臥龍山西面の冬期ルート尾根から見る大佐山
データ | |
行程 |
9:10大佐スキー場駐車場…9:13林道入口(スノーシュー装着)9:18…10:05尾根取り付き…10:15休憩10:20…11:05休憩11:10…11:45大佐山山頂12:50…13:20 935m峰…13:55林道…14:28車道…14:30駐車場 |
コースタイム(歩行時間) | 4時間 |
同行者 | 夫 |
その他 | 大佐スキー場駐車場代 1000円 |
大佐山に初めて登ったのは10年も前。鷹ノ巣山から県境尾根を縦走してたどり着いた山頂は360度の展望で、時間の経つのを忘れて山座同定を楽しんだのを覚えている。 しかし、2度めにスキー場側から登ったときは山頂付近の潅木が茂り、なんとなく荒れた感じを受けた。潅木のせいで展望も突き抜け感がなく、期待していたような感動は得られなかった。そのとき、それなら潅木が雪で隠れる冬に来てみようと思った。 雪があれば登路は自由にとれる。地形図をじっくり眺めると、山頂南側から南東に延びる顕著な尾根が登路として浮かび上がってきた。R186から西側に伸びる林道をたどれば、その尾根の先端にたどり着けそうだ。そこで昨年春に大潰山に登ったときに、この林道の様子を確認しておいた。 下山路は、935m峰までスキー場のゲレンデを下り、そこから南東に向きを変えて、林道にもっとも近づく尾根の先端を目指すことにした。林道に下りた後は自分たちのラッセル跡を利用できる。回送不要の完璧なオリジナルルートだ(←自画自賛)。 |
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大佐スキー場に車を停め、R186を南下数分。右側(西側)の空き地に入り、スノーシューを装着。この空き地を横切ると、林道に当たるので右折。 | ||
スキー場の管理道に惑わされないように、林道をたどって奥へ入っていく。 | ||
左側から別の林道が合流し、沢筋を右に見て歩いていくと、前方に935m峰が見えてくる。 | ||
さらに別の林道が合流した直後、取り付きと決めていた尾根の先端に至る。しかし急すぎて登れそうになかったので、いったん通過して谷筋から尾根に取り付くことにした。わかりにくいのですが写真の右側が谷。斜面に夫が乗っています。 | ||
尾根に乗りいったん南下。杉(ヒノキだったかも・・・)林を抜けたところで尾根の向きが変わる。ここからはものすごく気持ちのいい尾根上の登り。 | ||
傾斜のほとんどない部分。最高です! | ||
途中の小コブからいったん急下降し、浅い谷を登っているところ。この上でまた尾根に乗るので右折。 | ||
あとは山頂まで登りが続く。登りやすい本当にいい尾根だった。 | ||
ブナ林の中。 | ||
やがて周囲は灌木帯となり、展望が開けてくる。 | ||
振り返るとこんな感じ。 | ||
山頂へ・・・。 | ||
到着〜♪ 風もなく穏やかな山頂。日差しがあるととても暖かい。 |
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それでは夫が見ている方角から、時計回りの大展望をお楽しみください↓。 |
目の前にあるのは大潰山(柏原山)
左側の白いのが雲月山
雲月山を拡大してみました。
天狗石山、高杉山、阿佐山
R186の谷筋
大箒山から大平山へと連なるなだらかな稜線(の一部)
中央に雄鹿原高原スキー場のあるピーク
掛頭山と臥龍山
臥龍山の左肩のコブの向こう側に・・・↓
深入山が少しだけ見える。
十方山、砥石郷山、恐羅漢山、聖山、高岳、191スキー場のある嶽など・・・
こちら側は逆光になり、きれいに写らない(- -;;)
空山(左)と弥畝山
さらに右側には日本海や三瓶山が見えるはずなのだが、
残念ながら今日はそこまでクリアな空ではなかった。
山頂から東へ、スキー場のゲレンデに向けて下山開始。 | |
ゲレンデから山頂部を振り返る。 | |
こちらは臥龍山と掛頭山。 夫の頭の上に見える尾根を登ってきた。 |
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上部のリフトが動いていないため、貸し切り状態のゲレンデ。 | |
下に935m峰が見えてきた。あそこまでゲレンデをたどります。 | |
リフト駅があって急に賑やかになる935m峰から、ゲレンデを離れ南東へと尾根をたどる。 | |
けっこう急な下り。935m峰の最高点でコンパスを振ったつもりが、若干ずれていたようで、左側の浅い谷の向こうに、本来下るべき尾根が見える。もう少し下ってから谷を渡ってその尾根に乗ることにした。 | |
そして目的の尾根に乗り、どんどん下っていくと、朝歩いた林道(白く光る部分)が下に見えてくる。 | |
下りきったところは沢の左岸。朝歩いたのは向こう側。 | |
流れを渡れるところを探してしばらく左岸を下り、この写真の場所で右岸の自分たちのトレースに戻った。(あとでわかったが、無理して渡らなくても、もう少し左岸を歩けば自然に渡れるところがあった。) | |
最後に空き地に戻ると、目の前に大潰山が見えた。 | |
晴天の日曜日、スキー場の駐車場は大賑わい。 大佐山は期待通り積雪期にぴったりの山だった。そして山頂で、次の積雪期ターゲットを見つけましたよ(笑)。 |