帝釈峡 (4)
2012年11月10日


秋色の雄橋

地図とコンパスのイラストデータ
行程

12:50帝釈峡北入口駐車場…13:15雄橋…13:30断魚渓…13:40養魚場14:05…14:45駐車場=(車で移動)=15:25龍神湖駐車場…15:45遊歩道終点(引き返す)…16:20不矢立城址…16:30駐車場

コースタイム(歩行時間) 2時間35分
同行者 両親、夫
その他 北入口駐車場 300円、 トレイルセンター前駐車場 300円


登山靴のイラスト 数年前から、お正月にツマ実家に泊まらない代わりに、両親と近場にプチ旅行をするようになった。今年もまだ寒いうちに温泉がいいだろうと思っていたら、父から「ぬくいときの方がええよ」と言われ、ずれ込んで紅葉時期の帝釈峡が行き先となった。

まずは北入口第二駐車場(弥生食堂前)に車を停め、養魚場まで往復。帝釈峡は三段峡と違って遊歩道にアップダウンがほとんどなく、危険箇所もないので、老若男女誰でも歩ける。

全体的な紅葉は最盛期を過ぎていたが、遊歩道を歩いていると、まだ綺麗な場所が次々に現れた。

































鬼の唐門







ちょっと退屈そうな男性陣。どんどん先に歩いています(笑)。

一方の女性陣は紅葉や花にいちいち立ち止まる。
これはタイシャクアザミのようですが・・・(いまひとつ自信がない)。

雄橋をくぐり抜ける。

南側から見るとこんな感じ。本当に橋の形。以前は上が集落をつなぐ生活道路になっていたとか・・・。

どんどん歩いて、断魚渓にかかる橋を渡る。この付近の紅葉はすでに終盤。

養魚場の近くの川の中に格好のスペースを見つけ、コーヒータイム。

今日のお菓子はパティシエールグレイシャー製さつまいものチーズケーキ。下の黒い台がおいしい(^ ^)

ひきかえして断魚渓。

西側が開けた場所。

駐車場まで戻ってきた。帝釈峡近くのりんご園が直売所を設けていて、そこでふじを購入。シャリシャリのカリカリでとてもおいしかった。

駐車場から北へ5分、第一駐車場の側にあるのは・・・、

709年開基の帝釈天永明寺。

車でトレイルセンター前駐車場に移動。ここの土産物屋の建物は、いつ見ても一瞬で時を遡れる感じがする。

錦に変化する1本の紅葉。

ここからは神龍湖の遊覧船に乗ることもできる。「船に乗る?」と(いちおう)聞いてみると、全員から「歩いた方がええよ!」という返事が戻ってきた。やっぱりね(笑)。

さくら橋を渡り、湖の右岸を遊歩道の終点まで往復することにする。神龍橋を右手に見て直進。

ここは右の道を直進。

ちなみに上帝釈からずっと歩いてくると、左側の道からここに出てくる。その記録はこちらからどうぞ。

絵のような一画。

遊歩道終点。ここから先は落石や崩落のため歩くことができない。この先の通行止め部分が通れれば、北入口と神龍湖をつなぐのに山越えをしなくてもすむのですが・・・。

引き返して神龍橋まで戻ると、対岸がとてもきれいだったので・・・、









渡ってみました。























神龍橋の上からの眺め。湖上には遊覧船がけっこうな速度で行き来する。
この写真の奥にちらっと写っているのが、今夜の宿、錦彩館

橋を渡り返して駐車場に戻る途中、不矢立(やたたず)城址にさくさくと登っていくチチ。

ハハもさっさかと登ってきます。

ここの紅葉は見事でした。

城址から遊歩道に下り、駐車場に戻って旅館へ移動。


風呂桶のイラスト錦彩館はすべての部屋とお風呂が神龍湖に面している。夕食は作り置きではなく、塩焼きもてんぷらも熱いものが熱いまま運ばれてきて、とてもおいしく満腹になった。


翌朝は雨。
部屋から見下ろす湖面と紅葉。

朝食をとっていると、雨の中、白鳥の夫婦がおでましになった。


花面公園の紅葉
今日は雨なので下帝釈峡にドライブ。トレイルセンター横の道路から、クライミングをする人にはおなじみの花面(はなづら)公園を目指す。









公園から見下ろす下帝釈峡はまだ紅葉の最盛期。
雨なので鮮やかさには欠けるけれど、
千尋の谷の眺めは圧巻。









谷底から屹立する岩盤に圧倒される。
この谷に日電歩道のようなものができれば
広島の「下の廊下」になるのですが・・・。







花面公園から観音堂遺跡まで行って引き返す。そしてトレイルセンターに戻る途中、ある場所に立ち寄った。









2.5万図に「火の首」と記されているところ。
民家(城後さん)が1軒だけぽつんとあり、
その前からの神龍湖の眺めが素晴らしい。

以前同じように雨の中を、どこに行くという当てもなくドライブした末に
行き止まりで見たのがここの景色だった。
雷雨の中、車窓から見たこの眺めが忘れられず、もう一度行きたい、
けれどあれは本当にあった景色なのだろうか、とすら思うほど
記憶の中では現実味に乏しいままだった眺め。

そのとき2.5万図に「だいたいここを通っただろう」と印をつけておいた。
今回また来てみると、ほぼその印の通り。
やはり現実に存在する場所だった。
しかし前回もそうだったが、雨で秘境感が増幅され、
今回も違う世界に来てしまったような感じを受ける。

地図をよく見ると、ここには神龍湖に架かる紅葉橋から
歩いてくることができそうだ。こんど来てみよう。







庄原に戻る途中、ひときわ目立っていた見事なもみじ。

蕎麦 なかや 締めくくりは知る人ぞ知るこちらのお店。昨晩と今朝のごはんでおなかが減らないので、ランチにおそばはちょうど良かった(笑)。

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