向山 1065m 〜 蔵座山(最早山) 1064m (3)
北面ルート スノーシュー
  2012年3月3日


下山路の尾根から見る蔵座山(奥)
山頂部の杉林が目印

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:40駐車場所…10:45大岩群10:50…11:05最早山11:10…11:25向山11:30…11:45最早山12:15…13:00 970m台P13:30…14:15徒渉地点…14:25駐車場所

コースタイム(歩行時間) 3時間30分
同行者
その他 入浴@温井スプリングス 700円/1人


登山靴のイラスト 「オレ、この前蔵座山に登ったルートをもう1回やってみたいんだよな」と、夫が言う。実は私も、あのとき地形図を見ていてカナクラ峠よりも手前(西側)に下山路に良さそうな尾根を見つけたので、それを試してみたかった。というわけで2人の希望が一致し、またまた蔵座山(最早山)に行くことになった。

いつものように深入山南登山口の入り口に駐車。車道を渡り、目の前の民家脇(写真の右側にあり写っていない)を通って林道に登る。

林道に出て右折し、右下に民家を見て通り過ぎると、この尾根が見える。回り込んで西側の谷筋からこの尾根に斜上します。

尾根に乗った。あとは上へ上と進めばいい・・・
のですが・・・、

さっそく林道に当たる。直登は難しい。さっきと同じように回り込んで谷から斜上。これを短い間隔で4回繰り返す。

前回よりかなり積雪量が減っているので歩きやすい。あの日は膝までのラッセルで、迂回するだけでも1人では相当時間がかかったことだろう。

尾根自体は傾斜も緩くとても気持ちがいい。

日差しも出ていい感じになってきた。

前回夫が無線を飛ばしたという大岩。それを前にして、腰まで埋まってしまいました。

さらに登っていくと、尾根上とその周囲に巨大な岩が集まる場所を通る。あまり近くに寄らない方がいいですよ。岩の下は不規則に雪が解けているのでハマります。(←ハマったヒト。)

大岩群からひと登りで、山頂直下の林道に飛び出す(5度め)。向こうに見える白い尾根筋が、カナクラ峠に向けて歩くところ。あとであそこを通ります。

林道から一段登って振り返る深入山。

蔵座山の百本杉を抜ける。

するとだだっ広い雪原に出る。ここはコンパスがないと歩けない。

そして大岩の後ろから蔵座山に到着。ここから向山を往復します。

向こうに見えるのが向山。体に感じる以上に標高差があるように見える。

途中のスラリとしたブナ。

背の高いブナが目印の、向山山頂。

向山から見る深入山。すぐに蔵座山へ引き返す。

鞍部の畳平(たたみがなる)付近。やはりこの山は晴天のときに余裕を持って歩くのがいい。

蔵座山の岩の側でランチ。

百本杉の脇を抜け、林道に下りる。

縦走路に入った。この先いったん軽く谷に下がって少し登り返すことになる。(その方が尾根をキープするよりもわかりやすい。)

そしてブナの林立する尾根に乗る。

ここも今日はゆっくり楽しめます。

この尾根の主がこちら。どちら側から見ても圧倒される。

雪庇にヒビが入った痩せ尾根。

登り返して942m地点の北側の小ピークで休憩。

蔵座山を振り返りつつコーヒータイム。

さらに尾根を進む。この写真の場所を過ぎると、前回間違えて下った尾根の分岐に至る。

正しい尾根から、前回下りかけた尾根(白い矢印)を見たところ。黄色い矢印のところに夫が立っている(950m地点)。あそこからこちらに来るのが正解。

正しい尾根(=稜線の尾根)をもう少し進むと、松の木が立つ小さなコブがある(930m地点)。カナクラ峠へは直進。しかし今日はここから左へ下ります。

下り始めると、いこいの村の上に臥龍山が見える。わかりにくい写真ですが珍しい眺めなので・・・。

下り始めてすぐ左側に分岐する尾根をやり過ごして下っていくと、尾根の左下に林道が見えてきた。まさかの展開。下山路でも林道に寸断されるとは・・・。

登路とは逆に、林道に当たるたびに真っ直ぐには下りられないので左右の傾斜の緩いところを探しては下り、ふたたび尾根に乗ることを繰り返す。左側に蔵座山の姿が見え、展望はとてもいい。

こんな具合です。(尾根に乗り直すところ。)

行く手に深入山。この写真を撮ったときは、
 オット、林道の上、
 ツマ、尾根の上(笑)。

深入山南面がどんどん大きくなる。先週はこの山の北面を眺めて感嘆していたのでした。

またまた林道の上。この先でもう一度尾根に乗り・・・、

最後にこんな斜面を下る。すでにR191の車道が見えています。

橋があるとは知らなかったけれど、
ちょうどいいところに下りてきたようです(^ ^)v

(ただしこの橋は丸太が朽ちていて、見た目ほどしっかりはしていません。)

前回よりかなり低くなったとは言え、まだ1m近くある除雪の壁の上を駐車場所まで戻る。今日の登路と下山路は、林道に寸断されるとは言っても尾根自体は気持ちよく、記録が皆無のところでもあり、満足感の大きいルートだった。


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