深入山 1152m (14) スノーシュー&ワカン利用
(925m峰〜深入山〜1105m峰(トンガリ山))
2011年2月5日


小板から見上げる深入山
左端のとがったピークがトンガリ山1105m、
深入山の山頂は見えていません。

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:20駐車場所…9:25尾根取り付き(スノーシュー、ワカン装着)9:45…10:25 925m峰10:30…11:00休憩11:05…11:20登山道合流地点11:25…11:45深入山山頂11:50…12:00トンガリ山直下(ランチ)13:00…13:10トンガリ山13:15…13:55別荘地(休憩)14:10…14:20駐車場所

コースタイム(歩行時間) 2時間40分
同行者 ヒロさん(旧Oさん)、ユッキー、夫
その他 入浴@ひまわり 300円/1人


登山靴のイラスト 北側から深入山を眺めると、本峰よりもよほど目立つ尖ったピークがある。それが1105m峰。ずっと気になっていたそのピークに、この冬の大量の積雪を利用して行く計画をたてた。『西中国山地』によれば、そのピークの名前はトンガリ山。

どういうルートどりにしようかと地図を凝視した結果、小板の車道からすぐに尾根に乗り、925mのピークを経て深入山の林間コースに合流、山頂を往復した後トンガリ山に行って、そのまま北西尾根を下る、深入山北面の周回コースが出来上がった。もちろんネット上に記録はない。

同行者は、ユッキーと、2年ぶりに登場のヒロさん(旧Oさんこと「低山名山の阿部寛」、なのでヒロさん)。2人とも読図には興味がありそうなので、今日は地図をじっくり眺めてコンパスを駆使しつつ登ります。こういうバリエーションはぽち隊長も喜んでくれそうだけれど、さすがに2週続けて声をかけるのは憚られ・・・(笑)。

小板の別荘地に入り、除雪でできた空き地に駐車。そこから車道をR191まで5分ほど戻ると、乗るべき尾根が見えてくる。

写真の場所で雪の上に上がり、左上に見える尾根にとりつきます。
(ちなみに手前方向が小板の別荘地。看板のある場所がR191と恐羅漢への大規模林道との交差点。)

尾根に乗ってどんどん登っていくと、やがて左右から尾根が合流してくるのが見える。その様子と地形図を見て、925mの手前に、地形図には出ない小コブがあるのを予測。そしてその通り小コブに乗った(写真)。

小コブからはいったん小鞍部に下り、登り返すとすぐに925m峰に至る。南北に細長いことも、ここが925mだと判断するポイント。

925mで、次の尾根に乗り換える地点にコンパスを再調整。いったん鞍部に下り、緩やかに登り返す。やがて左側に大きな尾根が見えてきて・・・、

その尾根との合流点に向かって、急な登りとなる。

登りきると、谷(イデガ谷)の向こうにトンガリ山が見える(写真奥のピーク)。

登るときに左前方に見えていた尾根を見下ろすとこんな感じ。『西中国山地』には、深入山の登路として、イデガ谷を登ってこの尾根にとりつくルートが紹介してあり、その故か、テープの印がついていた。

尾根を乗り換えた後、無雪期の林間コースとの合流点を目指して、ひたすら登っていく。

日が差していい感じになってきましたー!

けっこうな急登。けれど週日に好天が続いたせいで、先週のようなラッセルの苦労はなし。(と思うのは、私が最後尾だったからかもしれませんが。)

行く手が明るくなってきた。樹林帯を抜けて振り返ると・・・、

臥龍山の大展望が待っていた。

同じ場所から、全面氷結しているらしい聖湖。

雪原をもう少し登る。
ちなみにこのスキーのようなトレースは、夫が遊び心でつけたもの。「直登でもいいけど、こっちの方がおもしろいと思ったんだよ」ということです。

林間コースの尾根に合流。左に曲がると、深入山山頂部が見えてくる。

3人と1匹の足跡。
左端の1匹は私じゃないですよ(笑)。

団体さんで大賑わいの休憩所を過ぎ、山頂を目指す。

ボーダーのみなさんが集う山頂。
今日は穏やかな晴天なのに、ここだけはやはり風が強い。

山頂から、林間コースの尾根についた自分たちのトレースを見下ろす。

寒い山頂を早々に辞し、ランチ場所へ向かう。
おっとその前に、展望があるときのコンパスの調整の仕方を復習。

トンガリ山の南側はこ〜んな大雪原。
スキーのトレースが1本、なぜか途中までついていた。

樹林帯の入り口をランチ場所に決める。今日は働く人が多いので、工事現場をじっと眺めていると・・・(笑)、

とても立派なスノーテーブルが出来上がりました o(^ ^)o
深入山の北面を見ながら、最高のランチタイム。

暖かいのでランチタイムも1時間に及ぶ。
そしておもむろにトンガリ山へ・・・。

しばらく樹林帯を行くと、展望が開ける。

ここがトンガリ山山頂。
深入山に登る人はたくさんいても、ここに来たことのある人はほとんどいないだろう。

はっ! この記録で人気のピークになるかも?(笑)

トンガリ山から深入山を振り返るとこんな感じ。

トンガリ山からは、北西尾根を下山。はっきりした尾根なのであまり心配はないけれど、途中で違う尾根に乗ってしまわないように、コンパスを調整。

このときほどではないけれど、スノーシューでは滑りすぎてちょっと怖ろしく感じられそうな急傾斜。(今日のスノーシュー組はヒロさんと夫、ワカン組はユッキーと私。)

尾根にはこんな大岩が散見される。この岩の先で若干尾根の向きが変わります。

またまた急な下り。左側はイデガ谷。その谷を隔てて、朝の登路がずっと樹間に見えるのがうれしい。

傾斜が緩んで、気持ちのいい尾根になった。

そして樹相が変わり、松の木が増えてきて、さらには植林帯に入ったところが尾根の先端部。

ここからは地図を見て、右上の尾根の下をトラバース気味に進む。どうもここには(地図にはないけれど)車道があるようです。

車道らしきところを歩いていくと、臥龍山を目の前にする、思いがけない大展望地に飛び出した。(別荘用地?)

あまりの好展望に、ここでまたティータイム。風もなく暖かい今日はこんな余裕が生まれる。ここから駐車場所は指呼の間だし。


駐車場所に戻る途中で振り返る今日のルート。
登りの尾根を「ぴよ尾根」、トンガリ山からの下りの尾根を「タロ尾根」と
名づけることになりました(笑)。

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