恐羅漢山 1346m (12)
(牛小屋高原〜稜線〜台所原〜山頂〜牛小屋高原)
2014年2月16日


聖山から見る冬の恐羅漢山
山頂の左側が広島県、右側は島根県

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:50牛小屋高原…10:00百本杉10:05…10:25主稜線…10:50管理道…11:30台所原平12:20…13:55恐羅漢山山頂14:35…15:05下山路尾根…15:20百本杉…15:30牛小屋高原

コースタイム(歩行時間) 4時間05分
同行者 ぽち隊長、夫
その他 入浴@いこいの村ひろしま 500円/1人


登山靴のイラスト 今日は久しぶりにお散歩犬ぽち隊長との雪山。樹氷や霧氷を見たかったので、行き先を恐羅漢山とした。ルートは2年前と同じ。

内黒峠を越えてスキー場にたどり着いてみると、駐車場は超満員。車道に停めるように誘導された。九州ナンバーの車多し。こんなに賑わう恐羅漢スノーパークを見たのは初めて。

ゲレンデの側を通り、写真の谷を渡ってトラバースで北上していく。今日もふわふわの雪。

大きな尾根を越えて・・・、

百本杉で左折。緩い尾根に取り付く。

ものすごく気持ちのいい尾根。今日はトレースがあり、ラッセル不要。

あっという間に主稜線に乗った。山頂へはここから左。我々はトレースのない右側へ少し進み・・・、

北西へと延びる支尾根に乗る。左側に写っているピークは天杉山.

新雪にトレースがないので、ここですでに埋まりまくってしまう。これから下って、登り返すのが不安になってきた。

こちらは広見山方面。

尾根を下って杉林を抜けると、管理道に下り立つ。もちろんトレースなし。

(オット)「この管理道が長いんだよなぁ」
(ツマ)「そうそう、ラッセルだと大変よねぇ」
 
(ぽち隊長)「・・・、ラッセルだよ・・・」

あ゛ ( ̄∇ ̄;)

管理道は大量の積雪にすっかり様相を変え、場所によってはただの斜面と化していた。

いつも立ち止まって写真を撮る場所。中央の聖岳の左右に高岳と臥龍山。今日の臥龍山はかなりぼやっとしています。

中川山(なかがわやま、なかのごうやま)が迫ってきた。

管理道はトラバース道のため、傾斜を利用して効率良く下りていくことができず、一歩ずつ進むしかない。風もなく暖かい日で、台所原平に下りるまでに汗をかいてしまう。

40分ほど管理道を歩いて、台所原平(中の甲林道終点広場)に到着。

ただ堀り散らかしているようにしか見えませんが・・・、

ちゃんとテーブルができました!

台所原平から山頂を見上げるとこんな感じ。
写真右下にわずかに覗いているのが中の甲林道の看板。

ランチ後、台所原の鞍部へ向かう。この部分は雪がある方がよほど歩きやすい。

鞍部の標識。埋もれていますねー。

台所原には、何度来ても目に留まる木が何本かある。この木もそんな中の一本。

スキーのトレースが数本あるだけで、誰も歩いていない。

こちらのブナトチも健在。

高度が上がると、樹氷や霧氷の世界となる。

クランポンが縦についているわかんではグリップがきかず、ふくらはぎの筋肉が疲れてきた。かと言ってスノーシューでは、すくい上げる雪の重みがかかるのできつさは変わらないはず。(←オット、苦戦中。) ともかくこのさらさらの雪質では、どんな道具を使っていても時間も労力も使ってしまう。
そんなとき役にたつのは・・・、

ぽちラッセル隊長!見よこの豪快なトレース!!


このときと同じくラッセル貢献度は行程の80%におよび、嬉々として散歩にいそしむぽち隊長の作ったトレースに、ずいぶん楽をさせてもらった。
あー、今日声かけて良かったー(笑)。

霧氷の中を山頂目指して登ります。
































主稜線に出ると、向こうに深入山が見える。





お疲れさま〜。
では優雅にコーヒー&ティータイムにしましょう。

今日のデザートは、パティシエールグレイシャーのキャラメルガトーショコラ。

山頂から見る深入山。

こちらは十方山。右から北十方、奥三ツ倉、丸子頭。







下山開始。
トレースだらけの主尾根を北へ下りていく。





花が咲いたような霧氷の林を抜け・・・、

少々急な下りへ。

今回も登路にとった百本杉(白い矢印)に下りる支尾根を下山しようと考えていた。しかし地形図を見ずに主稜線を下りているうちに、いったんは目的の尾根に乗ったにも関わらず確信が持てず、結局、一本北側の緩い谷の中にある小尾根を下ることに・・・。

そして谷に下り、トラバースするように登路の尾根に戻ってきた。(右側が登路のトレース)。

恐羅漢山の主稜線は、尾根がだだっ広いため積雪期にはものすごくたくさんのトレースが錯綜し、今回のようにぼーっと歩いていると、正確な自分の位置がすぐにわからなくなる。前回はしっかり地形図を眺めていたのでちゃんと自分たちのトレースに戻れたけれど、今日は山男2人がいるので油断していた。ま、右側(東側)の支尾根ならどれを下りても牛小屋高原と夏焼峠を結ぶトラバース道のどこかには当たるこから、問題はないと言えばないのですが・・・。

ともあれ今日は新雪がたっぷり降り積もった台所原を登り、恐羅漢山ならではの美しさを堪能して充実した1日だった。




@あまりの積雪量に、主稜線に乗ってから、展望地(尾根地形が明確になり始める辺り)のある尾根を見極めきれず、隣の尾根に乗りそうになる。すぐ気づいて修正。この付近はなだらかなので 雪が多いとわかりにくい。
A赤と緑のラインの接点付近で尾根が分岐する。赤のラインが夫が下りた尾根。急だけどこちらでも下りられるそうです。緑のラインはぽち隊長と計画部ツマが下りた尾根。2009年以来毎回使っています。
Bトレースに惑わされて妙な迂回をしていますね(- -;;
Cいったんは計画通りの尾根に乗っていたことがわかります。

(この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものです。)

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