鬼無里 奥裾花自然園
2016年5月1日


地図とコンパスのイラストデータ
行程

8:50宝幸社駐車場…8:55戸隠神社宝幸社9:00…9:15戸隠神社火之御子社9:20…9:35駐車場

11:45奥裾花自然園入口シャトルバス停…11:55自然園入口12:00…12:20吉池12:40…13:35自然園入口…13:45シャトルバス停

コースタイム(歩行時間)

宝幸社&火之御子社 30分
奥裾花自然園 1時間35分
合計: 2時間35分

同行者
その他 奥裾花自然園 入園料 410円/1人
シャトルバス 往復400円/1人


登山靴のイラスト 戸隠高原から鬼無里の中心部まで、県道76号と国道406号で約1時間。奥裾花自然園はそこから奥裾花渓谷を遡ってさらに1時間。とても奥深くに入る感じがする。

奥裾花ダムの上流に入ると、谷の両岸に見たこともないような大規模な断層地形が次々に現れる。この写真は「ケスタ地形」と言われるものだそうです。この後、サンドパイプ、千畳岩、ハチの巣状風化岩と、地質学に興味がある人でなくとも興奮するような眺めが続き・・・、

大きく弓なりに褶曲した地層 最後にこれが現れる。これらの地形は、1500万年ほど前に、海の底だった鬼無里が地殻変動により急激に隆起して生まれたものだそう。

上の写真の地形が見られるヘアピンカーブからは、高妻山と乙妻山がよく見える。

入園料を払い、この建物の前に駐車。自然園はここからさらに2km上流にある。車道を歩いても構わないが、時間がもったいないのでシャトルバスを利用。乗車時間は5分程度。

シャトルバス終点から車道を歩いて10分。ようやく奥裾花自然園に至る。しばらく管理道を直進し、左折してこうみ平湿原への歩道に入る。

こうみ平湿原への道沿いにある残雪。ここも今年は雪がとても少ないそうです。

ブナ林に囲まれたこうみ平湿原のミズバショウ。

団体さんの後についてしまい、もたもたして進みそうもないので、分岐を左にとり吉池へと向かう。

吉池でコーヒータイム。
池面に姿を映す巨木は、園内の巨木群のうちの1本、推定樹齢400年のトチノキ。

熊よけの金属パイプとバチ 吉池から先へ進む。遊歩道沿いには、熊よけの音を出すための金属パイプとバチが何箇所も設置されている。

管理道終点に出て横断し、ふたたび遊歩道へ。展望台を目指す。

背の高いブナ林。

ブナの間から山々 園を回り込むように進んで奥裾花渓谷の右岸の壁の上まで来ると、標高1280mの展望休憩地があり、こんな眺めが得られる。

右岸の上を歩くように遊歩道を進む。樹齢300年、ブナの巨木。
おや、お祈りしている人がいます。たぶん頭の中は紫色でしょう(笑)。

樹齢350年、ミズナラの巨木。

右岸の壁の上を歩く歩道から離れ、下っていくとブナ林コースの分岐がある。分岐をわずかに入ったところに、樹齢350年、シナノキの巨木。

分岐まで戻り、今池コースへと進む。今池湿原が近づいてきた。












ミズバショウ咲く今池湿原












湿原の周囲をブナ林が囲んでいるのがいい感じです。
他の季節にも来てみたいけれど、あまりにも遠い・・・。










ほぼ園を一周して、最後にやって来たひょうたん池。池の中にはオオサンショウウオの卵がたくさんゆらゆらしていた。

シャトルバス停まで戻る途中の展望地から、戸隠連峰の裏側。いちばん目立っているのが西岳、その左側が本院岳。

車道が谷を回り込み、シャトルバス停が近づくとこんな展望も・・・。左側は堂津山でしょうか(自信なし)。

鬼無里中心部まで戻ってきた。広島のデパートの物産展にもよくやってくる「いろは」のおやきに立ち寄り休憩。

鬼無里は、石見神楽の演目「紅葉狩り」の鬼女が住んでいたという伝説の地。これからは神楽を観るたび、この谷間の集落を思い出すことでしょう。

鬼無里から戸隠高原へは県道36号をとった。途中に大望峠展望台がある。標識の左側にぽこんと見えるのが一夜山。雲がなければその左側に北アルプス後立山連峰の大展望があるはずなのですが・・・(- -;;   明日の飯縄山に期待!

同じ場所から見る峨々たる戸隠連峰。さっきまであの裏側にいたのが不思議な感じがする。明日はあの「岩戸」を背に登り始めます。

「飯縄山」

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