。そしてなぜか鉄道神社あり(笑)。

北へと続く小海線の線路。

線路を挟んで神社の反対側には、幸せの鐘。
ならすと幸せになれるそうですよ(運転手さん談)。

平沢峠でタクシーを下車。大きな駐車場の端からは、西側に八ヶ岳の広大な裾野を見晴らす。

今日見えているのは、一面カラマツ林に覆われた「裾野」(-。-;;
まあこれも八ヶ岳東面ではあるけれど・・・。

雲がなければこんな景色が見えるはず。
この看板を見た瞬間に再訪を期す(笑)。

こちらが飯盛山の登山口。
野辺山駅から歩いてくることもできる。

少し登って振り返ると、獅子岩が見える。

それでは飯森山へ向かいましょう。

登っています。

小ピークを越え、気持ちのいい尾根道になった。

野辺山高原を見下ろす。カラマツ林のボリュームがすごい。

平沢山の西側直下までやってきた。標識はないがここを直進すれば平沢山に登れる。しかし今日はガスの中なので、右のトラバース道へ。

トラバース道を歩いていき・・・、

平沢山の南東側分岐を直進。

さっきよりガスが薄くなってきたなぁと思いながら歩いていると、こんな分岐に出た。指道標は直進と言っている。しかし地図を見ると左の小コブ経由でも行けそうだったので左へ。

小コブから見る飯森山。

最後の登り。

山頂に到着〜。他にも案外たくさんの人が登っている。
肝心の八ヶ岳は見えないものの、思ったよりは眺望が得られて嬉しい。











左から男山、御座山(奥)、天狗山











南側を見下ろす。
この辺りの山がこんなに見事にカラマツに覆われているとは知らなかった。
黄金色に輝く頃にはきっと素晴らしい眺めだろう。










下山開始。

ハハ、なにやら工事の男性たちに尋ねています。(むかしから情報収集を欠かさないヒト。)

飯盛山直下から分岐を左へ、清里への下山路をとる。

今日は高い山は見えないかと思っていたら、歩いている間に甲斐駒ガ岳が見えてきた。

とても気持ちのいい尾根上の下山路。
ほんとうはこの写真には八ヶ岳が写っているはずですが、最早そのことは語りますまい(笑)。

振り返ると飯森山がこんな感じ。

登山道の向きが変わると、南アルプスを眺めながらの下りとなる。

甲斐駒に続いて、鳳凰三山まで見えてきた。地蔵岳のオベリスクもはっきりとわかる(マウスポインタを上へ)。

やがて登山道は尾根を離れてトラバース道となり、こんな分岐に至る。さっき歩いた平沢峠からの稜線が上に見えている。ここを左折。

谷の中に入ります。

しみじみと美しい森。

珍しくはないけれどきれいなムラサキシキブ。

快調に下りています。

林床の笹の上の紅葉。

比婆山の白樺展示林を思い出すような眺め。分岐を曲がってからの森の中は、どこも本当に美しかった。

車道に出た。ここから清里まで車道歩き。

沿線の紅葉も、終盤ながらまだ楽しめる。

「名勝 千ヶ滝 300m先」の看板 平沢橋で大門川を渡ると、こんな看板があった。

ハハ「ちょっと行ってみない?」
ワタシ「え゛?! ま、まあいいけど」

というわけで大門川の右岸を下ります。遊歩道は三段峡三ツ滝のものに似て,、けっこう下っていく。

八ヶ岳龍王の岩窟。











千ヶ滝
来てみて良かった。立派な滝でした。










さて平沢橋に戻り、2.5万図を見ると、川の上流には宮司の滝がある。

ワタシ「ついでに行ってみない?」
ハハ「え゛?! ま、まあいいけど」

と、似たような会話を繰り返し、こんどは大門側の右岸を上流へと進む。支沢にはすべてしっかりした橋がかかり・・・、

尾根を回り込むところには桟道もあり、歩くのに支障はない。しかし!

鎖場を下るハハ く、鎖?!

今日は軽くハイキングのはずでしたが・・・?
っていうか、ここ遊歩道じゃないんですか?
これでは登山道じゃないか!(笑)











遊歩道ならぬ登山道を歩いてたどり着いた宮司の滝。
ここで道は行き止まり。引き返す。










帰りはあっという間に平沢橋まで戻ってきた。飯盛山に思わぬおまけがついた。

WELCOME TO KIYOSATO の門 さらに車道を歩いていくと、T字路で国道に当たる。標識がないので地図を見て左折。すると右側にこんな門が見えてくる。ここを入れば清里駅は近いけれど、我々は国道を直進。

萌木の村 こちらにやってまいりました。

まずはRockにて腹ごしらえ。

続いて村内を散策。

アメリカに住んでいた人ならみんな知っている(と思う)、John Deereの農耕機。

ショッピング欲も満たしたところで、清里駅へと戻る。道ぞいにずっと咲いていたのは白いマツムシソウ。初めて見た(@ @)

今朝はどうなることかと思ったお天気だったけれど、結局1日降らずにいてくれて良かった。

清里駅から送迎バスで清泉寮に戻り、さらにショッピング続く(笑)。そろそろ雨が降り始めた。

清泉寮本館のフロント付近。

翌朝、雨の中帰途につく。
こんな雨でも、飯盛山に登る人たちが駅に降り立っていた。

清里駅ホームにて。

この電車で帰ります〜。

小淵沢駅でミルKさんと数分間の逢瀬の後、中央東線に乗り換える。茅野辺りまで来ると、雲をまといながらも八ヶ岳が全容を現し、赤岳まで見える。





          は、はい?





         ここで、出るの?






まあ出てきてくれて有り難いけど、こっちからは何度も見たことがあるんですけど。反対側を見せて欲しかった。次はお願いします(笑)。

清里と言えば「アンノン族」の頃のイメージで、軽くて浅いとしか捉えていなかったし、実際現地にはその頃の名残と思われる妙な形の建物が残骸を晒していたりもした。また駅舎も、きれいではあるものの殺風景でなんの風情もない。しかし、駅周辺のその違和感をのぞけば、八ヶ岳の広大な裾野とそれを取り巻く開放的な山岳風景は素晴らしい。谷の中の上高地とは全然違う良さがある。

今回は東側からの八ヶ岳連峰の全容こそ拝めなかったものの、登山基地としての清里の良さを認識。アメリカ在住時に宿泊したシェイカー教徒の宿を思わせるような落ち着いた清泉寮の雰囲気とも相まって、印象深い2日間となった。上高地に毎年通うことを思えば、ほぼ同じ時間で行ける清里にはきっとまた行くことになるだろう。

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