嶽 989m (3) 東面ルート
2014年2月23日


下山路から見る嶽山頂への登路(左から右へ)

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:40虫送峠…9:55尾根取り付き…10:25 964mP…11:00嶽山頂11:55…12:10展望ピーク12:45…13:50 R191…14:00虫送峠

コースタイム(歩行時間) 3時間
同行者
その他


登山靴のイラスト 昨年2度登った嶽(だけ)はマイナーな山だけに思いがけない眺めが展開し、とても良かった。今年は積雪量が多く立つ位置が昨年よりも高くなるので、木の枝に遮られず、さらにいい眺めが得られるのではないかと期待。
虫送峠から車道を少し島根県側に下り、林道に乗る。今日はしっかり雪が締まって、歩きやすい。

木々の影が美しい林道。昨年は崖だった法面がすっかりなだらかな雪の斜面になっている。

画面を横に走っているのが県境尾根。今日はこの尾根には乗らず、このまま林道を歩き谷を渡る。(県境尾根の登りはこちらの記録で。)

谷を渡り、矢印の尾根にとりつく。昨年2度めの嶽と同じルート。同じアングルで撮った写真を比べると、雪がとても多いのがわかる。

尾根に乗りましたー!

登るに連れ、どんどん展望が開けてくる。
こちらは掛頭山(右)と八幡原。中央奥に見える白いところは・・・、

天狗石山(左)と高杉山です。

登りきったところで右へ方向転換。県境尾根に乗り。964mピークを目指す。

964mピークでふたたび方向転換し、県境尾根を登っていく。小ピークがいくつかあり、そのたびに微妙に向きが変わる。今日は積雪が多く、赤テープもまったく見あたらない。

964mの次の小ピークで、左手に下山路となる尾根が見えた。少し尾根をはずれて撮ったのがこの写真。

ここからは山頂も見える。

尾根に戻ると、山道?の窪みを横切る場所がある。昨年はここが大きな段差になっていたけれど、今年は楽に歩ける。

最高に気持ちのいい登り。
次のピークでまた方向転換し登っていくと、数本のブナの木が見られ・・・、

山頂が近づく。

ここが嶽山頂。写真の奥側から歩いてきました。

誰もいない、誰も来るはずのない山頂で、とても静かなランチ。それから展望を楽しむ。

山頂にたどり着くと、まず目に入るのがこの見事な山容。
これが無名峰とは俄には信じがたい。

ちなみに写真の右奥に、青野山がぼーっと写っています。

無名峰の右側遠くには益田市街。

日本海の上に立つこの山は、20万図で見ると須佐高山のようですが、登ったことがないので自信がありません。

続いて右へ、これは正本山? (同じく未登のため自信なし。)

さらに右側は空山(右)と弥畝山。
足元が高い分、昨年よりはよく見える。

さて無名峰の左側は・・・↓







右から安蔵寺山、赤谷山と大神ガ岳、岩倉山、
半四郎山・広見山(重なって見える)、中川山〜天杉山、
そしていちばん高いところが恐羅漢山

昨年は山頂からこれほどの展望は得られなかった。
やはり雪があるといいですね。





安蔵山と赤谷山〜大神ガ岳を拡大。
いちばん左側に懸崖があるのがわかるでしょうか。

半四郎山、広見山と岩倉山。

恐羅漢山と十方山。

手前から高岳、聖山、砥石郷山、十方山。

さて、下山はまず山頂南側の小ピーク(写真上の横に長いピーク)を目指す。昨年展望が良くて気に入ったところ。すでにここからも深入山(が見えていますね(左上)。

ウツナゴヤ谷の源頭である鞍部へ下り、小ピークへと登り返す。







小ピークに到着。コーヒータイム。
昨年より1m以上は足元が高いのだろう、期待した通りの大展望。







臥龍山(左)〜深入山
大箒山はかなり霞んでいます。







大箒山(左から二つ目の奥にあるピーク)、床尾山、深入山







見事としか言いようのない深入山(左側はトンガリ山)
この山はここから見てもそうだけれど、離れて見ると
普段の気軽さとはうって変わって、その高さにはっとさせられる。







どっしりとした高岳、奥へ続く聖山、砥石郷山、そして十方山
20万図を見ると、この4峰はほぼ直線に並んでいる。
高岳の左側は彦八の頭でしょうか。
ちなみに矢印の鞍部が夏焼峠。








もちろん恐羅漢山も見えます。
(いちばん高いところ。)





大展望とコーヒーを楽しんだ後、こんどは東に向きを変え、次の小ピークへ向かう。写真は広くて気持ちのいい鞍部。

緩く登り返すと小ピーク。ここでまた向きを変えます。

下りにかかると大ブナが現れる。

さらに下っていくと、尾根を外れたところにまた背の高いブナがある。下の方に夫が写っています。その背丈と比べてみてください。

このブナにはなぜかハシゴがかかっています。
「クマ用だ」と夫説(笑)。ま、実際幹にはクマの爪痕がたくさんついていましたけどね。

尾根に戻り、こんどは深入山を見る下り。

またまた向きを変えて、ふたたび臥龍山を見る下り。

痩せ尾根になってきて、眼下にR191の車道が見える。左側のウツナゴヤ谷は・・・、

こんな感じ。昨年はなかった林道が谷の奥の方まで延びていた。

最後にR191に下りるルートは、この小コブから右に曲がり・・・、

急な尾根を下る。

本当は、上の写真コブのよりもひとつ上の尾根分岐で尾根を乗り替えようと考えていた。しかし今日は昨年のように分岐の標高を書き入れた地図を持っていなかったので、またしても読図がいいかげんになってしまった(-。-;; 充分な情報を持たず下山路で尾根を選んでいくのは本当に難しい。完璧にできるときもあるから、面白くてやめられないのだけれど・・・。

ともあれこの写真の尾根を下った先はちょうど法面のコンクリートが途切れたとろで、木の枝につかまりながらも、なんとか車道に下りられた。

今日の嶽は、昨年登った日と1日しか違わないのに、ずいぶん積雪量が多かった。そして雪の白さ、締まり具合、大展望、ほかに人がいない静けさ・・・、すべてが素晴らしかった。このオリジナルルートは、我々のお気に入りとなりそうだ。

GPS軌跡は昨年のものを参照ください。


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